森のかけら | 大五木材


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20010731 恐るべし、バリィさん!①ラジオで聞いて最近知ったのですが、愛媛県今治市のイメージキャラクター・バリィさんが何やら人気らしいですね。今治市は、全国でも有数のタオルの生産地でありますが、高校野球の「今治西高校」でご存知の方も多いかもしれません。松山市の隣の市になります。今治市の産業などをモチーフにしたゆるキャラのようですが、今治は焼き鳥も有名で、そこからトリ(ヒヨコ?)になっているようです。また頭には来島海峡大橋を戴き、手にはタンカーのミニチュア造船が盛ん)、腹巻(タオル)と、改めて見れば今治市は特産品と呼べる物多いんですね~!このバリィさん、愛嬌もあって秀逸なゆるキャラではないですか。なんかこの自己主張の強くなさそうな控えめで朴訥とした感じがまたいいんじゃないでしょうか。

 

20010731 恐るべし、バリィさん!②全国各地でさまざまなゆるキャラが作られているようですが、あまりに奇抜な物ややり過ぎてしまったゆるキャラは賞味期限も短いようです。長く愛されてこそのキャラクターですから、あまり時代性に迎合したキャラを作ると後々「痛い」事になります。やはりキャラクターにとってもっとも肝心なのは、「飽きがこない」という事と「シンプルで分かりやすい」ではないでしょうか。このバリィさん、何だかベタベタっぽいけど、きっとこういうモノが案外残っていくような気がします。誰にでもかけるじゃん・・・っていうのも大事な要素だと思います。書ける=真似される、というのも人気者の証ですから。弊社のキャラクターマーク『だいごちゃん』は、シンプルで書きやすいですよ~。『何も見なくても、いつでも誰でもどこでも描ける』、これを目指しました。素人デザインですからこのレベルですが、何といっても使っている本人が気に入っているのが一番です。

 

20010731 恐るべし、バリィさん!③実はそろそろ『だいごちゃん』の兄弟も作ろうかと考えたのですが、このキャラに魂を絞り過ぎて次が出ません。これがアマチュアとプロの差でしょう。ビギナーズラックは1回限りです。まあ。これがビギナーズラックなのかどうかは本人の受け取り方次第ではありますが・・・いいんです。この『だいごちゃん』も、パルスデザイン大内さんにロゴや色をつけていただき、当初よりは随分洗練されました。それにしても無地のTシャツってと思うでしょうが、小さく小さく印刷する時なんかは、無地の方が細部がつぶれないのでいいです。プロに任せればもっと素晴らしいデザインが出来るのは分かっていますが、キャラには『愛着』という目には見えない要素もあります。こればかりは中からにじみ出る物ではなく、受け取り側が感じ作るもの。だいごちゃんもこう見えても既に10歳を超えました。

 

20010731 恐るべし、バリィさん!④ところで、久万高原町もキャラクターマークを募集しているとの事。今まで無かったのが不思議なくらいですが。『久万郷』や井部健太郎君のお陰で久万高原町とも浅からぬお付き合いをさせていただいております。これは恩返しの意味も込めて応募してみるか!。しかし久万=熊といっても、熊が棲んでいるわけではないし、林業の町だと丸太坊のようなベタベタになるし、高原野菜といっても今治の特産品ほど際立った特徴がないし、う~ん、これは案外難しい・・・。なるほど、そう考えるとバリィさんの凄さが分かります。人気は伊達じゃない、恐るべしバリィさん!




20090716 ワンズ3開放的な気分になるからでしょうか、冬場よりも圧倒的に増えるのがこの時期のウッドデッキのお問い合わせです。雨や雪などの施工上の問題や、冬期に作ってもわざわざ寒い外でバーべキューもないでしょうから当然と言えば当然ですが、この酷暑の中で硬木を相手に格闘される大工さんは大変です。汗だくだくになって施工されている大工さんの元に、追加材を納品などする時は、何だか「こんな硬い木で申し訳ありません・・・」というような気分になんるのですが、長い目でみればやはりこれで間違っていないと自分を奮い立たせ、元気に「追加のデッキ材お持ちしました~!」と爽やかに納品させていただきます。最近はイペマニルカラウリンなどの硬い高耐久木材も認知度が出てきて、広く一般の方にも浸透してきましたが、このあたりに入ってきた当初は材の特性をなかなか理解してもらえずに苦労しました。

 

20090716 ワンズ2さて、本日もウッドデッキのお問い合わせとご注文が入り、材料をご用意させていただきました。弊社では取り扱い商社の傾向から現在はイペマニルカラ(アマゾンジャラ)を中心に品揃えしていますが、少量であればイタウバ、サッチーネ、ムイラカチアラなどの硬木も在庫があります。デッキ材は結構な値段もするうえに、他への転用が効きにくいので、小刻みなサイズがあります。例えば2m、2.1m、2.4m、2.7m、3mという具合。これに厚みと幅が加わって、掛け算式に樹種が加わると膨大なアイテムになってしまうので、現在はサイズと樹種を絞り込んでいます。

20100730 ウッドデッキの重たい思い③お買い求めいただく方にとっては、サイズのバリエーションがあった方がいいのは分かるのですが、現実的にはデッキの専門店でなければ多品種多寸法の在庫管理は難しいです。在庫段階でもロスの発生が出ますし、あるゆるさサイズが常時国内に入荷しているとも限りません。大型の公共工事などが出ると一過性の欠品状態も発生しますし、こういう物はタイミングで大きく左右します。今回のご注文はイペ㊨でしたが、色々な事情で価格が上がってきております。

20100730 ウッドデッキの重たい思い④当然価格も重要ですが、最近は発注から納材までの時間が短い傾向があるので、すぐに間に合うという要素もとても重要です。少量であれば宅急便でも送れるのですが、この重さです。当然運賃も安くはありません!量がまとまれば、4トン車とか10トン車での運搬となるのですが、そうなると宅急便のように即日配車は難しくなります。東京にあるけど、松山に届くのは1週間後、では間に合わない事もしばしば・・・。先方にも色々な事情がありますので、致し方ありません。そうなるとやはり樹種とサイズを絞り込んで、集中的に在庫していくしかありません。

20100730 ウッドデッキの重たい思い⑤これがまた皮肉な物で、絞り込んだサイズ以外の注文が増えたりするのです!選ばれなかったサイズの怨念?いやいや、世の中そううまくはいかない事になっているのでしょう。これからはマニルカラ1本に絞ろうかなと思っていたところへのイペの注文です。ああ、イペの怒りを買ったか~!1年も経てば何の木を使ってもすっかり退色してどれでも一緒じゃないか・・・などと言ってはいけません!確かにそれは現実ですが、その裏で何を提案すればいいのか真剣に悩みながら関わっている多数の関係者がいるのも事実です。ウッドデッキが重たいのはみんなのそんな思いのせいかも?




20100729 木が乾燥するには時間がかかる①このたび縁があって、20年近くの長期間にわたって天然乾燥させた米松(ダグラス・ファー)の挽き材が手に入りました。最近はもっぱら乾燥機に入れて短時間で一気に乾燥させてしまいますが、急激な温度変化により、材中の油分まで失ってしまうのが悩ましいところです。20年前だと乾燥機もまだまだ普及しておらず、生木を乾かせるためには、桟を切ってひたすらお天道様の力を借りてジワジワと乾かすしかなかったのです。私が入社した当時もそれが当たり前の事で、『木が乾くには時間がかかる』というのは常識でした。

20100729 木が乾燥するには時間がかかる②まだプレカットも言葉すら聞いたことのない時代でしたが、今から思えばその様変わりぶりに「前時代的」な印象すら受けてしまいます。その前の10年と、その後の10年で木材業界は劇的に変化したものです。ところで、人工乾燥させた物と天然乾燥の違いですが、やはり「光沢」や「」が失われていくのは切ないです。しかし、人乾(人工乾燥)の場合、木のおおよその含水率が分かるので、使う際の安心感はあります。天乾(天然乾燥)の場合は、「よし、これならいける」という判断の見極めは「経験」と「」になりますので、材木屋の目が物を言います。

20100729 木が乾燥するには時間がかかる③材を持ってみて、この樹種がこの重さならかなり乾いているとか、まだ甘いとか瞬時に判断しなければなりませんが、もうこれは才能とかではなく、どれだけ今までに木に触ってるかという経験則によるものです。判断を間違うと、施工後に収縮してとんでもない事になります。私も若い頃には随分と失敗をしました。扱った事のある樹種とサイズが少なかったので、でこれぐらいの重さなら乾いている、米栂ならこれぐらいという樹種間の違いが分からず、柱が生乾きで縮んでしまって取替え工事になったり、未乾燥のスプルースの枠材を納品して大目玉をくらったり、乾燥にまつわる失敗は無数にあります。

20100729 木が乾燥するには時間がかかる④今でも、これからもずーと勉強ですが、失敗のお陰で少しは判断にも自信が持てるようになりました。ただアフリカ材などの大きな板などは、どこが乾燥の安心なボーダーラインなのかは今でもよく分かりません。もともと比重の高い木は乾いても重たいですから、重さだけでは判断できません。そんな中で今回の米松は、その乾燥具合に誰でも太鼓判を押せるほどの完璧な乾燥材です。見た目は真っ黒ですがひと削りすると艶のある美しい木肌が現れました。さすがは天乾だけあって、光沢も失われていません。

20100729 木が乾燥するには時間がかかる⑤材もピーラー級の上質なものでした。まだまだ脂っ気もあります。天乾だとどうしてもパサパサになってしまうのですが、長期間かけてジワジワと乾いたので触感も瑞々しいです。身近に乾いた挽き材があり、急な注文にも対応出来るというのは、凄く助かります。造作に使える色物(節のない化粧材)で乾いた目込みの米松なんて、意外にあるようでないものです。まあ、これも使い始めたらすぐになくなってしまうのですが、乾燥に擁した膨大な時間の事も考えながら丁寧に売っていこうと思っています。




全国各地で猛暑が続いておりますが、ロシアでも100数年ぶりに記録更新する暑さだとかで、もはや異常気象とは呼べないほど恒常化しつつある世界の気候です。これから生まれてくる子供たちにとっては、これが当たり前の世界になっていくのだと思うと背筋が寒くなる思いですが、「常識」とか「普通」という概念は、気候だけでなく人間の内部からも随分変化してきているような気がします。そんな思いも無関係に、弊社事務所の前の『』の木は、酷暑何するものぞとばかりにグイグイ伸びています。以前にもブログでアップしましたが、この桐は植えたわけではなくて、飛来した種か、鳥の糞に紛れ込んだ種がちゃっかり根付いたものです。異常なほど樹勢が盛んなので、毎年伸びすぎて電線に引っかかりそうになるので、可哀想ですが毎年根元から伐らざるを得ません。しかし、可哀想に思っていたのも最初の1年だけでした・・・。

なぜなら、根元からバッサリ伐っても、半年もすれば元も姿に復元してしまうのです!「嘘~!」と思うほどの生命力です。しかも特別に水を与えているわけではないのですが、これがよく出来たもので、外の水道の排水口の傍に生えているので、別の用事で水を使うたびにちゃっかり自然と水を補給できているのです。まあそういう環境だからこそこの場所に根付いたのでしょう。大きく育てようと懸命に水を与える木は思うように大きくならず、ほったらかしの桐はたくましく大きくなる。何かの暗示であるような・・・。

それが実は偶然にも、桐の特性と見事に合致していたのです。桐は排水の良い肥えた土地を好み、風当たりが弱く、日当りはよい方を好むが西日は嫌うという性質で、これはまさに弊社の桐の生えている場所そのままです!そして、腐りやすいので剪定は必要ないのですが、苗木を植えた翌年、翌々年に根元から伐ると、新芽が出て枝下の長い良材が育つという、手入れのイロハをたまたま実践していたのです。偶然が重なり、桐が加速度的に成長していたとは・・・!また、桐の和名の「キリ」も、木を伐るとすぐに芽を出し早く成長する事に由来するといわれていますが、名は体をあらわしますな~。

そういう欲の皮の突っ張った人間を諌めるためかどうか、桐は生長が早い分だけ寿命は、せいぜい30~50年と短いのです。短く太い人(樹)生です。葉っぱは対生で、葉縁に鋸歯はありませんが、左の画像のように葉先が3~5裂するものが多いようです。何気なく取った下の方に生えていた桐の葉っぱで、この大きさ!特別に大きな葉っぱではありません。寝ている息子の横において大きさの比較ですが、あまりの大きさに何かCGのような違和感を感じるかもしれませんがまぎれない真実です。さて、そんな桐の葉っぱはデカイ!異様なほどデカイです。この道路沿いでも、会社の庭先に桐が育っている所が散見できますので、元々は同じ仲間かもしれませんが、うちの葉っぱが一番大きいような・・・

別に競っているわけではないのですが、水分たっぷり、やや日陰、(1年間は)放置される、と生育条件が揃っているのでしょうか。いっそのこと今年からは伐採は止めて、数年サイクルで大きく育てて製品として販売しようかしら?これぞ究極のエコロジアルなマテリアルです!右の画像は昨年伐採した幹です。幹もなんだか毎年少しずつ大きくなっているような・・・。これ、本当に育てようと思えば、5年もすれば相当の大きさに育つのではなるのでは!5年後に伐採、製材して製品になった時、『産地・大五木材敷地』なんて産地証明を書くことになるのでしょうか。名前も『大五桐』とか付けたりして・・・ああ、夢は広がる、桐の葉のように!

念のため、熟睡する息子の背中に乗せてみました。ああ、何だか余計に作り物っぽい画になってしまった!まあ、それぐらい大きいということです。ケチ根性と好奇心を両親に持つ【森のかけら】の製作者としては、こんな面白そうな桐の葉っぱを見てると、このまま朽ちさせてしまうのはもったいないと思ってしまうのです。樹皮は染料に、葉は防虫用に、炭は絵画用や眉墨にも利用されているようで、みんな骨までしゃぶっているなあ・・・さすがは日本人!さて、そんな桐の木ですが、肝心の材の方はどうかという事については、また後日詳しくアップさせていただきます。



20100727 『DVDのかけら』愛媛&北海道①先日の『オレンジ会』の席で、廣瀬折箱廣瀬君が1枚のDVDを手渡ししてくれました。それは、4月に取材を受け、愛媛CATVさんで放映された番組『えひめビジネスナウ』をDVDに焼いてくれた物でした。実は、取材を受けておきながら失礼な話ですが(!)CATVを契約してなく、自分では未見でした。以前に何かの時に、廣瀬君が「CATV観ましたよ」と言ってくれたので、実はうちでは観れないのよと自嘲気味に話した事があったのですが、それを覚えていてくれてわざわざ当日に持ってきてくれたのでした。ありがとう~、廣瀬君!お陰でやっと観れました!

20100727 『DVDのかけら』愛媛&北海道②廣瀬君は、地元堀江で家業に励まれていますが、若かりし頃は東京でイラストレーターの仕事もされていたという事で、見た目はかなりの巨漢(左から2番目)なのですが、とても繊細で几帳面。昨年の堀江のみなと祭りでも、ステージ上で演奏する仲間達の姿を、巨体を汗まみれにしながら懸命にビデオを回し、今年も演奏を撮影し、DVDに焼いてそっとプレゼントしていました。決して、俺が俺がと引っ張るタイプではありませんが、その誠実な人柄が必要とされる時が必ずやってきます。彼の巨体には優しさが詰まっています。

20100727 『DVDのかけら』愛媛&北海道③さて、それでようやく愛媛CATVの放送を観ましたが、自分が喋っているものを冷静に観るのも妙に恥ずかしいものです。何度も繰り返し観るほど自惚れでもありませんので、もう観ないかもしれませんが、まあ~噛み噛みでした!端的にまとめきれないので、あえて編集されないように長々と区切らずに喋ったので(!)、10分足らずの番組でしたが、ほとんど熊本フミ様の出番がなくなってしまっていました・・・も、も、申し訳ない~。いつも以上に調子に乗っていました・・・だって、フミさんが気分よく喋らせてくれるので・・・。

20100727 『DVDのかけら』愛媛&北海道④更に同じ日に北海道からも1枚のDVDが届きました。差出人は、以前に我が家でイベントをしていただいた北海道在住の自然写真家・小寺卓也さん。小寺さんが北海道のSTV札幌テレビ放送のドキュメンタリー番組「D!アンビシャスという番組に出演されたのですが、その番組を収めたDVDでした。その中で小寺さんの自宅での撮影もあり、そこで机に座った小寺さんがインタビューを受けるのですが、その背後の壁にチラチラと映っているのは、見覚えもあるものが、そうです、それは小寺さんにプレゼントした【森のかけら100のポスター】ではないですか!

20100727 『DVDのかけら』愛媛&北海道⑤途中からは、しっかりと『大五木材』の名前もバッチリと!某国営放送なら完全にカットの場面です。土地も広いが、心もひろいぞSTV札幌テレビ放送!心なしか小寺さんの動きが後に後に下がり、【森のかけら100のポスター】を画角に入れよう入れようと・・・そんな事はないでしょうが、北海道民の眼(まなこ)にしっかりと『大五木材』を刻み込んでいただきました(大袈裟ですが、それぐらいの気持ち)。実にありがたいご配慮。偶然映ったのではない、あえて『そこに貼っていただいたのだ』と信じています。いや、いいんです、真実はどうあれ、そう思わせて下さい。

偶然同じ日に届いた2枚のDVD、そこに収まっていたのは映像ばかりではなく、人思う心がたっぷりと詰まっておりました。廣瀬君、小寺さん、思いは堪能させていただきました。ありがとうございます~!




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