森のかけら | 大五木材


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20160902 1愛媛県はその地形から県域を3分していて、東部を東予、中央部を中予、南西部を南予と呼びます。私はその南予にある野村町の出身なのですが、平成の市町村合併で西予市に合併されたため「南予の西予市」というちょっと分かりにくい事になってしまったのですが・・・。その3つに地域にはそれぞれの地域に根差した文化や方言、風習などがありますが、南予の内子町(うちこ)には、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定された江戸時代の商家が連なる街並みがあります。

 

20160902 2内子町は松山から大洲、八幡浜、宇和島などの向かう旧大洲街道に位置していて、かつてこの地では櫨(ハゼ)の木や漆(ウルシ)の木から作った木蝋の生産、取引が盛んで町は反映し、その名残が商家の街並みです。活気のあった地元の有志達によって大正5年、回り舞台や花道、枡席などを整えた都市型劇場『内子座』が建てられました。歌舞伎やら芝居が行われ賑やかでしたが、老朽化が進み取り壊しも検討されましたが、地元の強い要望で改修工事が行われ現在も使用されています。

 

20160902 3その内子座が2016年に創建100周年を迎えたことで、先日記念式典などが執り行われたのですが、その中の1つに社会学部現代社会学科の鈴木輝隆特任教授と、新国立競技場や新歌舞伎座などを手掛けた日本を代表する建築家の隈研吾氏による対談形式の講演会がありました。8月の27日に開催されたのですが、残念ながら私は仕事の関係で行けず。そんな中、俳句甲子園の後片付けやらで忙しいはずのごりょんさんこと甲斐朋香先生がSENSEのメンバーを引き連れて内子座に潜入~!

 

20160902 4おふたりの講演が終わるのを袖で待ち構えていて、テロリストのような勢いで登壇し、勢い懐から俳句ストラップを取り出して、有無も言わさず渡しつけて記念写真を撮るというマッチポンプのパパラッチもどきの暴挙に!現場でその光景を見た人によると、何の説明もなく俳句ストラップを差し出し、ただ「コレ作って下さった材木やさんが喜ばれますので〜!」という半ば脅迫のような言葉で迫り写真を撮ったということで、まさに「疾きこと風の如く」を地で行く甲斐の虎の本領発揮!

 

20160902 5恐らくおふたりともその鬼気迫る勢いに圧倒されて有無もなくなすがまま、何がなにやらわけも分からない一瞬の嵐のような出来事であったのでなかろうかと思われます。俳句甲子園で極限まで上がったテンション冷めやらず。その行動力に頭が下がります。これって衝動的な行動ではなくて、前日からしっかり計画してバッグの隅にストラップを隠し持っていたって事です。そしてここぞというタイミングで飛び出されたのでしょう。それはまさに命がけの直訴のようなものだったのかも。

 

20160902 6ごりょんさんを突き動かしたのは、いま時のひとである隈研吾さんと一緒に写真を撮りたいからなどという下品な自己満足などではないはず。きっと「コレ作って下さった材木やさんが喜ばれますので~!」というただそれだけの思いだと思うのです。誰かを喜ばせたいという子どものようにピュアな気持ちに私は感動を覚えるのです。恐らく深く計算なしに本能と嗅覚だけで行動されている(!)と思うのですが、そういうところがこのお方のとてつもない魅力。もしこれが策略だったら完敗。




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