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花咲け5月のさくらプロジェクト・・・③

1さて、この『さくらプロジェクト』のもう一人の主役をご紹介。㈱もみじ建築乗松社長。カメラを執拗に拒むので、いまひとつ男前が伝わりませんが、実に腹の大きな(実際のお腹もポッコリと大きいですが)、誠実なお方です。当日は、この家の棟梁・窪田さん、松田さんとともにもみじ建築のスタッフで受付、駐車案内などの地味な仕事を誠実に黙々とこなされていました。結構年下なのですが、その真摯な経営方針と社員教育にはいつも頭が下がります。どんな仕事をしても人柄は出るものです。スタッフの方も若い方ばかりで実にフットワークが軽やか。

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肩に会社のロゴマーク(もみじ)の入ったお揃いの白いポロシャツに身を包み、受付に居並ぶその姿は、普通の背広の皆さんがズラリと並んだそれとは全く異質。職人さんの顔の見える見学会というのは結構珍しいと思うのですが、お客さんからするとかなり安心感が湧くのではないのでしょうか。大工はただ現場で仕事さえしとけばいい、という考え方とは一線を画す乗松さんの「職人気質」に、ポテンシャルの高さを感じます。『作る』ことと『伝える』ことの出来るスーパー職人集団を目指してください。あなたなら出来ます!

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さて、弊社の仕事に話を戻しますと、完成後に家具を収めさせていただきました。右のブラック・ウオールナットのダイニング・テーブルと椅子です。現在在庫にあるブラック・ウオールナットの挽き板が、かなりこげ茶系で深みのある色合いな物ですから、随分落ち着いた重厚な雰囲気に仕上がったと思います。展示会における家具は、家の引き立て約なので本来はあまり目立ってはいけないのですが、「家はなかなか買えないけれど、このテーブル欲しい~」などと、お世辞のようなお褒めの言葉もいくつか頂戴して、私としてはとても嬉しかったのですが(兵頭社長、申し訳ありません!)、それも家全体のバランスの良さが魅せる技でしょう。メープルとの相性も抜群で、メープルのラスティック調とウオールナットのダイナミックな木目がよく合っていました。たくさんの方に腰掛けていただき、無垢の家具を体感していただけたのもありがたかったです。

 

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やはり実際にこういう空間で体感しないと、本当の良さは理解できにくいものです。最近思うのですが、若い方ほど無垢への憧れが強く、またよく勉強もされています。節やカスリ、色ムラなどへの抵抗もほとんど聞きません。まあ、私の所やトモチャンの所に来る方は、その時点で無垢好きなのですが、それにしても若い施主さんの無垢材に対するモチベーションの高さは驚くほどです。時にこちらがたじろぐような質問をされる方もいらっしゃるので、少し焦ります。価格の事が最後になる話は非常に楽しく、盛り上がります。

ドラゴン残念ながら当日のご成約とはならなかったようですが、両日とも100人を越える方が足を運んでいただき賑やかな見学会となりました。相当気に入っていただき、「たまらん!」を連発していただいた木の大好きな若いご夫婦をはじめ、たくさんの方がイシムラワールドで迷子になられたご様子。家の場合、即決という訳にもいきませんが、徐々に『さくらハウスファン』が増えていけば、いずれ結果もついてくると思います。あら、そういえばドラゴン・ファミリーのお姿が!すっかり毎週お会いするのがお約束事となっております。

イシムラトモコ建築設計21日目の最後にはイシムラトモコ・ファミリーも集結。ブログには出さないで~と言われましたが、多分これは出してもいいよ、の天邪鬼的挑発と解釈して、使わせていただきましたが、逆襲も怖いので軽く触れておくにとどめておきます・・・。皆さん小柄な美人三姉妹(ちなみにトモチャンが一番お姐さん、いやお姉さん)。1日だけのお手伝いが長い報告になってしまいましたが、この日に撒かれた種はきっといつか大きなサクラの花を咲かせる幹になります。兵頭社長、どうぞこれからもチーム・イシムラトモコ宜しくお願い致します。

CA343237★ちなみに、次女ご夫婦(真ん中のお方)は、松山市湊町の『カフェ・クレマ』のオーナー。以前に、ワンズ㈱さんとのイベントの際に、コーヒー教室のコースターとしてオリジナルロゴ入りの【円い森を使っていただきました。こだわりぬいたコーヒーの味はもちろんの事、センス溢れるお店の内装も合わせて堪能できます。

花咲け5月のさくらプロジェクト・・・②

★今日のかけら・#046 【フレンチチェリー】 French cherry  バラ科・広葉樹・フランス産 

 20100516 花咲け5月のさくらプロジェクト・・・①フレンチチェリー

20100516 花咲け5月のさくらプロジェクト・・・②木材以外のディティールにつきましては、イシムラトモコ建築設計のブログ『はたらく石』をご覧になっていただくとして、私はあくまで木のお話のみに徹します。玄関の扉にも重厚な雰囲気のウエスタンレッドシーダーが使われておりました。皆さん、重たそう~と言われるので、実際はとても軽量な材なのですが、見た目の色合いがかなり重さの印象も左右するのでしょう。その扉を開けると、めくるめくイシムラトモコ・ゾーン!玄関の傍らに無垢のカウンター・・・の上に燦然と輝きを放つこの照明!凄いです、これを選んで、これがマッチして、皆さんから素敵と言われるこのセンス、あのちっこい体のどこから湧き出てくるのでしょうか。この極彩色の照明が照らす先にあるのが、例のフレンチチェリーの耳付カウンターです。派手な照明に比べてやや印象が薄いですが・・・。

 

20100516 花咲け5月のさくらプロジェクト・・・③さくら不動産さんの建てられる家という事で、話を伺った時からどこかに使わせていただこうと思っていました。それほど大きな材ではないのですが、フランス産のチェリー(サクラ)は、日本の【山桜によく似ていて力強さがあります。山桜独特の緑色の縞や条も現れるので、部分的に見ると見分けがつかないほどよく似ています。同じ異国のサクラでも、ちょっと上品でスマートな感じの【ブラック・チェリー】に比べると、個人的には野趣溢れるフランス産の方が好みです。ただ個性がある分、幅剥ぎなどのテーブルに使うと全体の色合いまとめるのが難しいかもしれませんから、まさに適材適所でしょう。このカウンターもただの耳付では到底納得してもらえないので、奥の壁際には直線の残った変形耳付をグラインダーで削って、木目が切れないように厳選したものを持参して、ご理解をいただきました。

 

20100516 花咲け5月のさくらプロジェクト・・・④サクラの『木言葉』は「微笑」です。かつては、田舎で待つ両親に受験の合格を知らせる電報の定番といえば『サクラサク』でした。この家の新しいオーナー家族をいつも微笑みで迎えてくれますように、この分譲住宅にも早く合格(契約)の花が咲きますように、イシムラトモコ建築設計+もみじ建築+さくら不動産コラボプロジェクトがサクラの如き満開の花を咲かせますように、ともろもろの気持ちを込めてフレンチチェリーをセレクトさせていただきました。サクラの季節は少し過ぎましたが、こちらのサクラの見どころはこれからです。

20100516 花咲け5月のさくらプロジェクト・・・⑤そのカウンター越しに臨むのは、アカテツ科の【マコーレMakoreです。メープルとのコントラストを考えて、色目のくっきりした材を提案しました。マコーレはシリカを含んでいて、加工しにくい木でもあるのですが、色合いがはっきりしているのでワンポイントにときどき使っています。私は、マコーレとしてではなく【ドゥカDoukaとして、この木をインプットしていたので、後からマコーレと聞いても妙な違和感がありましたが、一般的にはマコーレでしょうね。ドゥカはアフリカのコンゴガボンあたりで使われる呼称のようです。ああ、でも私にはやっぱりドゥカの方が馴染む。