森のかけら | 大五木材


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8月最後の土曜日である31日に大五木材の裏敷地において、映画の上映会を開催します。宮沢賢治の原作を、『火垂るの墓』や『おもひでぽろぽろ』、『平成狸合戦ぽんぽこなどで知られる高畑勲監督が1982年に監督された作品『セロ弾きのゴーシュ』というアニメ作品です。上映時間は63分。8月31日(土)19:30より受付開始、20:00より1回限りの上映となります。当日券は、1ファミリー¥1,000(前売り¥900)。前売り券は大五木材にて販売しています。屋外上映ですので、椅子や飲み物などの持ち込みも大丈夫です。

昔、倉庫の中を空っぽにして『どうぞのいす』のお芝居をさせていただいたこともありましたが、屋外映画の上映は初めての試み。弊社のスタッフの石川奈々さんは、自主上映団体「マネキネマ」の活動を通じて、その事務局長であるご主人の石川誠二君と結婚しました。その関係で自主映画などには精通しているので、そのご縁で今回の星空シネマの企画が実現しました。入場料はいただくものの、営利目的というよりは、木と人を通じて材木屋という空間を生かして何か面白いことが出来ないかの一環です

音漏れや光量、車の騒音、天候など、初めての試みなのでいろいろ問題は尽きませんが、まあなにはともあれ『出来ない理由』をグダグダ並べて何もやらない傍観者になるよりは、失敗覚悟でいろいろと思いついたことはやってみましょうという企画です。当日は大五木材は通常営業(8:00~17:00)しておりますので、お早めに来ていただいて、『木のもの屋・森羅』で木のおもちゃや木製クラフト、雑貨などをご覧いただいたり、倉庫の中の『端材コーナー』でさまざまな木の端材を探してみて下さい。

家でも建てたり、家具でも買うことにならないと、一般の方にとって材木屋ってなかなかご縁も無いし、入りにくいものかもしれません。こういう機会に是非、偏屈マニアック材木屋を覗いてみて下さい。材木屋のイメージが少し変わるかもしれません。スタジオジブリの中では、年々ストーリーが破綻していく宮崎駿監督よりも、高畑勲作品の方が分かりやすくて好きなのですが、高畑勲監督は昨年惜しまれつつお亡くなりになられて、新作を観る機会は永遠になくなりましたが、作品はこうして今後も残っていきます。ご家族でご来店いただき、夏休みの最後の週末を材木屋でごゆっくりお過ごし下さい。

ほとんどの材木屋、製材所さんはこれを見て、「廃棄処分すべきゴミ」あるいは「チップ」、なかには「バイオマスの原料」なんて思うひともいるかもしれませんが、いずれにせよ『必要部位を取った処分すべき残り物』という認識だと思います。実はこれ、弊社で『マツの木杭』を取った時の端材です。大五木材における木取りの優先順位の上位については昨日触れましたが、造作や家具を頂点に、その下には【森のかけら】や『モザイクボード』など30~35㎜角仕上がりの自社制作商品の貴重な原料という出口が控えています。

そうして【森のかけら】などの原料(40×40㎜の角材)を取るために更に細かく挽き割ると、残りはこんなペラペラなものになります。【森のかけら】では丸みは使えないので、耳のエッジの緩い部分などはどうしても使えません。そうやって残った、申し訳程度に樹皮に身(肉)がついた部分。これでもまだ焼却炉には行きません。ここから更に厚みが薄い商品、うちの場合だと仕上がりが厚み10㎜の『誕生木ストラップ』を木取りします。樹種によっては別のストラップに。

そうして残ったのがこちらの、触ればそれだけで折れてしまうような本当にペラペラの部分。さすがにここまで来ると、これを割ったり削ることの方が危険なので、これでようやく原料という名前が外れます。それでも少し肉付きよければ焼却炉ではなく、『ここ掘れワンワンお宝発掘』コーナーに移送。これはこの袋の中にあるもの無料なので、クラフトとかされる方どうぞご自由に発掘してもって帰ってくださいね、というコーナーです。残念ながら今の私の物差しでははかりきれなかったモノも、違う人の物差しだと生かせるかもしれないという大五木材の最後のセーフティーネットです。

それでも端材視点で見れば、「その上から目線が人間の傲慢さなんじゃ!まだまだ護摩木だっって、マッチ棒の軸だって、割り箸だって、取ろうと思えば取れるじゃろうが~!骨までしゃぶって使うというならせめてそれぐらいしたらどうじゃ~!」と怒られてしまいそうです。本当はここからもう一段階何かを取り出せればいいのですが、あまり行き過ぎると端材に軒先貸して母屋を奪われかねない(既に一部そうなりつつ場所もある)ので、心を鬼にして端材たちの声から耳を塞ぐか、体中にお経を書くしかないのです、合掌。

 

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