森のかけら | 大五木材


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何度でも書きますが、『森のかけら累積販売個数70,000個突破記念・感謝特別ロングセール』に向けて倉庫も展示室もために大改造中!この連休を利用して倉庫の棚から展示室のレイアウトまで大掛かりにいじっております。それで在庫している商品を整理していて気がついたのですが、今までに作った『森のりんご』で、まだ世に出していなかったモノが多数ありました。どこかのタイミングでと思っていたらすっかり忘れてしまっていました。しかも『森のかけら240種リスト』に含まれていないものも多数あり。

というのも、その240種に含まれない樹種については、いずれ【森のかけら】の続編か何かの形でも作りたいのですが、それをするには最低でも新たな樹種が36は集まらないといけないのと、解説書などの事も考えるとかなり時間がかかりそうな話になります。なので、とりあえず早めに世に出すために『森のりんご』にしようと思って作ったはずだったのに、この有様・・・。一度は微笑んでくれた「モッタイナイの神」もさぞかし呆れていることだと思います。そこで、これらの「りんご」をこの機会に一気に世に出すことにしました

新しい樹種を1個ずつなんて事にしてるとまどろっこしいので、『感謝特別セール』にちなんで、今のところ出来上がっている『森のりんご』全種を、コンプリーター仕様のセットとして特別に販売します。今のところ全部で32種の在庫があるのですが、中には在庫がわずかなものもあり、個別にそれが売れてしまうともう揃わなくなるので、恐らく出せても3~4セットになると思います。果たしてそんなもの好きがいるのか?!

写真を撮った時には気づかなかったのですが、パープルハートブラック・ウォールナットが抜けてしまっていた(!)ので、画像は30個ですが、実際にはあち2個追加で全部で32個になります。それぞれの単価で計算すると本来は、B(ベーシック)x3個(@3000)とS(スペシャル@4000)X9個とP(プレミアム@5000)X20個で合計32 個、金額で言うと合計¥145,000の商品ですが、感謝の気持ちを込めた超特価の¥100,000(税・送料別)で販売させていただきます!コンプリーターの血が騒ぐ方、りんごマニアの方、是非この機会に!※ちなみのこの番号は便宜的なもので、240種のリストナンバーとは関係がありません。

1・ケヤキ 2・チューリップウッド 3・バクチノキ 4・アオギリ 5・アパ 6・アセビ(毒りんご)7・リグナムバイタ 8・パドック 9・カキ 10・マユミ 11・ウェンジ 12・ゼブラウッド 13・リンゴ 14・シキミ 15・レースウッド 16・サーモポプラ 17・パオローズ 18・ボコーテ 19・シラカシ 20・カイヅカイブキ 21・コクタン 22・アマレロ 23・チャンチン 24・アカメガシワ 25・クロガネモチ 26・ジンダイケヤキ 27・スズカケノキ(プラタナス) 28・ヤマザクラ 29・キンモクセイ 30・ソノケリン ※ブラック・ウォールナットパープルハート (この2種は写真には写っていません)

1個ずつ透明ケースに入っています。 植物性オイル塗装品 最終仕上は人間の手によるものですから、1個1個微妙に形は異なります。サイズH55×W50mm ※多少の誤差がありますがご了承ください。※底面にレーザーで「森のかけらリストナンバー」が彫ってあります。納品までに少し時間かかります。

 




森のりんご』を作り始めた時に、いつかは作ろうと思っていたのですが、なかなか実現することが出来なかったモノがようやく完成しました。『森のりんご』は触感が滑らかである程度の重さのある広葉樹を主に使っていて、一応言い訳程度にオブジェ、インテリア委以外にも「ペーパーウェイト」にもなりますよ、という事にしていますが、本来は四角いキューブだけでは物足りなくなって、『曲面のかけら』を作ってみたかったというのが本心です。という事なので、やっぱりいろいろな種類を作りたい。

という事でいろいろな種類の木のりんごを作っているのですが、その中でもどうしても避けて通ることの出来なかったのが、フルーツウッド系のりんご。その商品名に「りんご」という言葉をつけてしまったのでややこしくなったものの、「ミカン(蜜柑)のりんご」や「ナシ(梨)のりんご」、「スモモ(李)のりんご」などの、初めて聞く方には意味の分からないりんごを作ることは私に架せられた使命。その究極が『リンゴ(林檎)のりんご』、つまりリンゴ(林檎)の木で出来た『森のりんごです。

 

『森のりんご』を作り始めて早数年、ようやく念願が叶いました。そんなもの簡単に作れるじゃないのと思われるかもしれませんが、『森のりんご』を作るためには、【森のかけら】よりもふた回りほど大きな素材が必要になります。具体的に言うと、荒材で65㎜ぐらいの角材が必要になります。もちろん芯を外しての大きさ。乾燥に伴い収縮しやすいフルーツウッドの場合、もう少し大きなサイズが望ましいのですが、フルーツウッドってそもそもそんなに大きな径の材は得にくいものなのです

以前にあったリンゴの木も結構大きかったのですが、乾燥に伴い割れが生じて結局使えませんでした。今回出来たリンゴは、フルーツウッドの先輩である武田製材武田誠さんから3年前に分けていただいたもの。割れないように天乾させること3年、奇跡的にうまく乾いたリンゴの木を使いました。割れなかったとはいえ、枝や傷もあって、歩留まりは恐ろしく悪い。逆に考えれば『森のりんご』や『森のかけら』だからこそ活用できるとも言えます。量は少ないのですが是非マニアの方には必須アイテムですぞ~

フルーツウッドのりんご』と聞くと、ほとんどの方がその実の匂いがすると思われて、匂いを嗅ごうと鼻に近づけられますが、残念ながら材からは実のような匂いはしません。伐採直後であれば、実の匂いなどが付着していたりして「匂い香」がうっすら残っていることもありますが、それはあくまでも一時的なモノ。品質そのものよりも、それが本当にその木で出来ているという事が大切。『森のかけら240リスト』に含まれていないので通常ならExtra(番外篇)扱いなのですが、Appleの言葉も捨てがたい!




森のたまご」の裏面に「森のかけら240」の3桁のリストナンバーを彫っているという事で、弊社にもレーザー彫刻機があると思われて何件かそういう問い合わせもありました。残念ながら弊社にはレーザー彫刻機ありませんが、周辺で持っている仲間が沢山おりまして、形状やサイズ、納期等に合わせていろいろな所にお願いして加工してもらっています。時系列的ではありませんが、そこは多めに見ていただいてご紹介させていただくと、『森のりんご』にレーザーで言葉を彫って欲しいというご注文がありました。完成品がこちらです。

ベースは『ケヤキのりんご』です。ご友人の方がパン屋さんを開店されるという事で、お店のオープン月の8月の『誕生木』である『ケヤキ』を選んでいただきました。『誕生木のりんご』という商品があるわけではないのですが、お客様が誕生木というエッセンスを『森のりんご』に振り掛けていただきました。お~ッ、これぞ待ち望んでいた『創作合体商品』!自分が蒔いた小さな種に誰かが水をかけていただいたような気分でとっても嬉しかったので、張り切ってレーザー彫刻してもらいました。

お店は2018年の8月に静岡県富士市でオープンされたパン屋『Pain de kafuu(パン・ド・カフー)』さん。そのお店の名前とお店の開店月をレーザーで彫らせていただきました。リンゴが球体なのであまり長い文字だと字がよれてしまうため3段組みにさせていただきました。オプションですがこういう事も出来ます。お店の名前の『Kafuu』というのは沖縄の言葉で、果報・幸せを表すそうで、『幸せのパン』という意味。富士市生まれで、大好きな沖縄に移住してたまたま務めてパン屋さんで虜となって、地元の富士市でパン屋さんを開くことになられたそうです。

沖縄のパンの酵母の中には人を虜にする秘薬が入っているようです。こういう人が作るパンって美味しいにきまっています。商売は扱うモノに惚れ込んだ者の勝だと思っています。いや、自分が売るモノに惚れ込んでもいないなら、それを売ったりしてはいけないのです。木の事を悪く言ったり卑下する材木屋がいるのは本当に情けない話です。店を支えるのは、これが好きだ~!という主人の一途で熱い思いで、それが商品にも必ず現れると信じています。Pain de kafuuさんの商売繁盛を、『ケヤキのりんご』ともども祈念しております。

 

Pain de kafuu(パン・ド・カフー)

定休日   日曜・第4月曜

 




昨日、子供たちの通う高校の校庭で『アコウ』との出会いの話をしましたが、今日はそのアコウに関する少し怖い話。アコウの英語名は、『Banyan Tree』(バニヤンツリー)と言いますが、そのBanuyan(バニヤン)はインドが原産で、当地では『ベンガル菩提樹』などとも呼ばれるように宗教上の聖木として東南アジアに広く植えられています。しかしその一方でこの木にはもうひとつの『絞め殺しの木』という恐ろしい俗名があります。その名前の由来は、この奇妙な姿の木の成り立ちに関わっているのです。

バニヤンの果実を食べたサルやコウモリ、トリなどの動物たちによって、森の中に育つ他の木の上に運ばれ、そこで糞とともに排泄され発芽します。そしてまずは宿り木として生活を始めます。樹上から気根を垂らして成長し、気根が地面に届くと本格的に成長し、幹が太くなり、宿主である木に巻きついて養分を得るのです。やがて宿主の木を覆いつくし、自分の方が大きくなると、その姿が木を絞め殺しているように見えることから『絞め殺しの木』の名前がつきました。遂には無数に伸びた気根が、「1本が林に見える」ほどに成長。

普通の木に反して上から下に向かって成長する性質や、気根が宿主にまとわりついた異様な姿から、バニヤンの木には夜叉神が宿るという古代信仰があり、その果実は怪しげな呪術、妖術などにも使われたそうです。同じクワ科のガジュマルも『絞め殺しの木』と呼ばれ、宿り木も種類は多いものの、宿主そのものを本当に絞め殺してしまう例は他にないとか。奄美大島でも、アコウの木には赤毛の妖怪が棲んでいるという伝説があるなど、洋の東西を問わず妖しげな伝承には事欠かないのですが、その姿を見ればそれも納得。

同じ絞め殺しの木の仲間でも大きなものになると、樹どころか建物までも飲み込んでしまうほどに巨大化するものもあって、アンコールワットの遺跡群を押しつぶさんばかりに成長したガジュマルは畏怖すら超えてもはや映画のセットのような造りもの感が漂うほど。いずれこれらの貴重なクメール王朝の遺跡もガジュマルによって破壊されていくのでしょうが、もしこれが日本だったら遺跡を守るためにガジュマルを伐ろうなんて言い出す愚かな輩も出てきそうで怖い。絞め殺しの木に絞め殺されるのも自然の摂理で、そこに良いも悪いもない。

そんな絞め殺しの木ですが、四国や九州ではアコウの大木が国の天然記念物にも指定されています。四国だと、愛媛の伊方町佐田岬の『三崎のアコウ』、高知の土佐清水市の松尾神社松尾のアコウ』、いずれも自生のアコウがあります。ちなみに愛媛の佐田岬と佐賀県の唐津市が自生するアコウの北限だそうです。その異形から『タコの足』とも呼ばれていますが、文字通り宿主に巻きつく姿は、獲物に吸盤で吸い付き圧死させるタコのようでもあります。こうなると『毒りんご』の上をいく『キラーツリー』としてまた別の魅力が見えてくる!




以前にもうひとつのクルミ、『ノグルミ(野胡桃)』についてご紹介しましたが、このあたりでは『ノブノキ』の名前でも呼ばれています。ノグルミの名前の由来などについては前回の項で詳しく説明していますが、今回はその具体的な実例について。残念ながら240種のリスト決定時に間に合わかったので【森のかけら】にはならないのですが、端材は当然『モザイクボード』にでも『森のこだま』などにも利用するのですが、いきなり板から端材を取るわけではなくて、主体があってこその端材です。


見た目の雰囲気は、オニグルミの趣きなのですが、材がそれよりも硬いであろうということは見ただけでも分かります。持ってみればその差は歴然。個体差はあるとは思いますが、オニグルミに比べるとかなり重たいです。同じクルミ科で例えれば、ブラック・ウォールナットに対するヒッコリーぐらい触感に差がある感じ。普段は軟らかめのオニグルミやサワグルミを手にすることが多いので、国産で硬い材質のクルミというのは何やら違和感がありますが、その硬度はテーブルにはうってつけでは。

ということで、テーブルと椅子の素材にご提案させていただき、作らせていただいたのがこちら。さきほど硬さの印象で例えたヒッコリーと同様に赤身と白身のコントラストははっきりしていますが、それもこの木の面白さ。この大きさですが、オニグルミと比べれば結構な重量感があります。強度もあるので、テーパーに絞った細めの脚などには有効でした。表情も豊かで材の供給さえ安定すれば面白い木だと思うのですが、今のところはイレギュラーなので強くアピールできません。今後使ってみたい木です。


後から知ったのですが、実はノグルミの葉には毒性成分が含まれていて、昔はその葉をすりつぶして川や池に流して魚を捕獲する魚毒としても利用していたそうです。なので実はつくものの果実は食用になりません。そのため『ドクグルミ』とも呼ばれていて、もしかするとそういうイメージもあってあまり活用されてなかったのかもしれませんが、クルミとひとくくりにされている可能性もあります。しかしこの毒性が含まれるという情報は私にとっては吉報!なにせ毒がある木というならば『毒りんご』という出口がありますから!




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