森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
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20121031 1朝晩の冷え込みも厳しさを増してきて、いよいよ秋も深まってきました。山も少しずつ紅葉してきて、森には秋の味覚が実っています。それに合わせてというわけでもありませんが、本日はクルミ材の保管をしました。一般的には「クルミ」と聞くと、食べるほうのクルミの実を想像される方がほとんどだと思います。一般的ばクルミは『オニグルミ』の事を指しますが、その名前の由来は、凸凹のある硬い核面の形状が鬼の顔のように見える事からとも、『ヒメグルミ』に対してオニとつけられたとも。ちょっと可愛そうです・・・

 

20121031 2そのオニグルミは、四国の山にもクルミは自生しているものの、用材として使えるようなサイズのクルミの丸太が原木市場に出てくる事は非常に稀で、材木屋でも扱っているところは多くありません。同じクルミ科の『ブラック・ウォールナット』と比べても材としての印象は弱く、食用としては誰もが耳にする名前でありながら、材としてはマイナーな木です。写真は以前、珍しく久万の山中から産出されたオニグルミの原木(手前の2本)。近々、製材予定ですのでいずれ別の形でお披露目します。

 

20121031 3この辺りでは珍しい用材としてのクルミも、東北や北海道では沢山流通しています。最近ではロシアや中国産のモノの方が幅を利かせているようですが。自分で直接見て触って現品を確認出来るものでないと心配なので、用途に合わせて材を探すというよりも、材に合った用途を考えるという提案をさせてもらう事の方が圧倒的に多く、ある程度の在庫はどうしても必要になります。また、その在庫にしても、自分の目で1枚1枚見ておかないと不安なので、梱包もさばいて1枚ずつ倉庫に立て掛けながら検品。

 

20121031 4今回の材は両耳付です。「」というのは、食パンの耳をイメージしてもらえればいいのですが、原木の時の名残りがあるもの。要するに木の外皮が残っているものです。原木の時のコンディションが分かり、耳の部分に添って磨けばダイナミックでナチュラルな触感が楽しめます。特に広葉樹の場合は、耳に凹凸の変化が出やすく、こちらの想像を越えた仕上がりになる事も多く、耳付きの仕上がりを望まれる方も少なくありません。ただどの木でも耳がそのまま使えるわけではありません。明日に続く・・・




20121030 1各種イベントにはいつも同行させる我が友『ブタマジロ』。先の『いよてつ高島屋さんの大インテリア展』でも『成龍酒造さんの秋の蔵開き』でも帯同させて、沢山の皆さんの注目を集めました。可愛い~!と背中を撫でていただいたり、ひっくり返してお腹を見られたり、老若男女を問わず広い世代の方から人気を博しています。ブタ+アルマジロが合体したブタマジロという名前の由来もすんなり受け入れていただくようになったのは、昨今の「ゆるキャラ」ブームの恩恵でしょうか?

 

20121030 2幻の珍獣・ブタマジロ出生の秘密』については、「商品紹介」のブタマジロの項をご覧いただきたいのですが、現在大量に捕獲・保育中です!基本的には親(大)と子(小)のペアでのご購入をお勧めしていますが、まずは子どもを買って(飼って)みてから親に挑戦してみるというのもアリです。産まれたての状態は、少し黄白色の桧色なのですが、最近チーク色スプルース色など亜種も見つかっています。大きな節のようなホクロがあるものもいたりと、新種も続々と発見されています!

 

20121030 3ブタマジロについてよく聴く声は、「もっと小さかったら欲しいのに・・・」。実際に小さく作ったら、「もっと大きければ・・・」と言われるのでしょうが、それも覚悟のうえで、ミニサイズも面白いのではないかと思っています。それぐらい小さく出来るか課題もありますが、ちょっと探しに秘密の森に入ってきます。また、3次元のブタマジロを敢えて2次元に落とし込んで、『森のしるし』や『円い森』にも使えるキャラクターにしたいのですが、この造形が2次元ではなかなか伝わりにくいのです。

 

20121030 4写真では平面に見えても立体感が伝わる(伝わっていない?)のは、凹凸の陰影が分かっているからこそ。特に『森のしるし』の場合は、白黒のシンプルな線描にしないといけないので、写実過ぎると怖くなるし、デフォルメが過ぎると別物になってしまいなかなか『ブタマジロ』の魅力が伝わらないのです。うまくいけばシールなどの印刷物にまで転用しようかなどと考えているのです。ただ、あまり商売っ気が出るとブタマジロそのものが発見できなくなってしまうので、ほどほどにしないと・・・。

 

20121030 5それでも時々、240種類のブタマジロがズラリと並んだ姿を妄想してしまうのです。まあ240種というのは無謀ですが、5でも10でも樹種違いがあれば絶対面白いと思うのです。しかもそれで大・中・小・ミニとかサイズが分かれていたら・・・妄想がドンドン拡がってしまいます。とりあえずは色を塗り分け・・・いあやいや、新種の肌を持つブタマジロを探しましょうか。青とか緑とか桃色とか、いたら面白いような怖いような・・・。こんな色合いのブタマジロが見てみたいという要望あれば森の奥地に探索行きます!

 

ブタマジロを本気で飼ってみたい方はこちら注文ボタン

タマジロ(親)・・・¥3,500/匹(消費税込み) ブタマジロ(子・・・¥3,000/匹(消費税込み)




20121029 1しばらく「欠品(?)状態」となっていた『夢のかけら』ですが、先日いくつか出来上がった(?)ので、『商品紹介・夢のかけら』コーナーにアップさせていただきました。わずか5点ですが・・・。『夢のかけら』を、【森のかけら】の入口にしようとされる方も沢山いらしゃるようで、かけら洞窟の深淵を目指して「夢のかけら」を足元を照らす灯りとされます。そういう手堅い慎重派に対して、命綱もライトもなしにいきなり洞窟に飛び込む無謀な冒険家は、初見で何の説明もなしに本能の赴くままに【森のかけら100】を購入されます。

20121029 2個人的には、騙されたつもりで皆さん無謀な冒険家になって欲しいのですが、警戒心の強い慎重派の中にも長い時間をかけて洞窟を抜け、ゴールにたどり着く猛者もいらっしゃいますのであなどれません。そういう人の方が、むしろ思い入れが強かったりしますので、何事にも軽率無計画な私としては見習わねばと思うのです。さて、今回わずか5セットではありますが、またB品が30種揃えば追加でアップさせていただきます。なお店頭でも販売しておりますので、売れ違いの節はご容赦下さい。

 

20121027 3少し傷があったり、角欠け、割れ、虫穴、大きな節、染み、収縮、加工ムラなどなど少し訳ありのかけらをB品として選別し、30種溜まればセットしているわけです。240種もあれば30種のB品なんてすぐに揃うだろうなんて思われるかもしれませんが、本来発生しては困るものですから出ないに越した事はないのです。どの樹種からも均等にB品が出るわけではなく、案外樹種に偏りが出るのですが、辛いのはレアな樹種からB品が大量に発生してしまう場合・・・。

 

20121029 4外見は普通に見えても内部割れがあったり、腐りや虫穴など内因もあれば、『バルサ』のように軽軟過ぎて加工精度が上がらないもの、『イスノキ』などのように硬すぎて刃物が傷つくもの、乾燥していると思っていても時間が経つと就職する『メルサワ』のようなもの、さまざまです。【森のかけら】を作り始めた頃は欠品の不安から、手に入った端材は一気に加工していたので同じ樹種が大量在庫となっていたのですが、今は不足しそうな材を適量だけ加工しているのですが、それが裏目に出ることも!

 

20121027 5加工して選別してみたら、中が木材腐朽菌に侵されていたり、内部に腐れが隠れていたりして特定の樹種がほとんど使い物にならないなんて事も稀にあります。そういう時に限って予備の端材が無かったりするものなんです。そういう場合、特定樹種から大量のB品が発生となるわけですが、30種揃わなければ『夢のかけら』も作れません。29種で足踏みなんて事になると、早くB品が出ないものかと心待ちにしてしまうという困ったのかもどかしいのか混乱してしまう状況に陥る事も。いずれにしても同じ木から生まれいずるもの、愛おしいには違いはないのです。Bかけらマニアの方の温かいご理解と情熱のお陰で、これまでに累積で3500個を越えるB品が『夢のかけら』として世に出る事が出来ました。喜びも悲しみも夢のかけら・・・

 

★『夢のかけら』・・・30種 ¥4000(消費税・送料込み) 樹種の指定、入れ替えは出来ません。申し込みはこちらご注文はこちらから→注文ボタン

※ 申し訳ありませんが、今回の5セットはすべて完売致しました。




20121028 128日の日曜日は、西条市の成龍酒造さんの蔵開のイベントに初参加させていただきました。参加に至る経緯につきましては、以前にブログで触れましたが、異分野のしかも初舞台となると程よい緊張感があって新鮮な気持ちになります。造り酒屋の中でのイベントは初めての体験でした。私の勝手なイメージとしては、新酒の香りがあたり一面に漂い、ほろ酔い気分(当日は独りで車を運転してきましたので気分だけでも満喫の覚悟)になって、お金の計算などに支障がないかしらと心配しておりました。

 

20121028 2それも左党の妄想に終わりました。私が勘違いしていて、蔵開きというのは文字通り「蔵を開く」という事で、普段は関係者しか立ち入る事の出来ない神聖な酒蔵を一般の方にも開放して、蔵の見学や試飲などをしてもらう造り酒屋さんのイベントの事だったのですが、私が勝手に「初搾り」のようなうやうやしいセレモニーかと勘違い(思い込み)しておりました。恥ずかしい~!そういえばこの蔵開きに参加させていただく話を伺った時に説明を受けていたのですが、人間思い込みとは恐ろしいものです。

 

20121028 3さて、成龍酒造さんは創業130有余年の由緒ある老舗という事もあり、古い伝統やしきたりも大切にされていらっしゃいます。象徴的に感じたのが、軒先に吊られた『杉玉(すぎだま)』。杉玉は言わずと知れた造り酒屋の象徴で、鉄網の球体に杉の葉を挿して綺麗に丸く刈り込んだものです。青々とした真新しい杉玉が軒に吊るされると新酒が出来た目印となり、月日と共に色が赤褐色に褪せる様は酒の熟成度を表しているとも言われています。こちらにも立派な杉玉が吊り下げられていました。

 

4 (17)当日受付でお手伝いをされていた小学生高学年のひとりの少年がいました。杜氏の息子さんだそうですが、お揃いの賀儀屋(成龍酒造さんの屋号)のTシャツと前垂れを身につけ、慣れた様子でテキパキと仕事をこなしていました。少し話をしたのですが、大きくなったら杜氏になります!と誇らしく笑顔で言い切る少年の目の輝きに、100年以上も存続する会社の強さ・素晴らしさを感じました。日々酒蔵で働く蔵人の皆さんの充実した仕事ぶりとその心意気が伝わってきました。

  

3 (13)

長く続く会社にはそれだけの理由があります、素晴らしい! 日本酒業界も若い世代の日本酒離れが進み厳しい状況だと思いますが、逆にそれだからこそ誰にもチャンスが出てくるわけで、新しい試みにも傾注できるというもの。長い伝統に甘えることなく、こういうイベントやショップの開設、異業種とのコラボ、地域文化の継承と支援。次の時代を担う子どもに、自分もいつかやってみたいと思わせる魅力。タンクの中に仕込んであるのはお酒ばかりではないようです。今にも情熱溢れ出しそう!




20121027 1愛媛県の『えひめ中小企業応援ファンド活力創出産業育成事業』の採択を受けて、現在『モザイクボード』の開発と市長調査を進めていますが、それもいよいよ佳境に入っています。強度試験や剥離試験も終え、最終段階に差し掛かっていますが、市場調査として設計士やデザイナーの方へのアンケートがあります。モザイクボードの実物を実際に見ていただき、感想・ご意見を聞いて商品開発に活かそうというものです。小さなカットサンプルをお届けして触れて見ていただきご意見をいただいています。

 

20121027  2なるべいろいろなジャンルの多くの方からご意見・ご感想をいただき、今後の商品開発に活かそうと思っているので、サンプルも沢山用意しました。ほぼ想定した数のアンケートは回収できたのですが、いろいろ感想をお聴きすると新しい発見もあったりします。そこで折角なので、この機会にもう少しご意見・ご感想をお聴きしてみようと思います。ただし、残りのカットサンプルは試験の予備材として作っておいたものなので、樹種が偏っていたり、針葉樹と広葉樹が混在したものもあります

 

20121027  3本来であれば、きちっとした完成品のサンプルをお送りしてご意見を伺うべき所ですが、用意しておいた完成形のサンプルはすべて終わってしまったので、不本意ながらこちらのカットサンプルとなります。もし、きちんとした完成形のサンプルが欲しいという方には、それもお届けできますが、ただしそちらにつきましては有料(サンプル制作費と送料合わせて3000~4000円相当)となってしまいます。もともと端材を有効にしたいというのがコンセプトなので、ただのサンプル製作にも少し抵抗が・・・

 

20121027  4そんな事言っていたら何も出来ないじゃないかとお叱りを受けるからこその、補助事業のお力添えなのです!ですので、カットサンプルも無駄なく使うということで、本来の完成品ではありませんが、『モッタイナイ事情』をお察しいただける寛容で、アンケートにも応えてやろうという心根の優しい設計士さん、デザイナーさん、いらっしゃいましたらご連絡下さい。カットサンプル(1枚/片面植物性オイル塗装品)と簡単なアンケートを送らせていただきます。サンプルをご覧いただきアンケートにお答えいただき、ファックスかメールで送っていただければ結構です。なお、ご連絡はお手数ですがHPのお問い合わせ欄からメールでお願い致します。また、サンプル数に限りがありますので今回は先着20名とさせていただきます。

 

★【サンプル&アンケート快く回答】ご希望の方はこちらから申し込みください→http://morinokakera.jp/toi.html




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