森のかけら | 大五木材

先日、甲斐先生玉井さんが『木の玉プール』を取りにご来店された際に、お土産にとプラムを持って来ていただきました。実はここ平田町は宮内伊予柑発祥の地で知られる柑橘の町で、育てているのは伊予柑の他にレモンやキウイなどさまざま。その中にプラムもあって、弊社からすぐ近くでもプラム狩りをされている農園があります(ベニハナ農園さん)。甲斐先生と玉井さんは、弊社に来られる前にわざわざそちらに寄ってプラム狩りを満喫され、お土産にと袋一杯のプラムを持って来ていただいたのです。いつもいつもありがたいです。


いただいたプラムは美味しくいただきました。実はここに住むまでほとんど食べたこともなかったのですが、その味に魅せられてからは好物となりました。そのプラムですが、日本語で言うと『スモモ(李)』(西洋スモモ)。このブログでも以前に書きましたが、近所の農家さんで伐採されたスモモの木を分けていただきました。それは今も大切に保管されているものの、なかなかスモモらしい出口が見つけられていません。すっかり乾燥も進みましたので、これからスモモならではの出口探しをせねばなりません。

今まで唯一スモモらしい出口としては、『えひめのあるくらし』のメンバーで、季節の美味しい手作りジャムのお店・『朗-Rou』の和田美砂さんとコラボした『愛媛県産スモモの木で作ったスモモのスプーン&スモモのジャム』。見た目の印象としては、やや淡いヤマザクラのようで、緻密さはナシのようでもあるのですが、触ってみると分かりますが、サクラに比べても軟らかくそこまで強度はないようです。まあサクラのような大きな材は望めそうにもないので、身の丈に合ったような小さな出口が求められそうです。


折角のスモモの木なので、普通に輪切りにしてコースターにしてしまうにはモッタイないのですが、樹皮の感じがいいので、そういった注文も結構多かったりします。大きさが限られているのでどうしても出口もちいさくなりますが、貴重なフルーツウッドですので、来るべきその日に向けてしっかり保管していくつもりです。ここ最近加工の仕事が立て込んでいて、なかなか新商品の企画にまで頭が回りませんが、こういう機会(いただいたプラム)があるたびにハッとさせられます、やらねば!!




この歳で何を今さら青臭いことをと思われるかもしれませんが、先日のB家のパーティーに集まったさまざまな分野の方々とお話をして、それぞれの商品の後ろにしっかりと作り手の顔が見えていることを改めて痛感しました。特に近しい『おとなの部活動』の面々ですが、こうして異分野の方々の中に紛れても、その個性はやはり強烈。杉浦綾の作った器、杉浦史典の作った人形、帽子千秋の手がける服、大塚加奈子の薦める台所用品、玉井大蔵の作るパン豆などなど、いずれも商品と一緒に作り手の顔がしっかり見えている。

材木屋という仕事は、素材を大工さんや工務店さんに届けて加工して使ってもらう中間の流通業であるため、なかなか消費者に自分の商品を届けるという感覚が持ちにくく、『作り手の顔の見える商品』というものに漠然としてあこがれを抱いていました。それがやがて消費者にまで直接届く最終商品を作りたいという欲求を生み、遂に【森のかけら】によってその願いは成就することになるのです。販売を始めて約10年、今では県外からの注文が圧倒的に多くなったのですが、その多くがこのホームページを通じてというものです。

最近では、教材・標本として学校関係者の方からのご注文も増えていますが、一般の方はどういう感覚で購入されているのか多少気になっています。木工愛好家や木の仕事に携わる方が樹種サンプルとして、またはインテリアとして購入してくださっていると思うのですが、それは純粋に商品に対する評価としての事。あまたある木工商品の中でたまたま巡り合ったワン・オブ・ゼロであって、大五木材や森のかけらという看板で売れているものではありません。まあ自社商品といっても弊社の場合は直接的なものづくりとは少しスタンスが違います。

材こそ自社のものを使っていますが、それからどういうものを作るか企画・検討し、実際に加工してむらうのはそれぞれの工場ということなので、ものづくりといってもプロデュース的役割が強いので、顔の見える商品というにはちょっと違和感があるかもしれません。自分の中に作家や職人に対するあこがれが強く、自分の手で何かを生み出す行為への執着が強いのですが、その才能が無いのは早々に気づいていたので、今の形に移行してものの、やはりその思い断ち切りがたく、やっぱり私流の『顔の見える商品』に着手してみます。




新B家の移転パーティーであるにも関わらず、委細構わずメインルームの隣の小部屋で雑談を繰り返していた我々でしたが、その間にも参加者はどんどん増えて、賑やかさにひかれて覗いてみれば溢れんばかりの人。あのひとは誰か、この人は誰かと、周囲に聞けば業界も立場もさまざまで、県内に蜘蛛の巣のごとく張り巡らされた杉浦夫妻のネットワークには驚かされるばかりです。史典さんは大学で非常勤講師を、綾さんは『いよココロザシ大学』の理事を務めるなど、それぞれに活動の幅がとにかく広い!

さて、そろそろ少し回ってご挨拶でもしようかしらと思っていたら、いいタイミングで主催の杉浦綾さんからお声がかかりました。改めて皆さんにご挨拶をということだったのですが、いきなりの綾さんからのご指名でなぜだか私が急きょその役を務めることになりました。何の打ち合わせもありませんでしたが、どんな状況であろうと挑まれた勝負から逃げるわけにはいきません。好都合にも主催者は『』の名をお持ち。いかにして『木の話』につなげていけるかどうかで材木屋の真価が問われる!

少し飲みが足りずに舌の滑りが悪かったもののどうにかこうにか『木の話』に着地させて挨拶終了。こういう状況も踏まえて、もっと木の話のストックを増やしておかねばなりません。『おとなの部活動』では喋り倒すメンバーばかりの中、「店員さん、お絞りください~」ぐらいのテンションで常に挨拶の役が回ってくるため、仕込みネタがもうすぐ底を尽きそうです。『おとな』以外でもいろいろなシーンで挨拶の役を負うことが多くなったのですが、前に使ったネタかどうかがよく分からなくなって不安。

こういうネタって場数をこなしてもまれていくものなので、何度も話して収斂させたいのですがどの会でどの話をしたのか整理がつかなくなってきているので、『シンゴジラ』ならぬ新ネタも仕込んでおかねば。ところで会の後半は、『おとな』のメンバーである和田美砂さんのご主人、漫画家の和田ラヂヲさんと、お酒の勢いもあり濃密なお話をさせていただきました。数多い出席者の中でも妙に体格のいいふたりですが、まるで兄弟のようとのお声もかかるほど。ラジオ兄さん、またいつか一杯やりましょう~♪




 『えひめのあるくらし』でお馴染みの砥部焼業界の異端児・杉浦史典夫妻が松山市内に居を移されました。以前から『B家』として親しまれている夫妻の住居&アトリエ&みんなの集合場所&パーティ会場ですが、移転を記念して盛大にパーティーが開催されました。きっと何らかの趣旨が記されていたはずですが、そんな事はすっかり忘れてしまったものの、一杯飲めるということで日本酒持参で参加させていただいたのは5月も半ばの頃でした。そんな話を今頃書くなという批判には耳を貸さず、盛大な新B家パーティーの話。

一体どういう関係の人たちがどれぐらい呼ばれているのか、まったく考えもせずに行った私は玄関を開けてビックリ!そこには見たことも会ったこともないような方々が所狭しと集まっておられました。いかん、これは主以外に知り合いがいないという危険な状況になると一瞬不安が走り、持参した日本酒を一人寂しく手酌する光景が頭に浮かんだののも束の間、見覚えのある顔を発見!『えひめのあるくらし』のメンバーもちゃっかり出席しておりました。宴の時間が近づくにつれ更に集まっている参加者たち。

奥ゆかしくて人見知りの多い『えひめのあるくらし』メンバーはやがてメインルームに隣接する部屋に自然と集まってきたのです。私の隣では、ガンダムプレゼンで一時代を築いた高瀬英明君(無茶々園)が熱く『シンゴジラ』への愛を熱弁。周囲の女子の冷たい視線を無視して議論は白熱。巨大生物&ロボに萌えない男子などいないのです。お互いの持てる知識と熱情で熱く激論を交わすものの、残念ながら私は『シンゴジラ』未見・・・。それでも旧ゴジラや『パシフィイク・リム』など、B家とはまったく無関係の話で盛り上がる二人。

やがて話は『シンゴジラ』から、『持たざる者』の話へ。ネガティブシンキングの中から斬新な企画を生み出す独特の高瀬式思考。なぜに世界はこうも不平等なのかという話から、お互い持たざる者がいかにして持たざる者と戦うかについて、いい歳したおっさん二人の与太話を呆れ顔で聞きながらも決して突き放すことない優しい『おとな』メンバー。こちらは、『イチョウの丸いまな板』でお馴染みの大塚加奈子さん(道後の日用雑貨のお店・BRIDGE)。『おとな』のメンバー、みな売っているのはモノだけでなく、ライフスタイルそのもの。




昨日から伊織 道後湯之町店さん2Fで始まった『えひめのあるうれしい日展』には沢山のお客さんがご来場いただきました。イベント初日となった17日の一日限定でしたが、『えひめのあるくらし』の10店の店主全員が勢揃いして、それぞれの商品の制作秘話やモノづくりの熱い思いを語り売りしました。今まで、京都新潟、三重など各地でイベントを行ってきましたが、全員集合は今回は初めて。それぞれお喋り好きの面々ですから、会場のあちらこちらで笑い声の絶えない賑やかで楽しい一日となりました。


それぞれのお店の常連さんも次々にやって来られたのですが、観光の方よりも地元の方のほうが多かったのは予想外でした。会場が2Fということもあったので、観光客には少し敷居が高かったのかもしれません。それでも弊社としては、普段接点の少なそうな層の方にも商品をご覧いただける貴重な機会でした。店主が勢揃いするのは昨日一日だけでしたが、イベントそのものは7/2(日)まで2週間続きます。本日の愛媛新聞で記事にしてもらったので(即売会となっていたのは苦笑ですが)地元の方のご来場も増えそうです。

どこどこのお店の常連さんが別のお店の店主と友達だったりと、南予から東予まで全県域にわたって幅広いネットワークを持っている店主が勢揃いすると、友人・知人の輪が連鎖的に繋がっていきます。店主のキャラクターが常連さんにも反映されていて、それを眺めているだけでも面白い。そんな店主の多くと繋がりの深い「上得意様」がご来店(というか無理矢理引っ張り出しました)。松山大学の甲斐朋香先生です。Sa-RahBRIDGEで購入された商品を身に纏い、歩く広告塔としてご登場、更にお約束のおとな買い!


恐らくこの機会を逃せば二度となさそうなので、全員で集合写真を撮影。1Fの入口傍らでかき氷を販売していた田中戸夫婦は客足が絶えず、残念ながら集合写真に参加出来ませんでしたが、地元の方であればかなり濃いキャラの面々の集まりだとご理解いただけると思います。船頭多くして船山を登るとも言いますが、そもそもひとつにまとまろうなんて気持ちはサラサラありませんし、ひとの言うことを聞くようなタマならここには名を連ねていません。ゴールへ向かうルートや手段はそれぞれながらも、見ている景色はきっと同じ・・・はず




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