森のかけら | 大五木材

ウルトラの夏木工2021開催!*

2021/07/27

愛すべき阪神タイガースが13年ぶりの前半戦首位ターン!2位の読売には2ゲーム差まで肉薄されているものの、新人の佐藤輝明、中野拓夢、伊藤将司選手などの活躍などもあって大いに楽しませていただきました。後半戦も頑張って16年ぶりのリーグ優勝を期待しています。タイガースには熱狂的なファンが多くて、勝っても勝ち方が悪い、負ければ誰それが戦犯だと騒ぎまくるので、監督やコーチ、選手は本当に大変だと思います。首位にいてもこれですから・・・まあ野球の楽しみ方はひとそれぞれですが、今年も最後まで応援していきたいと思っています。 20210727 1

20210727 2 地方ファンとしては昨年からコロナ禍で、思うように球場に行けないのがなにより悲しい。それまで毎年10試合近くはタイガースの試合を観に行っていたのですが昨年はゼロ。今年も京セラのオリックスとのオープン戦の2連戦こそ行けたものの、そこから先はコロナの影響でチケット販売も未定となり我慢の日々。もっとも第二土曜日・日曜日とか祝日の2連休とかにたまたまタイガース主催のゲームが無ければ行けないので、確率はかなり低いのです。しかも今年はオリンピックで変則日程。当初から行けるチャンスはかなり限定されていました。

しかも四国のファンにとっては生で試合を観戦できる貴重な機会であるウエスタンリーグの公式戦(毎年、香川の丸亀市と高知の安芸市で計4試合開催)もコロナの影響で開催が中止となりショック。そんな中でもなんとか6月には今年初甲子園を堪能(横浜DeNAとの2連戦)。7月には長女が奇跡的な確率で当てたプレミアム・グリーンシートで巨人戦を観戦と数少ないチャンスをどうにか生かしています。しかし後半戦は日程的に行けるかどうかは微妙。16年ぶりの優勝が見えて来たら、我慢たまらず会社休んで甲子園に行くという暴挙に出るかも(笑)。 20210727 3

20210727 4 そんなファンにとって嬉しいのは球団がいろいろと練ってくださるイベントやプレゼントです。その中での最大イベントが毎年初夏に開催される「ウルトラの夏」。来場者には限定ジャージなどがプレゼントされ、私もしっかりその恩恵に預かっています。他にも女性限定の来場プレゼントなど企画も盛り沢山。ユニファームなんて何枚も持っているじゃないかと言われたって、こんなもの何枚あってもいいんです!オンラインショップでもサマーセールをしたりと、コロナ禍の来場者制限による収益源をあの手この手でカバー。これは見習わなければ!この精神を弊社でも真似させていただき(前半戦首位のお祝いと後半戦の奮闘期待も込めて)、木工ファンの方向けの『ウルトラの夏木工2021』を開催することにしました!

本日7月27日から8月31日までの期間限定で、オンラインショップのスーパーセールを始め「森のかけら」などの特別企画商品、パプアニューギニア産材、愛媛県産モザイクボード、テーブルなどの家具なども順次出品する予定です。世間はウッドショックで大騒ぎですが、弊社にはそんな騒ぎとは無縁のマイナーは木たちが沢山出番を待っています。オンラインではアップ出来るにも限りがありますので、もっといろいろな木を見たいという方はご来店をお待ちしています! 20210727 5

バーズアイメープル・鳥眼杢のかけら*

2019/08/19

今日のかけら プレミアム020 【バーズアイメープル】 Bird’s eye maple   カエデ科カエデ属・広葉樹・北米産

今まで何度となくこのブログにも登場してきながら、「今更説明するまでもなく皆さんご存知の」的な感じで詳しく触れることなくスルーを繰り返してきたのが、この『バーズアイメープル(以下BEM』です。学生とかが木の事に興味を持つようになって、杢という分野を調べた時に一番最初に登場するのがこのBEMだと思います。個性的な杢の代表格としてそれぐらい有名で、弊社に木を求めて来られる一般のお客さんでも、この名前が出ると「名前は聞いたことがある」と言われる方がいらっしゃるほど認知度は高い木です。

なので、そんな有名な木をあえて説明するのはなんだか腰が引けるというか恥ずかしくもあって、ついついここまで引っ張ってきてしまいました。今月の端材コーナーで取り上げましたので、この機会に『今日のかけら』として取り上げます。このBEM、名前は知っていても実際に使ったことがあるという方は少ないと思います。なぜなら高額だからです。メープルの森があったとして、良質なBEMが採れるのは1万本に1本ともいわれるぐらいその希少性は高いのです。勿論この話にも諸説あります。尾ひれ背ひれがつくのも高級材ならではのある意味名誉。

BEMという種類の木があるわけではなくて、ハードメープルの中に小鳥の目玉のような小さな杢が無数に現われたものを、『バーズアイメープル(鳥眼杢』と呼んで分類しています。なのでその特徴はハードメールなのですが、加工する際に杢目で欠けたり、弾けたりすることがあるので、注意しないと高額な材が使い物にならなくなるのでご注意ください。当然その鳥眼杢が沢山広い面積に出れば出るほど価値は高まるのですが、弊社はそんな超高級銘木とは無縁の材木屋でして、大きなサイズのBEMは持ってもいませんしあまり興味もありません。

そんな立派な超高級銘木であれば、それに相応しい場所とそれを扱うに相応しいひとがいると思っているので、あまり高いレベルになってしまうと、嘘と思うぐらい急激に興味が無くなってしまうのです。なのでうちにあるのはBEMのミニミニサイズばかり。具体的には、320×105~120×24㎜程度の短くて薄くて狭い板。私が愛でるにはちょうどいいサイズ。何も大きいばかりが銘木ではありません。高いばかりが銘木でもありません。いかに人の眼を楽しませて愛でてもらえるかというのも、銘木の要素であり、ひとによって銘木の基準も変わるのです

ハードメープルには面白い杢が出やすく、BEM以外にもカーリーなど個性的な杢が出て眼を楽しませてくれます。絹糸光沢と呼ばれる独特の触感も滑らかで、品質の良さが比較的分かりやすい木だと思います。銘木なんて聞くと、お高いんでしょうとつい腰が引けがちですが、サイズが小さければ決して手が届かないようなものではありません。木工愛好家の方にはぜひ一度使っていただきたい。【森のかけら】の中ではプレミア36に分類していますが、さすがに35㎜角になると鳥眼杢がなかなかうまく取り込めなくて苦心しています。

 

コンプリーターに贈る森のりんご*

2018/09/22

何度でも書きますが、『森のかけら累積販売個数70,000個突破記念・感謝特別ロングセール』に向けて倉庫も展示室もために大改造中!この連休を利用して倉庫の棚から展示室のレイアウトまで大掛かりにいじっております。それで在庫している商品を整理していて気がついたのですが、今までに作った『森のりんご』で、まだ世に出していなかったモノが多数ありました。どこかのタイミングでと思っていたらすっかり忘れてしまっていました。しかも『森のかけら240種リスト』に含まれていないものも多数あり。

というのも、その240種に含まれない樹種については、いずれ【森のかけら】の続編か何かの形でも作りたいのですが、それをするには最低でも新たな樹種が36は集まらないといけないのと、解説書などの事も考えるとかなり時間がかかりそうな話になります。なので、とりあえず早めに世に出すために『森のりんご』にしようと思って作ったはずだったのに、この有様・・・。一度は微笑んでくれた「モッタイナイの神」もさぞかし呆れていることだと思います。そこで、これらの「りんご」をこの機会に一気に世に出すことにしました

新しい樹種を1個ずつなんて事にしてるとまどろっこしいので、『感謝特別セール』にちなんで、今のところ出来上がっている『森のりんご』全種を、コンプリーター仕様のセットとして特別に販売します。今のところ全部で32種の在庫があるのですが、中には在庫がわずかなものもあり、個別にそれが売れてしまうともう揃わなくなるので、恐らく出せても3~4セットになると思います。果たしてそんなもの好きがいるのか?!

写真を撮った時には気づかなかったのですが、パープルハートブラック・ウォールナットが抜けてしまっていた(!)ので、画像は30個ですが、実際にはあち2個追加で全部で32個になります。それぞれの単価で計算すると本来は、B(ベーシック)x3個(@3000)とS(スペシャル@4000)X9個とP(プレミアム@5000)X20個で合計32 個、金額で言うと合計¥145,000の商品ですが、感謝の気持ちを込めた超特価の¥100,000(税・送料別)で販売させていただきます!コンプリーターの血が騒ぐ方、りんごマニアの方、是非この機会に!※ちなみのこの番号は便宜的なもので、240種のリストナンバーとは関係がありません。

1・ケヤキ 2・チューリップウッド 3・バクチノキ 4・アオギリ 5・アパ 6・アセビ(毒りんご)7・リグナムバイタ 8・パドック 9・カキ 10・マユミ 11・ウェンジ 12・ゼブラウッド 13・リンゴ 14・シキミ 15・レースウッド 16・サーモポプラ 17・パオローズ 18・ボコーテ 19・シラカシ 20・カイヅカイブキ 21・コクタン 22・アマレロ 23・チャンチン 24・アカメガシワ 25・クロガネモチ 26・ジンダイケヤキ 27・スズカケノキ(プラタナス) 28・ヤマザクラ 29・キンモクセイ 30・ソノケリン ※ブラック・ウォールナットパープルハート (この2種は写真には写っていません)

1個ずつ透明ケースに入っています。 植物性オイル塗装品 最終仕上は人間の手によるものですから、1個1個微妙に形は異なります。サイズH55×W50mm ※多少の誤差がありますがご了承ください。※底面にレーザーで「森のかけらリストナンバー」が彫ってあります。納品までに少し時間かかります。

 

森のたまご誕生の秘話❷*

2018/06/08

昨日に続いて『森のたまご』の話です。『プレミアな端材』(あくまでも私の独断と偏見ですが)の出口として『森のりんご・プレミアム』を作りましたが、あんまりに幾つもあちこちにプレミアムの出口を作りすぎると折角のプレミアム感が薄くなってしまうので、ここではあまりプレミアさにはこだわっていません。スギヒノなどの汎用性の高い針葉樹とは差を明確にするため一応、ベーシックとスペシャルとプレミアの分類はしています。

今後も『プレミアのたまご』はあまり増やしていく予定はありません。現在プレミアとして在庫があるのは、『ウェンジ』、『ゼブラウッド』のみ。最初は『チューリップウッド』や『キングウッド』、『リグナムバイタ』なども作ったりしましたが、人気・販売の両面でも『森のりんご』とは大きく差がついたので、プレミナな木材の出口は今後は『森のりんご』に集中していく方向です。それ以外の新しい出口が見つかれば方向転換の可能性はありですが・・・。

『森のかけら』や『森のりんご』に比べると商品としての立ち位置が弱いこともあって、作ってはみたものの販売的には苦戦しているのですが、それでも直角が多い弊社の商品の中では貴重な曲線を持つ商品なので、普段見ることの少ない曲面が見れるというだけで自分的には満足しているのです。まあそれでは商売にはなりませんので、少しでも多くの方にその存在を知っていただこうということで、オンラインショップでも販売させていただくことにしました。

スギクスノキオニグルミなどの身近な木でも作っているので、『森のりんご』よりはリーズナブルな価格でいろいろな種類の木の曲面と触り心地を楽しみたいという方は是非どうぞ!自立できるので、集めてただただひたすらに眺めていたいというコレクターにはうってつけの商品かもしれません。たまごの裏面には3ケタの数字がレーザーで彫ってありますが、『森のかけら240リスト』の番号です。なおプレミアの木は『プレミア36』のリストに準じています。

クロガキのかけら*

2018/05/26

長々と『クロガキ(黒柿』について書いてきましたが、【森のかけら】においては、プレミアム36の中の「日本代表」として送り込んでしまったので、このブログでも滅多に登場することがありません。材としてもかなりレアなのと、高級銘木にはあまり縁のない弊社としては、わずかしか在庫していないため、よっぽど倉庫の奥にまで侵入しようとするチャレンジャーでなければ、クロガキの板を目にすることもありません。端材までキッチリ使い切るので、『ちょこっと端材』コーナーに並ぶことすらもありません。

大きめの板が数枚あれば、その端っこで『かけら』ぐらいは十分カバーできるので、左の写真ぐらいのサイズがあれば5~6年は心配いりません。これは先日から書いているブログに登場する板の、三枚に割る前の姿で8年ぐらい前に撮ったものです。クロガキの大きさが分かるように、板の横に座って写真に写ってくれないと頼んだら、喜んで手伝いしてくれた娘(次女)ももう高校二年生。今ではモデルなんてとんでもない話。三人の子供たちの誰がモデルになる~ともめていた頃が懐かしい・・・そんな頃からこのクロガキも弊社にあったということか。

『カキのかけら』の場合は、かけらサイズに加工して、植物性オイルを塗って完全に仕上げてから黒味がよく表れているものを『クロガキ』として分類しています。右の写真はまだ塗装前なので、黒味をぼんやりととぼけた色合いですが塗ると下の写真のように黒味がグッと濃くなって見た目も引き締まって見えるようになります。最近は近所からもカキの木を分けていただく機会も増えてはきたのですが、なにせ虫に喰われやすく、加工してみても『かけら』としてすら使える部分もわずかという事になってしまいます。

さすがに虫もタンニンは美味しくないのか、黒味が喰われている事は少ないのですが、折角カキの丸太をいただいても、伐り時が悪いとあっという間に虫の餌食。今回は寒伐りしていたのと、保管状況が良かったようで、かなりの数のカキが揃いました。この中から一部は『クロガキ』としてプレミアムチームに選抜。ちなみに隣に写っているのは『スモモ(李)』です。どちらともこの周辺の農家の方の庭に生えていたものを分けていただきました。狙ったわけではないものの、柿と李のフルーツウッド並びでした!(※ビーバー雑木隊解釈ではカキもフルーツウッドです)

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