森のかけら | 大五木材

20130819 1この菩提寺には900年の大銀杏だけでなく、本堂の木立の近くには『広葉杉』という中国南部原産といわれるスギ科の常葉針葉樹が2本並んで生えています。いずれも樹齢は200年にならんとする立派なもので、幹の目通り3m余りという堂々たるツインタワーです。勉強不足で、『広葉杉』についてほとんど知識が無くて、帰宅後調べてみると、江戸時代後期に日本に渡来した樹種で呼び方は「コウヨウザン」。名前の由来は文字通り広い葉の形に由来しているようです。

 

20130819 2傍らに奈義町指定の天然記念物という看板はあったので、一応撮影はしておいたものの、大銀杏にすっかり心を奪われていたので、葉の形がどうだとかまったくに気にも留めていませんでした。今にして思えばもっと観察するんだったと思うのですが、見上げるその巨躯だけが印象的に残りました。その後ネットで検索してみると、同じような感想をお持ちの方が沢山いらっしゃいました。不遇な広葉杉・・・並んだ相手(900年の大銀杏)が悪かった!

 

20130819 3葉は硬くて鎌のような形で、小枝に不規則に並ぶというのが特徴のようで、アップでみれば我々が日頃目にする「スギ」とは確かに違います。そこで改めて撮った写真を見直してみれば、葉だけではなく枝ごと枯れ落ちるようで、枝つきの落ち葉(?)の形が確かに落葉の形が普通のスギとは形が違います。実はこの「広葉杉」、全国各地の神社などでも沢山植えられているようで、大きいものになると樹高も30mぐらいまで育つらしくかなりの巨木もあるようです。

 

20130819 4中国以外では台湾にも分布しているようですが、寺院建立の際などに植えられたものが各地で立派に成長したのでしょう。菩提寺のような標高の地でこれほど大きく育つのは珍しいそうです。樹脂分を多く含みシロアリにも強いという事です。実際に「材」としての広葉杉をを見た事がないのであくまでイメージですが、成長のスピードが速そうなので伐採してみると『メタセコイア』のようなかなり大味の木柄のような気がしないでもないのですが・・・。見る木、拝む木と使う木は別次元で考えねばなりません。




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