森のかけら | 大五木材


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とある平日の昼間に乗用車で移動してたら、たまたま放送していた昔の刑事ドラマの再放送が流れていて何気に聴いていたら、ちょっと話が気になる方向に急展開!話自体は目新しいものでもなんでもなかったので、詳しい描写はよく覚えていませんが、ある男に殺人犯の容疑がかけられます。殺された人に恨みも抱いていて、その男が怪しいのですが決定的な証拠がありません。刑事たちは犯行があった森の中を必死に探し回って証拠を見つけようとするのですが見つからず、捜査は行き詰まってしまいます。

そんなある日、刑事が自宅に帰ってくると、妻が手に薬を塗っていました。訊くとウルシにかぶれた(なんで奥さんがウルシにかぶれたのかこのあたりの記憶が曖昧・・・庭の手入れか何かだったような)のだけど、知人にいい塗り薬をもらったので塗っているとの事。その妻のかぶれた肌を見た刑事は、容疑者の腕にも同じような炎症があった事を思い出します。それで翌日もう一度殺現場だった森に行くと、そこにはウルシの木があったのです。殺人を犯した時にウルシの葉に触ってしまいかぶれたのに違いない!やっぱり奴が犯人だ~!

とまあ、ディテールは正確ではありませんが、大筋はこういう感じで、ウルシの木が犯人を突き止める役割を果たしてくれたのです。途中から面白くなって、わざとに目的地に行くのに遠回りをして最後まで聞き入ってしまいました(笑)。あくまでもテレビドラマなのでこれが証拠になるのかどうか分りませんが、私が思ったのは『森のかけらも捜査に使えるやんか!』という事!例えばもっとマニアックな木、例えばとある森の中で犯罪が行われた際に犯人の靴の裏に付着した木のかけらが小さすぎて何か分らないなんていう時に、【森のかけら】が謎解く!

まあそういう形で使えるかどうかは別にしても、単なる木材標本とかインテリアという用途を越えた実用的な可能性の一端が垣間見た気持ちになりました。最近は大学や工業系、芸術系の専門学校などから教材などとして問合せいただく事も増えておりますが、実は病院などからのご注文も多いのです。何に使われているのかまでの追跡調査が出来ていませんが、もしかして握ったりしてリハビリなどに使われているのかも?あるいはただ木の好きな院長の部屋のインテリアとして飾ってあるのかもしれませんが(笑)。かけらの可能性無限なし!




昨年末にみんなで頑張って整理したお蔭で、またまた『夢のかけら』が出来ました。森のかけら】になれなかった、ちょっとワケアリ(小傷や小割れ、欠損、虫穴、節、青染み等々)でA品としては世に出せれなかったかけら達を集めたものなので、出来て嬉しいような悲しいような複雑な気持ちではありますが、それでも無駄になることなく誰かが楽しんでもらえるモノになれればと思っています。今回出来たのは6セットです。異なるかけら30個入りでお値段が¥4,000消費税・送料別途)。解説書や箱は付いていません。写真のビニール袋入りのままです。

店頭とオンラインショップで販売しております。作ろうと思って作れるものではないので、在庫整理をした時に樹種が溜まってたら出来るというものです。ところで、こうしていわゆるB品を『夢のかけら』として販売してきましたが、今までにどれぐらい出たのかしらと思って、量を確認してみるとおよそ4,000個でした。今までに販売して【森のかけら】の総数から計算するとおよそ6%にあたります。B品発生率が6%というのは製造業としては高いのか低いのかよく分りませんが、まあそれも無駄になっているわけではないのでよしとします。

これは35㎜角のキューブに加工して仕上がったものの中から検品してAかBか識別しているので、歩留まりとして90%を超えていますが、これが板材や角材から削って、かけらを取る工程だと80%ぐらいまで落ちます。更に丸太から板や角材を挽く製材レベルだともっと落ちることになります。それでついつい材木業界の人間は、歩留まりが90%というと「凄い!」と反応してしまいがちですが、単純に歩留まりの数字だけを見一喜一憂したところで仕方がない。吟醸酒のように精米の歩留まりが悪くても高付加価値のものを作ればいいだけの話。

歩留まりを上げることは勿論大切で、B品の活用もそれに寄与するわけですが、いわゆる引き算の思考には限界があります。それよりも出来上がるモノに新たな付加価値を加える事には限界がないし、なにより足し算でものを考えるのは楽しい作業!今年は、【森のかけら】も現在の240種+プレミア36種から一気に400種にまで増やすように取り組んでいるところですが、なんでも新しいものを生み出す時は気分も高揚するし熱量も高くなります。まだまだゴールは遠いのですが、このあたりがいちばん楽しいところでもあります。




新・森のかけら400プロジェクト』の始動を告げたところ業界内外からもいろいろお声をかけていただき心強く感じています。中には、早速OOの木ならある、という話までいただきありがたい話なのですが、そんな中でこういう反応もありました。OOみたいな一般的な木なのに、なぜ現在のリストにすら含まれていないのか?あるいは、〇〇なら端材がいくらでもうちの工場にあるけどそんなのが欲しいの?そうなんです、今回探している樹種の中には決して珍しくもなければマイナーでも木もいくつか入っているのです。

それは例えば、日本の木でいえば『レモン(檸檬』であったり『ユズ(柚子』などの果樹木。まあこちらについてはタイミングで得難いのと、かけらサイズ(35㎜角)に取れるものが少ないという理由に依ります。世界の木でいえば、『ウィロー』や『マグノリア』など。決して高価ではないものの日本での明確な出口がないため輸入商社の食指が動かないため端材が得難いもの。そして『メルクシパイン』や『ラバーウッド』などのように、弊社にその端材も沢山あるのに適サイズが無くて悔し涙を流しているものなどです。

中でも『メルクシパイン』や『ラバーウッド』は、代表的な積層フリーボードの素材で、『モザイクボード』を作り出してからはほとんど取り扱いを止めていますが、弊社の倉庫にもかつての残材、端材がいくらも残っています。まだ見ぬ樹種を得たいという欲求と、その樹種なら目の前にあるのに、あとも言う少しだけ大きければなあという悔しさは同列。いや、手で触れるだけにその悔しさの方が強いかもしれません。一般的に流通している積層ボードの厚みは25㎜、30㎜。森のかけらは35㎜角なので、わずかに足りないのです💦

特に現地で加工して商品化されているものについては、完成商品はあれども端材すらに日本には入ってこない状況で、まさに臍を噛む思いなのです。なので、どこの材木屋にでもある木なのになぜ入手が難しいの、と疑問に思うのです。35㎜角にしたことがアダでもある反面、この大きさが掌でかけらを包み込む最適サイズという自負もあるので、根気よく適サイズを捜すのみです。名前も知られている木たちなのでなんとかリストに加えたいところなのですが・・・。楽勝と思って通ったぬかるみが思わず深くて足を取られた、って感じでしょうか。かけら沼深し。




そりゃあ、手に入る事なら私だって、『星の王子さま』に出てくる『バオバブ』だって、ボトルをひっくり返したような姿がユニーク『ボトルツリー』だって、弊社のサイトで一番人気の『ドラゴンツリー』たちも仲間に加えたいのは当然のことです。いや、もしもそんな木たちも集められたら、『新・プレミア100』とかを作ってしまうかもしれませんが!結局沢山集まったら集まったで収集がつかなくなって、更に枠を増やしていかねばならず、永遠に完成しないライフテーマになってしまいそうではあるのですが。

それはともかく現実的な話としては、残りの枠を埋めるためには、樹種がやたらと多い東南アジアとアフリカ、アマゾンあたりにある木が鍵となりそうです。中国にもまだまだ未知の木は沢山あるのですが、こちらに関しては情報が少なすぎて、入手できたとしても正体不明の可能性大なので恐らくほぼ使えなさそう。現在流通している中国産のフローリングですら、ちょっと変わったものとなると、詳しい情報があがってこないし情報が少なすぎて検証のしようもありませんから。現物の木と情報が揃ってこその【森のかけら】です

気長に探せば手に入るかもしれませんが、こちらにも時間に限りがありますし、印刷物等の準備もしなければなりませんのであまり猶予はありません。揃えることが目標ではなくて、あくまでもそれを販売して多樹種フェチの元にお届けするのがゴールですから。という事で、今回は公開捜査ならぬ公開スカウトに踏み切って、全国のいや世界の変わり者な方のご協力を仰ぎたいと考えています。【森のかけら】は35㎜角なので、荒材としては反りやねじれも考慮して45㎜角あれば大丈夫で、長さは最低300㎜以上あればどうにかなります。

今のところ探している樹種は以下の通りです。ウィロー、テレンタン、紅桧、マルーパ、マドローネ、マグノリア、メンガリス、メルクシパイン、コト、木蓮、ラバーウッド、レンガス、広葉杉(コウヨウザン)、プライ、エヨン、ポドカルプス、ホペア、シゾメリア、バターナット、アンベロイ、チアマ、テトラ、モラド、ウルナ、アンブラナ、タララ、ムニンガ、アイリスローズ、タウワリあたりです。別名・商業名、さまざまな呼び名があるのでこちらでもまだ整理できておりませんが。何か情報あればよろしくお願いします。




新・日本代表メンバーについては、あと15~20種ほどを招集せねばなりません。一応こういう木もあればいいなという候補の名は挙げているのですが、正直日本の木についてはかなり楽観的です。むしろあまり張り切り過ぎると、予定の65種の枠を越えてしまうと、それはそれでまた例の「モッタイナイ病」が首を持ち上げ、日本と世界が同数でないと気持ち悪いという面倒くさい性格から、世界の枠も同様に増やして、そしたら数字の区切りが悪いので450にするか・・・なんてことになってしまわないかと。捕らぬ狸の皮算用。

むしろ心配しているのは世界の65種の方です。こちらは現在、大五木材にストックのあるものも含めて25種ほどは確定しています。あと10種ぐらいは、仲間のところにあるのは確認済なので、およそ35種ぐらいの目途は立っています。なので残りは30種~35種程度。日本の1国で120+65の185種もあるのなら、世界で同数なんて楽勝じゃないかと思われるかもしれませんが、あくまでも日本に輸入されている木材の中からの選択なので、実はこちらの方がハードルが高いのです。当然、海外の街路樹や灌木なんて手に入りません。

出版されている木材図鑑を見ても、海外の木についてはせいぜい100種程度で、150種もあればかなり多い方だと思います。日本の木と合わせて250~300種ぐらいが、学名や産地、性質、用途などまで紹介しているものが、紙媒体の木の図鑑としては最大ではないかと思います。185種を目指すという事は図鑑にも載っていない木を捜すという事。また見つけたとしても、その木に関する情報が乏しいと解説書が書けないので新メンバーに加えられないというジレンマに陥ります。これは現在の240種で経験済の、世に語られる『かけらの悲劇』!

幸いにもあれからネットの情報量も飛躍的に増大しており、世界の未知なる木の解説をしているサイトも増えているので、その点では悲劇は繰り返さずに済みそうではあります。しかし、一般的に流通している樹種はほぼ網羅しているし、結構マイナーな木にも手を出しているので、ここからはかなり細いルートを頼ってスカウティングしていかなくてはなりません。残りの枠はあと30~35種!ポイントとなるのは、樹種の宝庫・東南アジアとアフリカとアマゾン。名前だけならいくらでも木はありますが、現実的にそれが手に入るかどうかが問題!




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