森のかけら | 大五木材

森のかけら・ジュラシックウッド36*

2016/10/14

さて今日も『福井県立恐竜博物館』の話。後のこともあって、実際にはここにも1時間程度しか居られなかったので、相当に駆け足で館内を巡ったのですが、またいずれ改めてゆっくりと来てみたいと思います。とはいえ折角なので、ひとつでも多くの事を見ておこうと目を皿にしてあちらこちらをつまみ食い。恐竜そのものにも興味はあるものの、こういう場所でしか見られない「恐竜時代の森」についても興味津々。しかしこういうものって見る側にある程度の知識がなければこんな短時間では到底消化しきれるわけもなし。

とりあえずカメラにだけでも収めておこうとカメラを向けるのに夢中で、中身については帰ってらゆっくり確認しようという始末。恐竜が跋扈した時代のジュラ紀の森についての展示も充実していて、当時の森のジオラマなんて、売っていたら個人的に購入したいぐらい。実は以前に、このブログで古代樹について書いたことがあるのですが、その時は恐竜の時代よりも遥かに太古の3億年前のベルム紀、石炭紀の時代に地上で隆盛を誇った『シギラリアTietea singularis)』などのシダ植物について

また別の項では、愛媛県伊予市の市木『メタセコイア』について書きました(『メタセコイア外伝・伊予市の扶桑木』)が、太古の樹木って恐竜と同様に偏屈なマニア材木屋の心も揺さぶるのです。館内の解説文によれば、「ジュラ紀後期は、三畳紀やモンスーン的な気候がとだえた結果、世界のほとんどが均一な植生になった時代」だそうで、「やや乾燥した環境の中でもっとも繁栄した裸子植物はジュラ紀のおわりまでに現在のほとんどのグループが出揃い、巨大化した針葉樹と競うように巨大になったグループが栄えた時代。」


世界のいろいろな樹種を集めていると、こうした今は無き太古樹にも思いが及んでしまいます。もしもタイムマシンがあるのならば、この時代に行って太古樹を少しだけいただいて、戻ってから『太古樹のかけら』を作ってみたい!そしたら中には時々、太古の虫が入っていたり、草食恐竜が葉を食べるときに擦れた傷や噛み跡でもあれば、それはもうジュラシック・プレミアムウッド!どうせ作れないならせめて妄想の中だけでもリストアップしてみようかしら、『森のかけら・ジュラシックウッド36』!

美しき「棘」ホンジュラスローズ①*

2016/04/16

いろいろありましてようやく本命に辿り着きました。ホンジュラスといえば、そう『森の宝石』とも呼ばれるホンジュラスローズ!もし、【森のかけら】を作っていなかったら今でも巡り合うことはなかった樹のひとつだと思います。それぐらい通常の材木屋の業務では縁の無い木。たまたま市場に転がってたから、ちょっと気まぐれで買ってみては的な感じでは手に入らない木でして、こちらが強く意識して覚悟を持って買いに臨まねばならない木です(少なくとも私にとっては)。

私が初めてホンジュラスローズを手にしたのは、【森のかけら】に着手する1,2年前のことなので、もう10年近く前の話になるでしょうか。一般的にはなかなか入手しずらいレアで特徴のある個性的な樹でプレミアム36(あくまでも私の独断と偏見によるプレミア基準!)を作ろうという構想があったのですが、果たしてそれが集められるかどうかということで全国各地の情報を収集し、少しずつプレミアな材を揃えていく工程で、偶然ホンジュラスローズとの出会いもあったのです。

手に入った喜びでその時は気づかなかったのですが、それから何年も倉庫で寝かせていざかけらに加工しようとなった時、その木取りの困難さに直面。まあ、お金を出せばしっかり赤身の多い大トロのような材も手に入るのでしょうが、なにせ基本は端材が出自の【森のかけら】ですから、いかにプレミアシリーズといえども高額な材を使うのはご法度(当然経済的な理由も大きいのですが、精神的にもよろしくないということで)!図鑑に載っている特徴通り、廃材率が半端ではないっ

端材職人としては、少々のことであれば活かす手口は持っているものの、なかなかどうしてそんな私の手に余すようなところもあって、かけらを取るのさえひと苦労。いや、思い切って大胆に木取りすれば取れるのは取れるのですが、そこは貧乏性な性分と、端材職人としての意地もあります。モスキートコーストで未開のジャングルと格闘したハリソン・フォードよろしくここは私も格闘せねば!と妄想を巡らせながら、大割れや曲がり、虫穴、青染み等との格闘が始まるのです。続く・・・

 

プレミア付き商品券の使える材木屋

2015/09/24

20150924 1内閣府が2014年度の補正予算で、景気の下支えを期待して打ち出した経済対策『地方自治体が発行するプレミアム付き商品券』ですが、弊社もその商品券が使える『商品券利用可能店』に登録しております。愛媛県・松山市限定ではありますがまだ未利用の方は、利用期間は11月30日までですので是非利用候補の1つに加えていただければと思います。我が家でも私と家内それぞれ4万円分購入して、家内は既に使ったようですが私はいまだ使用目的が定まらず、期日は近づく・・・(汗)。

 

20150924 2この商品券については恐らく他県でも同じような内容だと思うのですが、愛媛では愛媛全県で使える『愛顔のえひめ商品券』と、松山市内で使える『まつやま幸せ実感商品券』の2種類があり、既に申し込みはとっくに終了していますが、両方合わせると最大で4万円分購入でき、4.8万円分の買い物が出来ます。先日、初めてこの商品券でお支払いをしたいというお客様がいらして、テーブルや椅子などの家具一式のご購入に際してガッチリと多数の商品券をお使いいただきました。

 

 20150924 3新築中で家具の購入も初めから視野に入っていたため、親族で買えるだけ買われたという事で大量に商品券を確保されていてこれだけの枚数になりましたが、これだけあると圧巻です!私が入社した頃は、給料は現金を給料袋に入れて渡すものでしたが、いまや現金支給するところなどほとんど皆無でしょう。硬貨まで入った給料袋を持つと、一ヵ月の労働の対価を肌で感じて有難味があったものですが、昨今では銀行振り込みで明細書を渡すだけで、何やら拍子抜けしてしまうのです。

20150924 5そんな中で、紙幣よりも厚い商品券がこれだけ揃うとかなりのボリュームで、パンパンに膨らんだ袋を手にすると有難味もそれに比例して大きく感じられる単細胞です。それを渡す立場の人間が言うのも何ですが、やっぱり労働の対価としてはただの数字(明細書)よりも『現物』の方が説得力があると思ってしまうタイプなのです。弊社でも稀に電話一本で材をつないで(現物が手元を介さず右から左で)契約成立する事があるのですが、不謹慎ながらどうにも実感が乏しく・・・

20150924 4貧乏性なのかもしれませんが、伝票上だけで材が動いてしまったりすると、ついモッタイナイとか疎外感を感じてしまうのです。なるべく自分が直接木に携わりたい(触れたい、持ちたい、見てみたい)という思いが、【森のかけら】を作る原動力になったぐらいですから。ちなみに、【森のかけら】や『森のりんご』などのクラフト商品につきましても商品券は使えますので、私のように商品券を購入したはいいがまだ具体的な使い道が決まっていないという方、是非ご検討下さい!

端材の極北・森のりんご

2014/12/05

Exif_JPEG_PICTUREここしばらく在庫状況の更新を怠っていた『森のりんご』ですが、先日ようやく最新在庫状況を更新しました。『森のりんご』は、キューブの【森のかけら】に対して、曲線を愛でれる商品として開発したわけですが、【森のかけら】の240種リストを完成させた以後にご縁があって入手出来た木、あるいは『プレミアム36』などの分類した木材たちの出口の1つとして考えたものでもあります。最新の在庫の中でみると、240種、プレミア36にも属さないモノとしてシキミ㊧やキンモクセイ㊨などがあります。

 

Exif_JPEG_PICTUREまた240種のリストの木であっても、クロガネモチスズカケノキカイヅカイブキなどのように公園木や街路樹など『木』としては日常から馴染みはあっても、『材』として触ったりすることのないモノについても、身近に置いて触れてもらいたいという気持ちで製作したものです。それは、チューリップウッドボコーテ、アマレロ、シャム柿、リグナムバイタなど『プレミア36』に属するレアな木たちについても同じコンセプトで、木は実際に五感で触れて感じてこそ理解、実感できるものだと考えています。

 

Exif_JPEG_PICTUREそういうレナな木の出口というのは、楽器やインテリア、装飾具などもっぱら建築や家具とは違うところにあって、昔は私にとっても縁遠い木でした。1つのスペックを他樹種で作るというコンセプト自体は、【森のかけら】も『森のりんご』も同じなのですが、100個(あるいは36個)で販売するセット商品に対して、バラで1個ずつ販売する商品として、同じマニア向け商品でも私なりに路線を分けた商品でしたが、単価から考えるとコレクターにとっては決して集めやすいものではなかったかもしれません

 

Exif_JPEG_PICTURE今までの販売統計を調べてみても、プレゼントなどに1、2個を購入するという方がほとんどで、5個以上のまとめ会はわずか。まあ、プレミアのりんごですと5個でも¥25,000ですから(!)余程の物好きでなければ手を出さないのも現実だと思います。それでも果敢にまとめ買いされるようなコレクターが世の中にはいらっしゃる、またそういう方とご縁が出来るというのはありがたい事です。わざわざそんな高いハードルを飛び越えて来て下さる方のためにも、決して値下げなどせずにこのまま端材の極北に邁進してまいります

「森のりんご」のご注文ははこちら→注文ボタン   http://morinokakera.jp/shouhin/?cat=43

かけらの新入生歓迎!

2014/04/19

Exif_JPEG_PICTURE物事には目に見えない周波数のようなものがあって、共鳴し合ったり引き付け合うのかなあと思う事がしばしばあります。たまたまモノの巡り合わせみたいなものかもしれませんが、欲していた材の話が突然数か所から一度に舞い込んできたり、初めて会った人が実は数珠つなぎに繋がっていたりだとか。先日、シキミやグミなどの小枝の話をアップしましたが、今度は近所の造園屋さんから「大きめの庭木を伐ったのだけでいらない?」とお声をかけていただきました。それがまたちょうど探していた木!

 

 

Exif_JPEG_PICTURE早速現地に見に行きましたが、庭木だと思ってなめていたら予想以上の大きさでしたので、急遽弊社まで運んでいただき短くカットしてもらう事に。クロガネモチカイヅカイブキヒイラギです。それぞれ少しは在庫があるものの、木材市場では流通していない木ばかりなので、こういうご縁で確保しておかないといつ手に入るか分かりません。しかも、その後は気長にじっくりと天然乾燥させるので、実際に材として使えるようになるのは1年ぐらい先の話。それを見越しての「仕込み」となるわけです。

 

 

Exif_JPEG_PICTUREこの後は、すぐに割ってしまわないと芯から放射状に割れてしまって何にも使えなくなってしまいます。なので早めに用途を決めて必要サイズに割ってしまう事が肝心。魚でいえば「活け締め」みたいなものでしょうか。以前はこうして手に入っても、とりあえず【森のかけら】用サイズに挽き割っていました。しかし、このところ240種のリスト以外の材が手にはいることも多くなりました。このヒイラギなどもそうです。また量が多いと、その樹種のかけらばかりになるので最近は狙いを変えています。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE「かけら」のように樹種が限定されていなくて、それぞれで商品価値があるものということで、『森のりんご』に力を入れています。それだけでペーパーウェイトににもなるぐらいの重さが理想なのですが、いろいろ並べて見ていると、やはり種類が多い方が楽しそうなので、プレミアムな路線とは別にそれぞれの樹種でも作ってみようかと考えているのです。そうなると、『ヒイラギのりんご』やら『シキミのりんご』、更に『ミカンのりんご』、『モモのりんご』なんてものまで生まれてくるわけです。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE言葉だけ聞くと何が何やら分からぬ世界ですが、【森のかけら】のキューブ感とは違う曲面の触感も病み付きになりますぞ!今回ご縁があって弊社にやって来たこれらの「新入生」たちの顔を見ていると、1年後にどういう変身を遂げているかが楽しみでなりません。初々しい彼らもやがては、倉庫の牢名主のような存在になってしまうのか?そうはならないように早めに「卒業」させてやらねばならないとと思ってはいるものの、まだまだ倉庫の奥には別れが名残惜しい留年組が沢山控えておりまして・・・

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