森のかけら | 大五木材


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20151124 1今年新設された「第1回ウッドデザイン賞2015(新・木づかい顕彰)」において、「森のかけら」が「ハートフルデザイン部門」でウッドデザイン賞を受賞しました。ウッドデザイン賞とは、「木」に関するあらゆるモノ・コトを対象に、暮らしを豊かにする、人を健やかにする、社会を豊かにするという3つの視点から、デザイン性が優れた製品・取組等を表彰するもので、建築家の隈研吾氏、プロダクトデザイナーの益田文和氏、アーティストの日比野克彦氏、慶應義塾大学大学院教授の伊香賀俊治氏ら各分野の専門家の方々が審査(審査委員長は赤池学氏)されます。

 

20151124 2第1回という事で全国から822点の応募があったそうですが、その中から397点が二次審査を通過してウッドデザイン賞を受賞。表彰部門は、その特性に合わせてライフスタイルデザイン部門、ハートフルデザイン部門、ソーシャルデザイン部門に分かれていて、【森のかけら】は「木を使う事で快適性を高めたり、五感や感性に働きかける木製品」などを審査するハートフルデザイン部門に応募しました。賞が欲しいというより、どういう風に評価されるのか知りたい気持ち。

 

20151124 3本当は「森のかけら」だけでなく、「モザイクボード」や「森のりんご、森の毒りんご」、などの商品も応募しようと思っていたのですが、イベント等も重なっていたのと、申請にあたって結構な分量の言葉を書かねばならなかったのですが、頭をひねりにひねってようやくほぼ書き上げたと思ったら、パソコンの操作ミスで一瞬にしてすべてが消去されてしまい、疲れがたまっていたこともあり、すっかり心が折れてしまい、今回は「森のかけら」だけとなりました。

 

20151124 4いろいろな木を使ってただ35㎜角に加工しただけのシンプルな商品であっても、その数が200を越えるようになれば、それはそれで商品価値はあると認めていただけたのだと思います。もともと教育教材として作ったわけではありませんが、最近は大学や学校関係などからのご注文も増えていてありがたい限りです。しかし特殊材を扱う製材工場が淘汰され、木材市場が縮小していく現状の中、多様な樹種を集めるという事はこれからはかなり困難になってくると思われます

 

20151124 5そんな中で私の勝手な決意としては、国内外の多様な、昔から今まで我々の暮らしの近いところでご縁があった木たちを記憶や文章、ネットなどの記録としてだけでなく、実際に触れたり、匂いや色も実感できる実物として残していくためにも、これからも『森のかけら』を作り続けていくつもりです。それをさらに発展させて、視覚的にも触感的にも楽しめる『森のりんご』などを作っておりますが、もっと洗練された出口を目指して精進していきたいと思っております。

※ 「第1回ウッドデザイン賞2015(新・木づかい顕彰)




20101005 「かけら」の苗木を植えて①第4回キッズデザイン賞の受賞を記念して作った企画商品【森のかけら36・今だからこそこどもに伝えたい日本の木36】にたくさんのご注文を頂いております、感謝!以前にもブログで紹介させていただきましたが、最近テレビのCMなどでも、この受賞を冠した商品PRが目立っております。現金なもので、自分自身も昨年まではこの賞の事など気にもしていなかったのですが、自分に関係性が出来ると途端に目が行くようになりました。受賞を売り文句にしたくはないのですが、(現実にはそうなってしまっているかもしれませんが・・・)自分の口ばかりではさすがに限界がありますので、メジャーな出口も活用させていただかねば、あまり安穏と構えていてもこちらが立ち行かなくなります。端材から作っているという経緯もありますので、幾らでも増産できるという物でもないのですが、作り始めて4年。モノ造りの新たな段階に進むためにもそろそろ本格的に独り立ちさせねばなりません。

20101005 「かけら」の苗木を植えて ②               ↑ 『住まい情報・分譲版 9月号』㈱SPC発行に掲載していただきました。

20101005 「かけら」の苗木を植えて ③販売が増えるにつれ、自分のストライクゾーン外に広がる事に正直不安も感じていました。虚勢を張っていながらも実は小心者ですから、自分で枠を作って保守的になっていた事は否めません。自分というスポークスマンがついていないと理解してもらえない、買ってもらえないというのは逃げ口上であり、過保護であったかもしれません。もっと堂々と商品そのもので勝負するステージに来ている、来なければならない事は感じているのですが、【森のかけら】に対して親離れが出来ていなかったように痛感します。

 

20101005 「かけら」の苗木を植えて④メディアなどで取り上げていただく機会が増え、第三者の口によって【森のかけら】が語られるにつれ、何というか嫉妬心のようなものがメラメラと・・・駄目なんです、それでは。分かってはいるのですが、自分が腹を痛めて生み出した(!)商品だけに愛着が深すぎて割り切れない部分がありました。やはり自分でないと魅力を伝えきれないと思っていたのですが、キッズデザイン賞という世に認められた価値観に認められたことによって、一種の諦め(決して悪い意味ではなく)がつきました。

 

 

20101005 「かけら」の苗木を植えて⑤そういう機会を求めていたのかもしれません。【今だからこそこどもに~】の企画商品を作ってから、ご購入された方の中には、私のストライクゾーン以外のところで共鳴していただいた方もいると思います。それは、キッズデザインという価値観であったり、他のメディアの信用度であったりするかもしれません。これからはそのあたりをうまく利用させていただいて、別の感覚を持った方の意見を注入させていただきたいと思っています。いろいろな樹種があってこその森ですから、やはりこの地にたくさんの針広混交の苗を植えていただきたいと思っています。




受賞記念-広告アップが予定より1日遅れてしまいましたが、お知らせしておいた『第4回キッズデザイン受賞記念セレクション・今だからこそこどもに伝えたい日本の木36』を本日より発売開始致します。従来の【森のかけら36】と仕様自体は同じなのですが、日本の木120種の中から、このテーマに即した木を私がセレクトして、メッセージを添えさせていただきました。あくまでも私個人の独断と偏見のセレクション36です!箸、椀、まな板、お櫃、杓文字、下駄、鉛筆、洗濯板、風呂桶、櫛・・・昔から日本の伝統的な生活を支えてきた「木である物」がどんどん異素材に変わっていき、我々の身近な場面から消えつつあります。それぞれの特性を活かし、もったいないの精神で連綿と受け継がれてきた木の文化がこのまま消失してしまって本当にいいのでしょうか?先祖が切り開いた自然との共生の入り口を閉ざしてしまっていいのでしょうか?

 

20100810 今だからこそこどもに伝えたい日本の木36②我々の想像を遥かに凌ぐ先人の智慧や木の物語を次の世代に語り継いでいく事が、森の恩恵を受けて、木の仕事を業とする私達の役割だと思います。そこで、数ある日本の木の中から、日本人の暮らしと関わりの深い木、日本人として当然知っておきたい木、地域文化の主張的な木、などを愛媛県の材木屋の視点で36種選んでみました。なぜこの木が漏れているのか等、大いに異論もあることでしょうが、それが更に木を語り合うきっかけになればいいと思います。

 

20100810 今だからこそこどもに伝えたい日本の木36③本当は、それぞれにそれぞれの【森のかけら36】があっていいと思うのですが、直接的に木に馴染みのない方にとっては、36種選ぶだけでも容易な事ではありません。実は以前から、テーマに沿ったセレクト36があれば、というご要望もあって、それに応えようとも思ってたのですが、【森の5かけら】ならまだテーマを絞り込めやすかったのですが、36種ともなるとこれがなかなか適したテーマが見つけられませんでした。例えば産地限定モノ(北海道36とか四国36とか)なども考えたのですが、やはり36種類という数がネックとなりました。またあまりマニアックなセレクトにしてしまうと、必然的に購買者層を限定してしまいます。そういう問題を全てクリアできたのが今回の『今だからこそこどもに伝えたい日本の木36』です。この36種を選ぶにあたっては、私自身も相当に悩みました。あちらを立てればこちらが立たず・・・。

 

20100810 今だからこそこどもに伝えたい日本の木36④地域性や一般的な認知度、その材が手にはいり易いか否か、などなど判断基準はいくらでもあるのですが、そこは愛媛で材木屋が作っているという原点に立ち返って、あえて「木材」としては馴染みの薄い『蜜柑』なども選びました。こういう物って、選択者の好みがはっきりと出ますから、それに対する良し悪しはご容赦いただいて、純粋に木の物語を楽しんでいただければと思います。中には聞き慣れない木もあるでしょうが、この36種を知っていればかなりの『木のファン』を自称できるのではないかと思います。

 

★『第4回キッズデザイン受賞記念セレクション・今だからこそこどもに伝えたい日本の木36』・・・・・特別価格¥15,000(消費税・送料込み。お申し込みは、こちらからでも出来ます→注文ボタン




20100805 キッズデザインのかけら①キッズデザイン』という言葉があるのをご存知でしょうか?文字通り次世代を担う子どもたちの健やかな成長発達につながる社会環境の創出のために、デザインのチカラを役立てようとする考え方であり、活動です。決してこども向けの商品とあなどってはいけません。そこには、安全・安心で創造性のあるデザインが必要不可欠で、商品の根源的なテーマがより純粋に求められる世界です。当然の事ながら、子どものモノを購入するのは親である大人です。大人が共感出来るモノづくりを応援するというコンセプトに賛同した多くの企業や団体で構成しているのが、内閣府認証のNPO(特定非営利活動法人)である『キッズデザイン協議会』です。

20100805 キッズデザインのかけら②2007年に設立され、その理念を実現・普及させるために顕彰制度が制定され、単なる子ども向けの製品だけでなく、そのサービスや施設、プログラムなども対象とした顕彰制度で、今年で4年目になります。昨年のキッズデザイン大賞の栄を受けたのは、昨年話題になった三菱電機の『蒸気による火傷に配慮した、蒸気の出ない炊飯器蒸気レスIHジャー炊飯器』です。第4回となる今年は、全国から、過去最大の335件の応募があり、その中から185点がキッズデザイン賞に選ばれました。

 

20100805 キッズデザインのかけら③色々な部門があるのですが、「フューチャープロダクツ部門」において、【森のかけら100】も『キッズデザイン賞』に選ばれました。上記のIHジャー炊飯器のような大賞ではなく、応募の約半数近くが該当する賞名のですが、それでも他の受賞名を見ると、日本人なら誰でも知っているような上場の一流企業の名前がズラリ!大手のビッグネームと最先端の技術の成果の中にあって、「大五木材」の名前は何だか異質に見えますが、賞を得たという事よりも、異分野の第三者も方に、しかも大五木材という存在をご存じない方に、【森のかけら】という単独の商品が評価されたという事がとても嬉しいです。

20100805 キッズデザインのかけら④今まで地元や業界内での評価は、大五木材というあの変な材木屋が作った商品という事で、先に弊社や私のキャラクターありきのものでしたが、今回それとは別の次元で一定の評価をいただいたという事は、この商品に価値があるというお墨付きをいただいたようで、製作者としては何ともいえない満足感に浸っています。以前に、人が生きていく喜びは4つあって、そのうちのひとつが誰かに認めてもらう事だという教えを聞いた事があります。自分が扱っている商品ではなく、自分が作った商品が認められたという事に意味があります。今回の応募にあたり日頃から色々とご協力をいただいるパルス・デザインの大内さん、スタッフの皆さん、、エスデザインスタジオの佐野さん藤田雅彦さん、そして【森のかけら】の製作に対していつもご協力をいただき支えていただいている多くの皆さんに心から感謝致します。

 

★その思いを言葉以外のモノで伝えるためにも、認められた成果を出さねばなりません。そこで今回、この受賞を記念しまして、【第4回キッズデザイン賞受賞記念セレクション・今だからこそ子どもに伝えたい日本の木36】を特別販売致します。発売は8月9日(火)からの予定です。詳細は後日お知らせします。




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