森のかけら | 大五木材


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ビニールハウスなどの部材をいつもご購入いただいている近くの果樹園の社長が来店されたのですが、いつもとは違う足場板サイズの杉板を購入されたので何に使われるのか訊いてみたら、果樹をネットで囲む作業の足場にされるとの事。実はこの数年前から、野生のサルの被害が激しくなって、植えている果樹が食い荒らされて大変なのだそうです。特にの被害が酷いのでネットで囲い込むことになったのだとか。会社の前は交通量の多い県道ですがその東には蜜柑山が広がっています。

結構以前から北条の方からサルたちがこの辺りにもやって来て、奥の方の山では蜜柑の被害も出ているそうです。少し前には会社から数百m先の民家の屋根に昇っている猿が目撃されました。サルたちはどこかに定住せずにあちこちの山をグルグル移動しているそうですが、獲物に狙いを定めるとまずは2~3匹の斥候がやって来て、その後いけると判断したら軍団が一気に攻め込んでくるそうです。賢いので罠をしかけても餌だけ取られてほとんど効果が無いとか。

年々手口も大胆になり、態度もふてぶてしく完全に人をなめてしまっているのだとか。農家の方たちにとっては精魂込めて作った作物を食い荒らされて憎っくきサルですが、野生のニホンザルは国の天然記念物に指定されていて、狩猟目的では獲ってはいけない事になっています。農作物を荒らしたりした場合は捕獲や駆除してもよいのですが、その際も捕獲の許可や狩猟免許が必要な場合があるなど、法律の規制を受けるそうでなかなか難しいようです。天敵もおらず自由にやりたい放題なのだとか。

もう駆除するよりもネットなどで防御する方が手っ取り早いという事で、桃園をネットで囲われることにされたのだそうです。最近、北海道や東北ではクマが食糧を求めて市街地にまで現われるようになったというニュースを多く見かけますが、この辺りでもイノシシに加えてサルと獣による被害は拡大。二ホンザルって日本におよそ20万頭近くもいるのに、イノシシのように仕留めた肉が食べられるわけでもなく駆除も進まないのだとか。小売りをしていると木材を通じていろいろな世界が見えてきます。




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