森のかけら | 大五木材


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弊社で制作している『モザイクボード』の納品先は、圧倒的に県外が多いのですが(主に関東、東海、近畿方面)、県内からも時々お声がかかります。その場合は工務店さんからの注文というよりも、施主さんからの直接の問い合わせがほとんどです。今回も市内の方からご注文をいただき、出荷準備の作業をしています。モザイクボードは、10数種の樹種が混在する多樹種積層フリーボードで、基本サイズは3000✕600✕30㎜と2000✕500✕30㎜の2種類で、無塗装品の状態で弊社に保管してあります。

ご注文をいただいて商品出荷時に、#180でサンダー磨きして仕上げます。ご要望に応じてこちらで植物性オイル塗装をすることも可能です。今までの実績でみると、その後自分でいろいろカットして加工するケースが多いため、無塗装での出荷が圧倒的多数。今回は必要サイズがはっきり分かっているので、長さをカットして角も糸面加工して、オイル塗装してからの納品となりました。私的にはオイルを塗らせてもらえると、仕上がり状態の色合いを自分の目で確認できるので、心配性の私としては不安の種がひとつ消せます。

併せて、最終的に塗装をしてどんな感じに「変化」したのかを見てみたいという願望もあります。大体の予想はつくとはいえ、その組み合わせはそれぞれ1枚きりなので、明るめの樹種を多めに入れた場合、全体の色調がこんな感じになるとか、濃いめの樹種だとこうなるといった、ザックリしたイメージを見ておいて、次にどういう樹種を混ぜ合わせるかの参考にするのです。無塗装の状態で見るのと、オイルが染み込んで眠っていた本来の木の色が呼び起されて現れた表情とでは随分と印象が変わってきます

左の写真の上半分は無塗装の状態。下半分はオイルを塗った状態。黒っぽく見えるのは、ブラック・ウォールナットサーモアッシュ。赤っぽく見えるのはブビンガケンパス、ブラック・チェリーなど。黄色く見えるのはケヤキなど、緑っぽく見えるのはイエローポプラなど。同じぐらいの比率で作ったとしても、その配置や量によって随分と雰囲気が変わってきます。最近は、樹種の指定や完成後のイメージまで細かく指定される事もあったりしますが、丁重にお断りさせていただいています。どうなるか、それは端材の神のみぞ知るところ




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