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あっという間に4月も終わりです。今日からお休みのところもたくさんあるようで、ちょっと休んで気がついたらもう5月も1週間が終わるというゴールデンなウイークに突入です。弊社は暦通りの営業なのですが、来週はお店を開けていてもほとんど開店休業状態になりそうです・・・。流通業の宿命で、仕入れが出来なければ仕事になりません。そんな時はそう、自分のところで出来るものを作るのです!以前に、端材を使ったブラック・ウォールナットのオリジナル・フリーボードの事をアップさせていただきましたが、その第二弾。
実は今月の『適材適所』に詳しく書かせていただいたのですが、いろいろな樹種を使った積層のフリーボードに取り組んでいます。よろしければ『適材適所 NO.155』と合わせてご覧いただければと思います。以前から、『端材の新しい出口』として、この構想はあったのですが、同サイズの多品種を一定期間で集めるには無理がありそうなので二の足を踏んでいました。しかし、『森のかけら』や『円い森』、『円き箱』、『木言葉書』などを作っていく過程で、どれにも適さないサイズが知らず知らずのうちに蓄積されていました。
建築には適さないサイズの端材をどう活かすかという事が『かけらのモノ作り屋』としての命題でもありました。それで今月の頭から、意識的にストックをするようになりました。本当はカラフルな色合いの木をもっと使いたかったのですが、このために大きな材を挽き割ったりするのでは意味が無いので、今回はちょっと色合いが寂しいのですが、まあ試作段階なのでご勘弁を。カラフルといっても、針葉樹でも広葉樹でも何でもという訳ではありません。接着性の相性もあるので、今回は広葉樹だけで作りました。
上の画像は無塗装ですが、これに植物性油を塗布すると、オイルが浸透して見まがうほどの深みが生まれます。上の商品とは別の商品ですので、真ん中のサッチーネの赤さがやけに眩しいのですが、ちょっとこれは配置ミス。まあ、失敗を恐れては進歩はありませんので、試行錯誤を繰り返し、改善していければいいのではないかと思っています。これで、3000X600X27㎜サイズです。塗装によって目が起きますので、軽くサンディングしてもらうと滑らかになります。この窓口も新たな『端材の出口』として、今後大きく広げていきたいと思っています!
本日は、昭和の日で会社はお休みでしたが、松山市大手町の愛媛新聞社本社および愛媛CATV大手町オープンスタジオで、東日本大震災のチャリティー・イベントが開催され、その一環のステージイベントとしてダンス・パフォーマンスがありました。息子の通っている「カミヤダンスエモーション」の両先生が、愛媛新聞社のカルチャースクールの講師もされている関係でつながった話だと思うのですが、それで息子にも声を掛けていただき、再び晴れ舞台のステージに上げていただく事になりました。
天気が良かったので、息子と相談して自宅から会場まで自転車で行く事にしました。恐らく5、6キロぐらいの距離だったと思うのですが、30分前に自宅を出発。小学校のサッカーの練習に自転車で通っている息子にとっても、最長の距離になります。街の中の狭い道路ではなく、サイクリングコースを息子と一緒に走るのが夢でありましたので、その夢の第一歩として小さな挑戦となりました。時間にも余裕がなかった事もあり、楽しい会話を交わす事もなく必死でペダルを漕いで何とかギリギリで間に合いました。いくら天気が良いとはいえ、失敗したかと思ったTシャツ一枚でしたが、お陰ですっかり温まりました。会場にはたくさんのテントが張られて、いろいろな出店が軒を並べ賑わっておりました。子ども達も集合していて、軽く2、3度練習しただけで早速本番となりました。子どもだけではなく大人の方も踊ります。
30分自転車で走り続けて、やや疲れ気味で息も整わない息子に心配になって「大丈夫か?」と訊いたら、「うん」と力強い返事。もう7年も通っているので、それなりに体が覚えているのでしょうが、たくさんの人の前で踊る事にも抵抗が無いようです。場慣れしたというより度胸がついたという感じでしょうが、自分の同時期と比べたら天地ほどの差を感じます。今でこそ、この仕事を通じてたくさんの方とお話をさせていただき、幾分かは社交的にもなったつもりですが、少年の頃は極度の引っ込み思案で、特に人前に出る事は大の苦手でした。
人前でダンスを踊るなんて考えられないシチュエーションです。後で子どもに、「恥ずかしかったりしない?」と訊くと、「楽しい」なんて軽く返されました。人間、経験を重ね場に慣れるという事は大事だと思いました。幾らブルペンで力のあるピッチャーでも、大観衆のグランドに立つと萎縮して力を発揮できないタイプの選手もいます。折角身に付けた力を充分に発揮するためにも、場に慣れて度胸をつけるという事が肝要です。ダンスという切り口ののお陰で、息子にも自信と度胸が芽生えたようです。
この歳になってようやく人前であまり緊張せずに話が出来るようになりました。それは自信という立派なものではなくて、もはやジタバタしてもこれ以上のものは出てこないという諦観の境地なのですが、もういい格好なんてどうでもいいから、とにかく与えていただいたチャンスで、精一杯のパフォーマンスをしようという「あがきが緊張感を超える」という感じでしょうか。【森のかけら】を作り始めた頃から、この仕事が「楽しい」と胸を張って言えるようになりました。それまでも勿論この仕事は好きだったのですが、それが具体的な形として表せる物が無かったので、絶滅危惧種のような扱いの「材木屋の空元気」、「ただの意地っ張り」、「痛々しく聞こえる」などと見なされる向きもありました。しかし、それもこれもすべてが今こうしてお声を掛けていただける糧だったのだと思えるようになりました。ビルの谷間で披露されたダンスを見ながら、そんな感傷にひたった休日でした。
愛媛県新居浜市に、愛媛県総合科学博物館という面白い施設があります。『県民に科学技術に関する正しい理解を深めるための学習機会を提供して、科学技術に裏付けされた創造的風土の醸成を図るとともに、科学技術の進歩と本県産業の発展に寄与することを目的』として、様々な面白化学の立体展示などがあり、巨大なプラネタリウムもあったりします。かなり大きな施設で、その中の自然館の『地球のゾーン』には、「動く」ティラノサウルスやトリケラトプスの恐竜模型もあり、子どもをだしに使ってよく観に行ったものです。
また、同館の『宇宙のゾーン』には、「宇宙からの贈り物」として隕石なども展示されているのですが、『惑星シウリの台地』も是非並べていただきたいところです!平成6年にオープンされて、既に来場者も300万人を越えているという、愛媛の隠れた観光スポットなのです。隠れてもないのでしょうが、県外の方にはいまひとつ馴染みがないかもしれないので、是非この機会に知っていただき、一度足を運んでみて下さい。公共のこういう施設は厳格なお方ばかりなのだろうと想像していたらさにあらず!
さすがに科学技術の進歩を標榜される好奇心の集団です!私と波長の合う奇特な方もいらっしゃいました!弊社の【森のかけら】に関心を寄せていただき、ご購入を英断していただきました。科学といっても「自然科学」というカテゴリーもありますので、「森林資源・森のめぐみ」としての教材として捉えていただきました。「頭が固いとかいうイメージ」、全部撤回します、すみませんでした~!どうも行政に対して、気難しく冗談も通用しない堅物な方々の集まりと勝手な思い込みで強いアレルギーがあったようで・・・。個人でお話させていただくと、このブログの常連コメンター・Fujitaさんをはじめ、とんでもな・・・いや、とても面白く熱いソウルを持った人達だという事が分かったのです。まあ、そういう方ばかりでもないと思うのですが、弊社に同じ匂いを感じて近寄って来るような方は、そんな方ばかり・・・。これ、悪口とかじゃありませんよ。身に覚えのある当事者の方は、ニヤリとされているはず。
ちょっと話が横道に逸れましたが、そういう理解のある方からご注文があり、今回【森のかけら】をご注文をいただいたのですが、今回はスペシャル・バージョン!展示用という事で壁に吊れる特注のケースを作って、かけら君達を固定させていただきました。更に、かけら君たちそれぞれ個別に、レーザーによりネームが彫られました!実はこれは、【森のかけら】制作当初から私も構想していたのですが、コストや手間、加工性(それぞれの木とレーザーの相性)などから、どうしてもルビコン河を渡りきれませんでした・・・。
それが今回のご依頼で、私も吹っ切れました!「やってみるのだ!(バカボンのパパ風に)」実際にやってみると、(基本的には完成品にはすぐシールを貼っているので)ネームシールの無いかけらを100集め、それが混ざらないようにし(さすがにその段階で混ざると識別が難しくなる)、レーザーで彫る面を固定し(どの面のどの向きににレーザーを入れるか)、名前と樹種を間違わないような環境を整え、樹種によってレーザーの強さを買えてもらうなどかなりの工程を要しました。当然、専用のデータも必要になるので、今回のためにそれも製作しました。【森のかけら】自体は、すっかり商品として完成していたため、これだけ手を入れて試行錯誤したのは久し振りでしたが、何だか懐かしく心地良い充実感がありました。やはり人間常に一歩先を踏み出していないと、思考も停滞してしまいます。今回の件で久し振りにエンジンに火が再点灯した気分!
このスペシャル・バージョンはじめ幾つかの【森のかけら】をご購入いただき、これから巡回式に」県内の施設で展示されるという事です。今回の取り組みには、愛媛県の森林環境税の補助も受けられているようです。そもそもこの【森のかけら】の製作についても、愛媛県の『デザイン活用売れるモノづくり支援事業』の補助を受けて強力にバージョン・アップさせていただいた経緯があり、何やら因縁めいたものを感じずにはいられません。森の入口と出口をつないでもらったような気分で、とてもありがたいことです。そのお返しは、この企画で1人でも多くの『森のファン』を作ることだと思っています。
この展示によって、子ども達が【リアル・森のかけら】に触れて、興味を持っていただければ嬉しいです。 子供さんたちもたくさん見られるので、シンプルにカタカナ表記の樹種名だけにしています。巡回展示の第一弾として、以前『木の講座』をさせていただいた愛媛県生涯学習センターの企画展示室3階において、明日の4月29日から6月12日まで『森の博物館』が開催されます。【森のかけら】以外にも、いろいろな『森の姿』が展示されるようです。私も新しい『森の出入口』を探しに行って見ます!このゴールデンウイークに是非、足をお運びいただき、【森のかけら・スペシャルバージョン】にも是非触れてみて下さい!
本日は、兵庫県産の樟(クスノキ)のボンドを剥ぎました。ボンドが剥ぎ取られるに従って、クスノキの樟脳の香りがツンと鼻を衝(つ)きます。目の粗い若木のクスノキで杢目のご覧の通り、かなりユルユルですが、クスノキの場合、床材にするような銘木を除けば、緩い杢目でもそれなりの妙味が出るものです。どこか憎めないような愛嬌も感じられ、何だか愛おしくさえ思えてしまうのはクスノキの特権でしょうか。傷や腐りもありますが、これとて工夫次第で生かせれます。捨てるなんてモッタイナイ、モッタイナイ! |
綺麗にボンドを剥ぐと、ベルトサンダーで磨いてタグをつけて完成。倉庫の片隅に埃を被って転がっていた材が、きちんとした『商品』に生まれ変わりました!これで、商談中に仕上がり具合を見たいと言われても、すぐにオイルで試し塗りが出来ます。クスノキは耳の変化も面白く、その触感も滑らかで水にもよく耐える事から、手洗いのカウンターなどによくご提案させていただいております。とりあえずは、私が本来の姿をたっぷりと堪能させていただきます。今週頑張ってガンガン剥いでおりますので、また幾つかご紹介させていただきます! |
『第5惑星シウリ』で見た事は決して誰にも語ってはならない・・・。まだ姿の見えないこの星のエイリアンがどういう生態なのか解明されてはいませんが、無数のクレーターの中にうごめくように刻まれた徘徊痕は、発達した強靭な顎をイメージさせます。まるで何らかの意思を持って作られたかのようなメッセージのようにも思えるのです。しかし、徹底した捜索活動にも関わらず、地下奥深くに掘られた穴からも、生命の証しを発見する事は出来ませんでした・・・。もしやこれは、ある地点から見れば解読可能なナスカの地上画のようなモノなのかも?あるいは古代の象形文字のように、別の文明が刻んだ「言葉」なのかも?地表の硬度は、かなりのモノである事が確認されました。しかも磨けば美しい艶と光沢を放ちます。強いて何かに例えるならば、信じられないでしょうがまるで『サクラ』の表面のような趣き!
見渡す限りの砂と岩の白い台地。地平線まで延々と続く荒涼の台地の中にも、生命の可能性を示唆する茶色い地面がありました!まるで豊かな緑のジャングルを育むかのような保水力のある土壌です。これも強いて例えれば、まるで樹木の樹皮のような瑞々しさがあります。画像を細かく分析してみると、ところどころにこの『豊かの海』と呼ばれるこの茶褐色の台地が見つかりました。台地の切れ目に粉末化した岩石が見えます。もしやこの地表の下に彼らの好物があるのでは・・・?!
あまりに接近し過ぎて身の危険を感じた探査クルーは、急遽硬度を上げて思い切り俯瞰で対象を捉える事に成功しました。これが未知の惑星、バラ星雲の第五惑星シウリの全貌を捉えた大変貴重な映像です。地表が隆起して出来た特殊な形状をしているようです。白い台地の遥か彼方に、まるでアスファルトのような質感の「氷の海」が広がっている様子が見て取れます。白い台地の北部には、赤身と白身で形成されるアイランドの存在も確認出来ます。離れてみれば、やはり我々に何かの意図を伝えるためのメッセージが込められているようにも感じます。この白骨化したような台地の上にもかつて豊かな森が広がり、動植物が暮らしていたのかもしれません。そこに異星人が襲来し、動植物を皆殺しにし、森を無慈悲に伐採し、地下に潜った先住民達をも抹殺しようと、火を放ち焼き尽くし、死の大地へと変えてしまったのかもしれません・・・。
彼らにとって価値のあるものだけを奪い去り、残されたのは白骨化した荒涼の台地のみ。それはあくまで私の想像ですが、真実と理解できることは別物です。そこで何が行われたのか、何が真実なのか、侵略した異星人たちにもそれなりの理があったのかもしれません。住処を奪い、命を奪った彼らへの怒りのメッセージなのか、それとも彼らが大地に刻んだ壮大な芸術作品なのか・・・。謎は尽きませんが、人間の価値基準や美意識を超越したところにも命は煌めいているという事を強く感じさせられました。
その貴重な大地のメッセージを、奇跡的に台地から剥がす事に成功!大気圏を抜ける時に信じられないくらいに縮んでしまい、地表というよりは、木の皮板のような趣きすらあります。台地に刻まれた溝に詰まっていた謎の粉は、研究のため全て某情報機関に回収されてしまいました。台地の裏側も衛生上の目的と使い勝手から超大型機会で滑らかに削られています。その後やや地表が隆起したので、少し削り残しもあるようです。※恐竜のミニチュアはあくまで比較のために置いてます。他意はありません。
という事で、今回この学術的にも第一級の価値のある白い台地を皆様にお分けさせていただこうと思います。限定台地しかありませんので、ご興味のある方、家に異星の台地をコレクションしたいという奇特なお方は、お早めにご注文下さい。台地が鋭く削り取られているので、大地の切れ目を持つときは敬意を払い、怪我をしないように持ってください。もしかしたら、穴から軽微な粉が出てくる事もあるかもしれませんが心配には及びません、その際は速やかに燃えるゴミとして処理して下さい。しかしそれは、生命体の存在を示唆する物かもしれないので、そこから奇跡的に穴の中からエイリアンと遭遇するかもしれません!攻撃的なエイリアンではないので、その際は星間戦争に発展しないように速やかに庭に放してあげましょう。奇跡の遭遇の際は是非、コメント欄にてご一報下さい。ちなみに台地の成分は、『第5(ダイゴ)惑星・バラ科サクラ属シウリザクラ』です。
★惑星シウリの存在を信じ、寛容な心をお持ちで、夢を買いたい方は、こちらへどうぞ→【男の浪漫篇】
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