森のかけら | 大五木材


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私にとって今年最初にして(今のところ)最大の(正月2日目にして!)衝撃を与えてくれたラ・コリーナ近江八幡ネタもいよいよ本日最後(予定)。実際の滞在時間は2,3時間だったと思うのですが、見るモノどれもが新鮮で濃密な時間でした。娘たちは美味しいバームクーヘンやお菓子に満足と、家族でたっぷり楽しませていただきました。ところで、1000本ものクリ(栗)の丸太を使われていましたが、使われている木はすべてがクリというわけではなくて、用途に合わせて適材適所に木が使われていました。

カステラショップから中庭への通路の天井部分には、『カラマツ(落葉松)』の木が意匠的に使われていました。クリの木も岐阜と長野の県境辺りにまで行かれて探してこられたということだったので、この落葉松もその辺りのものかな?個性的な随所に木をたっぷり使われているのに、木がでしゃばりすぎずに、周辺の風景に自然に溶け込んでいて素晴らしいです。自然だから曲がりくねったり、割れたり、節があったり、虫に喰われているのだって当たり前。そうは分かっていても、ここまで出来るのは施主側の理解あってこそ

このラ・コリーナも構想から実現に至るまで、いろいろと紆余曲折もあり、何年もかかったそうですが、そりゃあここまで気持ちを固めて、覚悟を決めるのは時間もかかることでしょう。湧き上がってくるイメージや構想の中から時間が経っても沈殿しない上澄みだけを救い出して、更にそれを蒸留させて残った強くて揺るぎない濃い信念なければ出来ません。100の言い訳よりも1つの実行だなと、つくづく我が身を恥ずかしい。それでも大きな刺激を受けて、実際に出来る事を具体的に考える機会となったのはありがたい事です。

ラ・コリーナの構想はこれが完成ではなく、今はじまったばかりだそうで、あくまでも今は種蒔きの段階だそうです。本当の意味で完成するのは50年後、100年後。その頃には木々も成長してきっと鎮守の森のような光景になっているかもしれません。お菓子屋さんが、喜々として100年後の森を夢描く。本来スパンの長い仕事であるはずの林業、材木業は100年後の未来を笑顔で語ることが出来るであろうか。受け身で仕事が来るのを待っている身では100年後の構想などイメージすら出来ない。自分で刈り取る糧は自分で蒔こう!

敷地のざまざまな場所に沢山の幼樹が植えられています。まだまだこれからもいっぱい植えていかれる予定だそうです。クヌギとかどんぐりの木はビックリするぐらい成長が速いので、きっと数年後に来ればこの辺りも全然違う風景が広がっていると思います。1つや2つ枯れようがその何倍も植えていく。仕事とか商売とかを越えて、『生きざま』を感じました。山本昌仁社長の著書の最後の方に、先代からかけられた言葉があります。「いまは気張ってやってるけど、あんまり飛ばすなよ。商売にスタートはあってもゴールはないんや。」気張りすぎず、慌てず、急ぎすぎぬように一歩ずつ。肝に銘じる。




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