森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

さて、今回のお客さんは初めてのご来店ではなく以前にモザイクボードもご購入されていて「免疫」はお持ちの方でいつものセレモニーは不要です。このラボアをお見せしても引くどころか、第一声が「いいじゃないですか~!サイズも問題なし!」だったので、私もすっかり気分をよくして、仕上げ磨きのサンダーにもいつも以上に力が入りました。茶褐色の木肌に黒い筋が現われる事から、『ストライプ・ウォールナット』とか『タイガーウッド』などの別名もありますが、オイルを塗るとその特徴が際立ちます。

この端材を倉庫に長い間放置してると経年変化でブラック・ウォールナット並みに黒くなっていました。これは割れ止めのボンドも塗ってあったのでその影響もあると思いますが、これを見たら『アフリカン・ウォールナット』の異名もさもありなんと思いますが、黒いのは表面だけでひと皮削れば茶色の肌が現われます。木材市場で初めてこの木を仕入れた時は、てっきり黒い肌を期待していたのですが、削ってみて不意打ちをくらったような気持ちになりました。時間とともに表面が黒化していきます。

さて、今回は凄く木の事が好きな方(造園関係のお仕事)だったこともありスペシャル価格でお売りさせていただきました。木は喜んでいただける方のところで愛でていただいてこそです。そのままのサイズで事務所のテーブルに使っていただきました。中央部にバックリと大きな割れも入っていたのですが、これぐらいのサイズにまで大きくなったんだからそれぐらいの事もあるでしょう。全然問題ないし、むしろ面白い!とギニア湾よりも広い寛容な心で受け入れていただきました

ちなみにラボアは、アフリカのシエラレオネからアンゴラ東北部の熱帯雨林やギニア湾沿いの多湿地帯などに分布します。ところでこんな木を買う方ってどんな人がいるのかって話になって後から分かった事なのですが、前にほぼ同サイズのラボアを買っていただいた方が実はたまたまお知り合いだったという奇遇!趣味嗜好の近い方は好みの木も似てくる傾向にあるのかもしれません。あるいはこのラボアにコアな木ファンを引き寄せる強い磁力があるのか?ほぼ同サイズのラボア、あと3枚ほどありますので次はどなたが引き寄せられるか?!




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
Scroll Up