森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

20130116 1発売開始以来、あまり触れていなかったのですが、改めて『森のたまご』についてご紹介させていただきます。細かな仕様につきましては、『商品紹介コーナーを見ていただきたいのですが、サイズは高さ55mmX最大径47mm。『たまご』という名前を付けてはいますが、実際には底辺を平らに削った形状で、単独で立てる事が出来ます。現在完成している『森のたまご』は、30種足らずで、詳しい樹種については【森のかけら・240】のリストでご確認下さい。価格は、樹種ごとに3種の価格帯に分かれています。

 

20130116 2一般的によく見かける木材を利用したBASIC(ベーシック)・(B)。ベーシックでは物足りない方にSPECIAL(スペシャル)・(S)。更にマニアックな方向けに、入手の難しいプレミアな木材PREMIERE(プレミア)・(P)の3種に分けていて、その分類は私の独断と偏見によるものです!ちなみに画像の『森のたまご』はアフリカ産の『パドック』です。(B)・・・・¥1,500¥1,575/消費税込み) (S)・・・¥2,000¥2,100/消費税込み) (P)・・・¥2,500¥2,625/消費税込み)

 

20130116 33種類の価格帯に分かれていますが、その根拠はあくまで端材原料の商品なので、最大の基準となるのは弊社の在庫との兼ね合い。加工前の荒材ベースでいうと、35mm角の【森のかけら】よりも少しだけ大きな55mm角程度のモノが必要になります。わずか数センチの差なんてあまり問題ないように感じるかもしれませんが、実はこの数センチの差が商品開発の分水嶺なのです!木材を加工した状態の呼び名は地域でいろいろあります。弊社では、薄く板状に製材したものは『平板(ひらいた』と呼んでいます。耳の付いたものは『耳付き板』とか『挽き材』と区別しています。その呼び名はあまり重要ではありませんが、一般的に建築材・家具材として流通している『平板』の厚みは、だいたい25~38mm程度。40mmを超えるものは決して多くありません。

 

20130116 4そのサイズは、最終的な仕上がりサイズを想定して製材されます。建築・家具材としては弊社の場合30mmが中心となりますので、加工後の反りやねじれの事を考慮しても、荒材で38mm(現地サイズでいうと4/6インチ)で充分。その端材だと35mm角の【森のかけら】にピッタリなのですが、『森のたまご』にするには厚みが足りません。このパドックは平板の端材ではなく、テーブルサイズの肉厚の端材から生まれたものです。左端のみが植物性油を塗っています。

 

20130116 5森のかけら】へのお問い合わせでもっとも多いのが、「無塗装タイプはないですか?」というものです。それで、『森のたまご』と『森のこだま』については、無塗装バージョンも作りましたが、実際には想像するほどに「木の香り」は楽しめません。加工直後は、(樹種にもよりますが)鼻につくほど強烈な匂いを放つ『クスノキ』のような例もありますが、その他多くは微香。それも時間の経過とともに失われていきます。もっとも、日々木の仕事をしている私の嗅覚がかなり麻痺しているのかもしれませんが・・・。個人的な好みにもよりますが、私などはオイルが染み込んで濡れ色になった姿に魅力を感じます。この『パドック』もそのひとつで、右の画像はオイルを塗装したもの。塗料の匂いは時間とともに揮発し、後には目覚めた美が残るだけ。その触感、是非体感してみて下さい。

 




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
Scroll Up