Monthly Archives: 2008年 12月

北限のブナ、北へ向かう。

大晦日で田舎に帰省していますが、昨年とはえらい違いです。今年も寒波が来て寒いのは寒いのですが、雪は降っていません。昨年は、数年振りの大雪で子供達みんなでカマクラを作りました。関東とかに話すと、「えっ、愛媛でもカマクラが出来るの?」と驚かれますが、最近はさすがに温暖化の影響か、大雪はなくなりましたが自分が子供の頃は結構積もっていました。子供の頃は雪が積もるのが楽しみでしたが、大人になると寒いし出かけられなくなるし・・・ただ子供は雪が珍しく、正月休みはいとこ達が大勢集まっているので雪合戦やらカマクラ作りで盛り上がります。

どこの雪国ですか?という感じでしょ。愛媛県です。昔の写真ではありません、昨年の今日の事です。カマクラもしっかり固めれば結構長持ちしますが、なにぶん寒くて長時間は「滞在」できませんでした。今年は雪にもならずに、子供達にとっては少し残念な大晦日となりました。まあ子供は集まれば天気も道具も関係ありません。あるもので適当に遊びます。ちなみに私は4人兄弟で、全員結婚していて1家族二人以上子供がいるので、勢揃いすると子供だけで10人います。それに親がいるわけですから・・・相当の人数が一堂に揃うことになります。

雪の話に戻りますが、私の田舎・西予市野村町は北海道の黒内松町と姉妹町提携を結んでいます。野村町の大野ヶ原という所には貴重なブナの原生林がありますが、黒内松町も「ブナの北限」として有名な町で、その縁で姉妹町提携につなっがたようです。そういう事もあり、黒内松町というキーワードには敏感なのですが、数年前に倉本聰さんの講演を聞かせて頂いたのですが、その時にいままで北限といわれていた黒内松町よりもさらに北でもブナが生育し始めたという話しをされていました。今年は愛媛も雪がほとんど降ってないので、やっぱり温暖化かな~などと考えますが、昨年は「どこが温暖化や!」というぐらい寒くて、ブナの事など思い出しもしませんでした。つくづく人間身勝手なものだと思います。北海道は今日も寒波がきていてとても寒いようですが、寒さにも暑さにも耐え、それでもブナは少しずつ北へ向かっていくのでしょう。まさに、たゆまざる歩み恐ろしい北のブナ・・・。

林業家、野菜を熱く語る!

昨日、今年最後の「適材適所no.127」をようやく発送。以前からお取引があるとこ+ご来店いただいて発送を希望された方+イベントなどで知り合った方など縁があった方に送っているうちに、少しずつ増えて昨日は619通ありました。クロネコヤマトに持って行ってメール便で送るのですが、さすがに1箱に収まりきらず紙類とはいえ結構の重さがありました。早いものでもう作り始めて10年が過ぎました。えっ、もうそんなに経ったのかな~という感想です。まさに光陰矢のごとし!

ところで話は変わります。本日の事で、このブログを見られた頃には終わっているかもしれませんが、今日1230日(火)の午前1140からのFM愛媛「えひめまるごと15分」で、久万造林㈱の社長、盟友・井部健太郎君が登場します。健太郎君は、久万林業の礎を築いた井部栄範翁の子孫で、先祖が残した良質な久万の杉・桧材をきちんと管理し継続できる健全な林業経営を目指し日々頑張っている男です。ヤマハのメカニックとして世界中を回っていたという異例の経歴を持ち、林業の世界に新しい風を吹き込んでいます。

 

しかし、現実の林業経営はとても根気が要る気の長~いもので甘くはありません。とりあえずは明日の食い扶持も考えながら30年後、40年後を見据えていくというダイナミックなものです。そこで井部君は、長期的なビジョンとしての林業経営に手を打ち一方で、短期的に結果の出る別の事業を立ち上げました。それが、豊穣な久万の大地で育った野菜を取りまとめ、家々にデリバリーする、八百屋「木っちん」です。詳しくは久万造林㈱さんのHPを見ていただければよく分かります。今ではかなり順調に契約農家や取引先も増えたようでかなり安定、むしろキャパを超えるのでは?と心配しているほどです。年明けには松山市内のサニーマートさんで、久万高原町の物産展があり、それに仲間と出展予定ということで、その件でラジオにも出演するようです。地元で時間のある方は是非聞いてみて下さい。

特にお勧めが放し飼い鶏のこの卵!超新鮮な生卵をほかほかご飯にかけてみて下さい。絶品です!井部健太郎君とは、単なる木材仲間という関係を越えて、異業種の方々も巻き込みながら新たな展開を模索しております。今まで木材業界にとらわれ過ぎていて見えなかったもの、聞こえなかったものが少しずつ見えたり、聞こえたりするようになってきました。一人では出来ないことも仲間がいれば何とかなります。つくづく友のありがたさを感じる年の瀬です。