森のかけら | 大五木材


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20160518 1観ているのが辛く切なくなる悲しくも厳しい復讐のためだけの物語、それが映画『レヴェナント:蘇えりし者』。物語は、西部開拓時代に実在した主人公ヒュー・グラスの不屈の生涯を描いたもので、大まかなストーリーは以下の通り・・・先住民族の土地に入ってバッファローなどの毛皮を採取していたハンターチームは、ある日先住民の激しい襲撃を受けて激しい争いとなり、命からがら脱出するものの、逃げ込んだ森の中でグラスはグリズリーに襲われ瀕死の重傷を負ってしまう。

 

20160518 2砦のある居留地を目指すものの、重傷を負ったグラスを運ぶための担架は雪深い山中では足手まといとなり、このままでは他にも犠牲が出ると判断した隊長は、瀕死のグラスの命も長くはなかろうと、3人の見取り役を選んで出発。残ったのは多額の報酬に目がくらんだフィッツジェラルド(トム・ハーディ)と、グラスと先住民の妻との間に生まれた混血の息子ホークと青年。しかしなかなか息を引き取らないグラスにしびれを切らせたフィッツジェラルドは、グラスを殺そうとします。

 

20160518 3それに気づいた息子ホークと争いになり、ホークは刺されて絶命。身動きの取れないグラスを生きたまま土に埋めてフィッツジェラルドはその場を去ります。愛する息子を殺されたグラスは、息子の仇をとるという一心で死の淵を彷徨いながらも奇跡の復活を遂げ、300キロに及ぶ復讐の旅に出るのです・・・。グラスの意識が朦朧とする中、彼の脳裏には冒頭の妻が遺した言葉が浮かぶのです。「強い風が吹くときに木の前に立つと、枝は折れそうになる。けれど幹はびくともしない。

 

20160518 4地面にしっかり根を張った木は、風でも決して倒れることはない。」私は3時間近い上映時間のあいだ、字幕を負い続ける自信がなかったので吹替え版を選択するという弱き心の人間だったのですが、字幕では「力強く根を張った木を風は倒すことができない。風が強い時は大木の前に立ちなさい。」と訳されていたそうです。どちらが原作に忠実でどちらが意訳なのかは分かりませんが、いずれにしても先住民たる妻が自然の中で学んだ生きる知恵であることに間違いはありません。 




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