森のかけら | 大五木材


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20100331 アバターいよいよ明日から新年度が始まります。大きな変化の1年でしたが、来年もっと大きなうねりが、遥か沖の方でビッグ・ウェンズデーの胎動が伝わってきます。今年度以上に激動の1年になりそうです。それも望むところ!多くの方との出会いで随分世界も広がりました。『アバター』の惑星パンドラに迷い込んだのかと錯覚するほど、きらびやかなまぶしい世界も体験させていただきましたし、まだまだ木材業界に潜む未知の野獣達とも遭遇させていただきました(身に覚えのある方、あなたの事です!)。新たな扉を開けるたびに、どこが不況なんだと驚愕しつつ己の努力不足を感じております。

20090707 久万郷2地元の木材業界に同世代が多く、そのほとんどと固い結束で結ばれているというのも天佑だと思います。ならばそれを活かさない手はないし、志ある者は更に人のつながりを広げてくれます。今後の展開の中で異業種とのコラボも増えてくると思いますが、根っこは『』であることは変わりません。職種としての材木業にこだわるのではなく、あくまで『木を扱う人』としてこだわっていきたいと思います。学者やコレクターになってもいかず、それで商いをしつつも目標とするところは、『木の好きな変な小理屈じじい』です。『カールじいさん』のように改心はしません、出来ません!

CAZB96I8 【森のかけら】もお陰様で世界への扉を開ける事が出来ましたが、世界の木材フェチ、いや木材ファンを満足させるような新商品の開発も必要です。安定供給を確立するためにも旅にも出ようと思っています。最近全国各地から道場破りのようにやって来る木材馬鹿者どもの所にも行って酒を、いやお話をしなければなりません。新しい潮流になりそうですが、こういうのはあまりきっちりした形にせずに、あくまで自然体がいいですね!しかし、江戸のこだま浪花のブラックパイソン越前之国の赤まむし・・次々と現れる奴等の目的は何なのでしょうか?いかん、脱線しそうです!彼(→)もなぜ?

R0014306しかしこの数年の新たな出会い・体験で、少々は感性の波を乗りこなすコツも会得しました。本当のサーフィンは全く出来ませんし、泳ぎも得意ではありませんが、感性の波だと溺れても死ぬことはなさそうなので思い切って波乗りに挑めます。もうそろそろ、『いつかきっと』は卒業し、『明日ではなく、今日きっと』やるを実行しようと思います。理屈をあれこれ考えるのは性に合いません。やってみて失敗でも死ぬこたあないと腹をくくって動きます。次第に役者も揃って参りました!春の陽気で暖かくなってきたせいでしょうかか、胸の奥の方がなにやらザワザワとしてきましたぞ!




20100330 堀の内公園先週の週末、家族で愛媛県美術館にお出かけしました。ずっと工事中だった堀の内公園もすっかり綺麗に整備され、いろいろな木が植栽されて淡い桜もあちこちに咲いていました。目的は、愛媛県美術館(南館)県民ギャラリー3Fで開催されている、エヒメデザイン協会さんがプロデュースされた「第8回えひめ児童版画コンクール 天才ちるどれん」で、見事佳作に選ばれた息子の作品を見に行くため。佳作といえども、こういうのは1種のセレモニーとして家族で祝ってやらねば、という事でほぼ最終ギリギリにて観に行くことになりました。

20100330 堀の内公園2

ここには結構な大木も多くあり、いつもこの大きなクスノキ(樟)には圧倒されます。この公園の整備中にも幾らかの木が伐採・撤去されていましたが、行く先は産業廃棄物扱いになるのだと思いますが、それなら分けて欲しい~と思いつつも、じゃあ全部引き取ってなどと言われると困ってしまう現実もあります。原木の伐採の撤去についてはよく声を掛けていただくのですが、こちらの希望サイズ、欲しい量との兼ね合いがあり、物が大きいだけに保管も含め適時に適量というわけにはいかないのが悩ましいところです。

R0014631この、「第8回えひめ児童版画コンクール 天才ちるどれん」というのは各小学校で製作した版画から選抜した物を応募して審査するものだと思うのですが、あの『トトロの森を描いた男鹿和雄』さんも審査員として参加されていました。県内全域から応募された小学生の版画で埋め尽くされています。版画と言っても色もついていてかなりカラフル。さすがに高学年ともなると、唸るような素晴らしい物もあります!美術の先生の指導もいいのだと思いますが、型にはまらないピュアな感性の爆発には刺激を受けます。

 

20100330 堀の内公園6私も子供の頃から画を描くのが大好きで、美術の時間は至宝のひと時でした。小学生の頃は、画の神童かと騒がれましたが、そのうち呆気なく埋没。わが息子・壯介(小2)の作品は、こちらの『やったねホームラン』です。少々漫画チックな画ですが、本人は動きのあるところを一生懸命描いたようです。賞をいただくことは励みにもなりますが、なにより人に認めていただくという事ほどモチベーションが上がるものはありません。私は子供の頃は画ぐらいしか自信のあるものがありませんでしたが、それがどれだけ自分の支えになったことか。

大五木材マーク

わが子たちは、顔出し看板で気持ちだけ『天才』を味わいましたが、『イタズラ大好き!遊び大好き!』という点では天才クリアかも知れません。誰でも何かひとつ自分が輝ける舞台があるというのは素晴らしいことだと思います。自分もまさかこうして、人様の前で木の話をしたり家造りの感動を共有させていただく事が出来ようとは夢にも思っておりませんでした。今にして思えば、この道しか自分が活かせる道はなかったろうなとつくづく思います。今では材木屋という仕事以外の自分の姿が想像できません。よくこの世界の人は、他の業界では絶対に務まらないと口にされますが、私も典型だと実感します。材木屋という職業がこの世に存在したことを神様に感謝するばかり。もっとも最近は「おたく、何屋さん?」というフレーズもすっかり定着しましたが、「いえいえ、それもこれも材木屋の仕事です!」と胸を張って言い返しております。子供たちよ、これが父の最高傑作『だいごマーク』!これが限界?父を乗り越えてゆけ~!




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大長編となりつつある『ネバーエンディング・ドラゴンストーリー』が完結せぬままにまた新たなドラゴンサブストーリーが生まれました!実は先日、ドラゴンマスターマスター・ブラザーから、先日の展示会の打ち上げという事でありがたいお誘いをいただきました。打ち上げといっても、私は初日に参加させていただいただけなので申し訳なかったのですが、一緒にお酒も飲みたかったのでふたつ返事で伺わせていただきました。最近ブログお酒の事ばかりですね・・・と言われましたが、こういう時のために自宅では一切飲んでおりません、大丈夫です(何が?)。

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当日、他の方が急遽用事が入ったらしく、ドラゴンブラザースイシムラトモコさんと私の4人の慰労会という事になりました。いかん、これは最初から仕組まれた泣きの設定ではなかろうか!と心配をしていたのも最初の2杯まで・・・。まずは、ドラゴンマスターが自ら花屋さんで厳選した緑色の紫陽花とってもセンスの良いセレクト!)をトモコさんにプレゼント!『なぜこれを?』とか必ず聴かれるメンバーなのでマスターもちゃんと考えて選ばれてました。面倒な人間ばかりでスミマセン・・・でもそこが大事!

20100327 ドラゴンの宴4

物凄く気に入っているのだけど、もともと猫族の釣り目なあので微妙な表情に見えます。こういう画を使うと怒られて報復が怖いのですが、感情の出てない画はつまらないので・・・。ここから、それぞれがドラゴンハウスの思いを語り始めます。出会って半年とは思えないほど気心の知れる仲にさせていただいたドラゴン・ブラザースには本当に感謝しております。施主自らが作っていただいたDVDのオープニングは、『家作りは素晴らしい。そしてそれを作るひとたちも素晴らしい』のテロップが流れます。マスター、あなたこそが一番素晴らしい!

20100327 ドラゴンの宴5そこからはお互いの褒め合い!設計が良かった、施主が良かった、現場管理が良かった、お兄さんが良かった、大工さんが良かった、もみじ建築の乗松社長が良かった、業者が良かった、木材も良かった・・・褒め殺しかっ!と思うほどの賛辞が飛び交います。自分が言わないと誰も言ってくれないというのもありますが、実際にほとんどネガティブな悪い話がありませんでした。関わった皆がすべて前向きなのでこういう事になるんでしょう。家づくりはこうでなくっちゃ!家造りの本質を改めて感じた次第です。このあたりで既にかなりの日本酒が空いていました。

20100327 ドラゴンの宴6

お話が、若くして亡くなられたドラゴン兄弟のお父上の話あたりになると、ドラゴンマスターの目にもキラリと光るものが・・・。ご両人は当日引越しもされていて、相当お疲れのところをわざわざ時間を取っていただきました。これに報いるためにはもっと飲んで感動を共有せねば!酒と泪でボロボロになるマスターを優しく気遣うマスター・ブラザー。男3人のご兄弟ということでしたが、お兄さんのお力なしには建っていません。私も3男1女の4人兄弟ですが、両親を亡くしてから兄弟のありがたみが分かるようになってきました。酒を酌み交わせる男兄弟はいいもんです。ここでマスター撃沈・・・。

R0014418その後、マスターの奥さんも合流(別の会に出られていて)更に楽しく盛り上がらせていただきました!そこから先の写真も撮ったのですが、さすがに私も酔いと泪でまともに写っているのは1枚もありませんでした!しかし本当に楽しい宴を催していただき感謝感激です!家を建てようと思う誰もがこういう関係を望まれると思うのですが、いろいろな理由からうまくいかない場合が多いのも現実です。これほど皆が有効な関係が築けるのは稀有な事だと思います。それはそれぞれに『思い』があり、それが1つの方向を目指してつながっていたからです。家作りに関わらせていただいて、涙を流せるのは材木屋の本懐です!トモちゃん、ありがとう。龍ちゃん、お兄さん、ドラゴン・ファミリーの皆さん、ありがとーっ、あなた達み~んな最高です!ドラゴンハウスに栄光あれ!




20100328 戸田材木店4昨日大阪からの刺客が、いやお客さんが見えられました。大阪は茨木市の(資)戸田材木店戸田昌志さんです。以前に東京は新木場から㈱五感の前田英樹さんが来られた事をアップしましたが、どうやらその『虎の穴』から第二弾の刺客が送られてきたようです。この週末を利用してわざわざ大阪から車を運転して来られた奇特な方です。前田さんから私の事を聞いたうえであえて来られるわけですから、どう考えても普通の方ではありません。こちらも「来るなら来いっ、受けて立ったるわ!」の心境です。

20100328 戸田材木店2案の定、この30代の半ばのお若い刺客、本物の木材馬鹿野郎でした!挨拶に懐からさり気なく取り出した名刺ケースは『神代朴』!この名刺ケース、戸田さんの会社で製造販売されているとの事でした。この他にも同じ形状で樹種違いがあると聞くと、コレクターの血が騒いだのですが、いかんいかん・・・これではまんまと敵の罠にはまってしまうと、ここはぐっと我慢!危ない、危ない、この刺客飛び道具も備えておりました。お会いしたのは初めてというより、電話があったのも前日の事なのですが、なぜだか全く距離感を感じないのはやはり同じ血族だからでしょうか!

20100328 戸田材木店3それからお互いが語る、語る・・・来社されたのが午前11時頃でしたが、それから時が経つのも忘れて語り合いました。2階のショールームと倉庫の中で延々木材談義が続き、気がついたら午後4時!なんと、食事もしないで5時間話し続けていました!私も食事をしていなかったのですが、不思議にお腹がすく事もありませんでした。気持ちよく喋ったのでお腹が一杯になっていたのかもしれません。しかし戸田さんには失礼な事をしました。食事でもしながらお話すればよかったかなと今更ながら思いますが、まあ子供のように夢中になってしまいました。どうかお許しを!

20100328 戸田材木店

戸田さんも独学で一生懸命木を学ばれたようです。その研究熱心な真摯な態度はご自身のブログを読めば一目瞭然!この人一直線に本気です!うわべだけの知識ではなく、一般消費者にも分かりやすく木の何たるかを説明されています。イメージ先行の私にとって頭の下がる博識さ。いずれ『大阪一の材木屋になりたい』と語っておられたが、小さい小さい。『日本一の熱い本物の材木屋』になりなはれ!あなたならなれます。お陰でまた熱く胸が騒ぎました。いつの間にやら刺客は友に変身、友よまた5時間語り合いましょう!




来る春、去る春

20100327 産業技術研究所人事異動の季節、それぞれにいろいろな帰去来があります。我が家の子供達の通う小学校でも、先生方の移動があり泣き笑いがありました。自分自身には無縁の事とですが、周囲の方や身内でも移動があるなど桜の季節、幾つかの「来る春、去る春」があります。先日、愛媛県産業技術研究所岡田所長が定年を迎えられた事に触れさせていただきましたが(私にとっては永遠に『岡田所長』であることに変わりはないのですが)、こちらでも人事が発表され、後任の新所長には、窯業技術センター長安岡史朗さんが就任されました。兼務されるようです。

20100311 トムと安岡さん 安岡新所長㊧とは以前から交流があり、岡田イズムの正統な継承者です!岡田名誉所長もそうでしたが、安岡所長も気取りがなく気さくなお方で、親しくお付き合いをさせていただいております。精神だけではなく、お酒の呑み具合まで継承されているのはありがたいことです!この数年で行政アレルギーは遠い過去の事になりました。つくづく自分は周囲の方々に恵まれていると思います。安岡新所長の就任お祝いもせねばなりません。藤田さん、これも大事な民間とのコミュニュケーションですので、設営お任せしました!

R0014239さて、その産業技術研究所の前にある『テクノプラザ愛媛』に用事があって伺ったのですが、ホールの一角に『えひめ発の新商品』という事で【森のかけら】も展示していただいていました。他にも数社の商品があるのですが、物が大きなせいもあって一番大きく真ん中にドンと展示していただき、他の企業の方に申し訳ないようなありがたいような。いやいや、こういう所で遠慮は禁物!やはり目だって何ぼの世界ですから。結構長い間展示していただいていて、こちらで商品を見られて弊社を訪ねてこられる方も少なくないのです。

20100327-2また、名刺を渡してご挨拶すると「あっ、この商品どっかで見たんだけど・・・」と言われる方の多くが、このテクノプラザでの展示だったりして、意外と言うと失礼ですが、こちらからのつながりが多い事に驚いています。それだけ、今新しい事業を起業したり、新商品の開発などを模索して、こちらを訪ねられる方が多い証拠でもあるのでしょう。ポップなども付けていただき、センス良く綺麗に展示していただいていて本当にありがたいです。この【森のかけら】を製造始める前にもこちらにも何回か来た事はあったのですが、こうして飾っていただくような事になるとは想像もしていませんでした。感慨深いものもありますが、一歩引いて展示物を見ると、少々大袈裟かも知れませんが、もはや【森のかけら】も単に大五木材という会社の一商品というだけでなく、いろいろな方の期待や思いも背負わさせていただいているのだなあと感じました。

 

20100327-3曲がりなりにも『えひめ発の新商品』という肩書きで県の施設に展示していただくという事のありがたさと責任を感じています。このホームページを作らさせていただいた事で全国の方に情報発信が出来るようになり、確実に販路も売り上げも増えました。更にそれぞれの方の濃密なネットワークのお陰でコアな連帯(尋常ではないような・・・)も広がりつつあります。『仕分け作業』の事が話題になり、無駄の削減の効用はあると思いますが、一概に全てが無駄だったわけではないと思います。弊社も『デザイン活用支援事業』という補助制度のお陰で、こうして商品を世に出すことが出来ました。もし数年遅ければ、【森のかけら】もこうして世に出ることがなかったかもしれません。零細企業にとって県の支援というのは錦の御旗的な意味合いもあります。ですから尚の事、きちんと販売という形で成果も出さねばと思います。




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