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少し前に自宅の庭に咲いた『ヤマボウシ(山法師)』の事をアップしましたが、そのヤマボウシですが鮮やかな白い花の後に赤い果実が実りました。たぶん今までも実っていたのだと思いますが、目には映っていたものの見えてはいなかったのだと思います。それで改めてヤマボウシについて調べてみたら、果実が熟して赤くなるのは9月~10月頃とありましたが、写真を撮ったのは8月中旬でしたので今年は少し早いのかも。もっと熟してもっと赤くなるのかと思っていましたが落実するのも出てきました。 |
また丸太に十字の切り込みを入れて屋外で火をつける豪快なキャンドルサービスなどの事例を見ると、やっぱり木って人気があって多くの人が欲していることを実感します。ところで弊社がブライダルと初めて繋がったのはこの『円い森』。これにレーザーで参列者の名前を彫って席次札として使いたいという話がきっかけでした。見た目はただの丸型コースターですが、ここにどれだけのエッセンスを盛り込められるかろいうのが重要で、そこで活躍してくれるのが『木言葉』だったり『誕生木』であったり、さまざまな木にまつわる逸話や物語。 |
何か面白そうな出口を見つけたら、夢中になって無理してでも作るのですが、いかんせん飽きっぽいのですぐに熱が冷めてしまいます。この『レースウッドのプレート』もそのひとつです。カーテンのレース模様のような上品で個性的な杢がその名の由来とされる通り、他には類を見ない優雅な杢は芸術的ですらあります。しかしそれゆえに住宅の造作や家具では持て余してしまい、長い間この木がもっと輝く場面を探していました。【森のかけら】においても重要な樹種のひとつですが、小さな35㎜角では正直その魅力を堪能するには小さ過ぎます。 |
なので次に考えたのが、この優美な杢を曲面加工したらどうなるのだろうということ。思いついたらやってみずにはいられません!いろいろな木の杢を丸く削ってみたいというのが、『森のたまご』製作の真相です。そしたら想定した仕上がりサイズに少し足りない木も丸く削ってみたくなって、自立型の『森のたまご』よりひと回りほど小さな『森のこだま』が生まれたのです。丸く削ってみると今までの平面加工では見ることのできなかった別の表情に出会えてそれはそれで面白かったものの、レースウッドに関しては正直平面の時ほどの感動は得られませんでした。 |
それからいろいろ試してみたものの、レースウッドは杢そのものが奇抜で個性的なので、下手に手を加えずに素材そのものを楽しむのが一番という(まあ予想通りというか想像力不足というか)結論に落ち着きました。それで素材をまるまる生かす出口として考えたのがこの『レースウッドのプレート』です。和菓子などを置くオシャレな銘々皿のように使っていただければ考えて作りました。ケチな性分なので、折角の杢が厚みの中に埋もれてしまうのはモッタイナイので、なるべく薄く削って彫りも浅くしてシャープな感じに仕上げてみました。 |
自分の中では、このプレートがレースウッドの最高の出口だと満足しています(あくまでも個人の感想です)。いろいろ試してひと回りして元に戻った感じですが。私的には優美なレース模様もいいのですが、それよりも柾目部分に、まるで魚の鱗模様のように全身霜降り状態で現われる杢の方が好きです。いくら見続けていても飽きが来ない、たまりませんな~!こんな素晴らしい杢のプレートを沢山作っておいたのに、その存在をすっかり忘れてしまっていました(大汗)。という事でこれらの商品も今回の『ウルトラの夏木工』で特別価格で販売します(^^♪ |
昨日、肉桂(ニッケイ)の板が入荷しました。材そのものよりもその香り(シナモン)の方が有名な木で、シナモンは知っていてもその木を見た人は少ないかもしれません。私はたまたま若い頃にニッケイの木に出会って、もの珍しさで買っていました。シナモンの香りに期待しての事でしたが、残念ながらその香りが得られるのは樹皮の裏側部分のみで、材そのものからシナモンの香りが発せられるわけではありません。それでもご来店されたお客さんに、樹皮を渡して匂いから何の木か連想してもらうなど弊社にとっては貢献度の高い木のひとつです。 |
しかも樹皮もいい感じに取りやすそうです。このニッケイは岐阜の市場で仕入れたものですが、その日の市には仕事の都合で参加出来なかったので、「秘技遠隔操作競り」で金沢の村本さんに競り落としてもらいました。材は村本さんの他の木材と共に一旦金沢に持ち帰ってもらい、改めて愛媛に配送してもらうのですが、それに先んじて金沢から謎の小包が到着!開封してみるとそこにはビニール袋に入れられたニッケイの樹皮。荷卸ししてたらその辺に落ちてたので、きっとお前は欲しいやろうと思ってので拾い集めて送ったと。すべてお見通し、ありがたし!! |
以前にこのブログでもご紹介しましたが、近所の大型書店の店頭で1ヶ月間展示販売されていた『木工雑貨 Dee』さんこと門屋さんの商品を『木のもの屋・森羅』でも販売させていただくことになりました。木工雑貨の原料となる木材は弊社から仕入れてもらっているので、作られる商品はいわば「里帰りしてきた木々たち」。Deeさんは木工作家としての経歴は浅いのですが、その分研究熱心で材を買いに来られた際にちょっと変わった木を見つけると、これは何という木なのか?この木の特徴は?どういう用途に使われるのか?と質問攻め。 |
最近では木工作家さんが訪れられるようになりましたが、いろいろなタイプがいて、頑なに自分が決めた種類の木だけを使い続ける人、用途に合わせてさまざまな種類の木を使い分ける人、使ったことが無い木に精力的にチャレンジする人などなど。材木屋としてはいろいろなタイプがいたほうがありがたいのですが、個人的にはパプアニューギニアのM.L.Hなどのような木工作品としての利用頻度が少ない木に挑戦したいというフロンティア・スピリットを持ったDeeさんのような木工作家さんが大歓迎! |
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