森のかけら | 大五木材


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昨年までは、数年に1回通るかどうかだった淡路島ですが、今年は1ヶ月で既にもう3回目。この春から神戸で仕事に就く長女の引っ越しの関係なのですが、落ち着くまではまだしばらく渦潮の上を走ることになりそう。折角神戸に行くのなら、ついでに神戸に仕事も作っちゃおうという事で、現在作戦を練っているところ。仕事があるので行かねばならないという錦の御旗を掲げれば、堂々と神戸に行けて、ついでに娘のところにも立ち寄る口実になるので、神戸方面でどうにか拠点を築きたい。ただしトラックで走るのはしんどいので、あくまで乗用車で行けるトーク営業先募集~!

まあそんな不純な気持ちでは繋がるモノも繋がらないかもしれませんが、今までみたいに建築関係のところにガチガチの営業をかけようなんて気持ちはサラサラなくて、むしろ神戸であれば異業種の方と繋がりたい。もちろん建築や家具業界でのご縁が広がるならそれに越したことはないものの、関西方面から弊社に来られる木材関係の営業マンの話を聞いていると、関西方面も状況は相当厳しそう。まあ、弊社のようなスーパーニッチはそういう状況の方がむしろ生きる道があるのかもしれませんが。いずれにせよ普通の事をしていればスタートラインにすら立てる隙は無い。

さて、長女の部屋の家具は、一部は松山から運んだのですが、足りないモノは神戸で買おうということで、新居の近くにあるIKEYA神戸に行くことに。気にはなっていたものの、実は今まで一度も行った事が無かったのです。IKEYAどころか、松山にもあるニトリにすら行ったことが無い。合板だから毛嫌いしているとかアレルギーがあるとかいうわけではなくて、ただ行く必要が無かったというだけです。多分、娘の家具を買うという必要が無ければ松山にあっても行ってないかもしれません。まあ話のネタにでもと、行ってみましたが規格外のスケールに圧倒させられました。これが実際売れているのか?!

凝ったディズプレイも凄いな~とは思うものの、娘も見るだけみたけどあまり欲しいモノが無いという事で、買ったのは会社の仕事で使う備品の雑貨を幾つかのみ。周囲を見渡しても、お客さんこそ多いものの、カート山盛りの荷物を積んだような客はほとんどいませんでした。昨年のイケア・ジャパンの業績は、売上高840億9100万円(前年同期比13.5%増)、営業損失9億6200万円(前期は14億4600万円の営業損失)、経常損失8億2400万円(12億7900万円の経常損失)、当期損失30億3400万円(9億7800万円の当期損失)

売上800億で足踏みして遂に赤字に転落。一方で同業のニトリは31年連続の増収増益!売上高5720億6000万円(前年同期比11.5%増)、営業利益933億7800万円(8.9%増)、経常利益948億6000万円(8.3%増)、当期利益642億1900万円(7.0%増。IKETAとの差はいろいろな経済紙等で解説されていますが、あれだけの大きな空間で1個数百円の雑貨がいくら売れてもそりゃあ利益は出ないだろうと実感。大きくモノを売るって事がもう限界が来ている。ひとの意識や暮らし方は間違いなくスモールライフに移行しています。変革期の中で仕事の質も劇的に変わっていきます。

 




カントリーウッドガーデンさんのカフェの話、3日目。お店の中にはいろいろな種類の木がふんだんに使われていますが、すべて弊社の材というわけでありません。オーナーの菊野君がいろいろなところから集めて来た材を、しっかりと骨までしゃぶって使っています。まさに『モッタイナイをモッタイナクシナイ実践』があちらこちらに施されています。例えばカフェコーナーのカウンターの足元には長さが不揃いな角材がランダムに積み重ねられています。土台や柱などに使われる角材の端材で、加工の工程で大量に発生してしまうものですが、こうするだけで立派な凸凹ウォール!

お見せの外には小さめのドッグランスペースもあるのですが、そこの壁面にもこの身近な角材が使われています。向きを変えるだけでそれなりに違った感じに見えます。大量に在庫があるそうで、使えるところにはなるべく使えの精神!これよく見ると緑色のモノが混じっていますが、これは防虫防蟻の加圧処理を施した証です。住宅の土台に使う際に、表面だけ塗料を塗布するのではなく、大きな窯に入れて圧力をかけて材の中に薬材を注入させるのですが、そうすると材面がこのような緑色になるのです。そうして薬剤処理した材の端材を有効活用。

それらの材をよく見ると表面に沢山の小さな穴が規則的に並んでいるのが分かると思います。これは『インサイジング』といって、防虫防蟻処理をする前に薬剤の浸透性を高めるために、材の表面に傷をつけて、より薬剤を内部に浸透させるためのものです。刃物の形状によって、写真のようなホコ型になったり、小さな穴が開く針(釘)型になったりします。防腐処理する前に施すものなのですが、インサイジングしたが工程上処理前にカットしたものもあるみたいで、いろいろなモノが混じってモザイク柄になって面白い。こういうものは不揃いのほうが断然いい!

なお、これらの角材は個別に販売もされているそうで、正面入口の傍らのカウンターで販売されています。長さも短くて値段もお手ごろなので、庭造りには使えそうです。『モッタイナイをモッタイナクシナイ精神』は天何にも満載で、ドールハウスなどが展示されているケースをよく見ると、これ本物のリンゴ箱だそうです。結構頑丈に作られていて、脚をつけてベンチにもされていましたが、積み重ねれば雰囲気のある棚になります。最近、こういうエイジング材を求めて来られる方も増えています。『森のりんご』も透明ケースでなくてこのリンゴ箱に入れて販売しようかしら?




本日も㈲カントリーウッドガーデンさんが新しく出されたカフェの話ですが、名は体を現わすで、室内外にたっぷりと木が使われています。個人の住宅だとメンテナンス等を考えるとつい二の足を踏んでしまうような使い方が出来るのも、オーナー自らが腕を振るって施工しているからこそ。こういうタイプの商業店舗が沢山増えたら、うちの倉庫で出番を待ちあぐねている変わりモノたちにも出番が巡ってくるのに。そう考えると、菊野君には早いとこ、たっぷり木を使うカフェ2号店、3号店も出してもらわねばなりません!


カフェと言っても、それは店に入りやすいための入口であって、本業は木の家具やドールハウスのミニチュア家具がメイン。店内にもテーブルや椅子が沢山展示販売されています。ひと昔前だと、カントリー家具というと、俗に言うパイン(ロシア産のオウシュウアカマツや北欧産のレッドウッドなど)が主流でしたが、最近はパインからもっと硬質で木柄がクッキリしている『ホワイトアッシュ』などに変わってきているようです。弊社でも以前はよくロシア産のマツを仕入れていましたが、最近は挽き板としての輸入が激減していて、安定的に確保できなくなりました。

ちょうどお客さんの嗜好も変化していた時期なのでソフトランディングでホワイトアッシュやホワイトオークなどの北米産の中・硬質な広葉樹にシフトさせていきました。そのホワイトアッシュに、総被害量立木で1億本とも言われる大規模な甲虫の食害が北米で出て価格が高騰するのではという憶測が流れたという話を以前にブログで書きましたが、その話に急展開がありました。どこまで確実な内容なのか定かではありませんが、この冬北米を襲った10数年来の記録的な大寒波によって、その甲虫(エメラルドアッシュボーラ―)が死滅してしまうのではないかという話。

低温に加え強風が吹いて感温度が-50℃以下に達するとこもあるらしく、あまりの寒さでエメラルドアッシュボーラーの幼虫たちも乗り越えられず一掃されてしまうのでは(しまったのではないか)という推測がされています。これが本当だとしたらエメラルドアッシュボーラ―には可哀想な話ではありますが、木材業者にとっては大きな危機が回避できたようです。地上で無双だと思われていた存在が自然環境によって全滅しリセットさせられる。大きな痛みを伴いながらも自らの力で治癒させてバランスを取ろうとする見えざる力を感じずにいられません。自然は偉大で恐ろしい・・・




すっかりご紹介が遅れてしまいましたが、日頃から仕事でお世話になっている㈲カントリーウッドガーデンさんが2月1日にオープンさせたカフェに行って来ました。伊予市の高速道路のインターチェンジのすぐ傍、「KAGU」と書かれた大きな看板が目印です。以前に使われていた店舗の改装に着手されたのは確か秋頃だったような・・・。内部にも弊社の木をいろいろ使っていただきましたが、開けてみればここもあそこも直さなければいけない状況で、材料も次々に投入。納材する立場としては、このまま永遠に仕事が続いてくれたらいいのに・・・(笑)なんて思うほど。

ちょうど工事の記事が弊社のロングセールと時期と重なったこともあって、本当にいろいろな材を使っていただきありがたかったです。本人の店なので、自分がいいと思ったら即決で採用してもらえるので話も早い!取り扱いアイテムの中に変なモノ(自分で言っちゃった!)が多い弊社としては、これこそ商業店舗で使っていただきたいという木も多いのですが、実物を見ていただかないと伝わらない事が多くあります。実際に実物を見ていただかないと分からないものが多いので、オーナーに実物をご覧いただきたいのですが、なかなか時間の都合がつかないケースが多いのが実情。

今時なんで、画像をメールで送ったりはするものの、変わったモノって癖も強いので、私も自分の口から説明しとかないと不安になります。折角のブラックコーヒーも途中で、使わせ難くてリスクを回避したいがための甘言というクリームやらシロップが入れられて、すっかり毒抜きされたアメリカンになってしまって、本質が湾曲したり伝わらず不採用になる事も多い。そんな時はもうご縁が無かったと諦めるしかありません。その点、カントリーウッドガーデンの菊野君は自身も家具職人で木材にも精通しているので、いろいろな木材を楽しくアレンジして使っていただきました。

例えばショートカットサイズの『ケンパス』も、その特徴を活かして水回りや玄関足元などに敷き詰めていただきました。線路の枕木などに使われる事知られるケンパスですが、最近はあまりその名前を聞くことも少なくなりました。木ではなくコンクリートや合成樹脂などで出来た枕木に代わってきているようで、ケンパスの代名詞でもあった枕木という用途もいずれ消えてしまうのかも。そんな木ですから外部でもよく耐えてくれます。木目や色合いの濃淡なども楽しまますが、実例の写真が少なかったのでこれぞとばかり写真も撮らせていただきました。在庫はまだまだあります!!ご注文はオンラインショップからどうぞ♪




昨日に続いて一枚板の話ですが、弊社では材に合わせて、光沢や艶を保つために気長に時間をかけて乾かせる天然乾燥と、短時間で効率よく乾かせる人工乾燥を使い分けています。天然乾燥モノだと、長いモノでは私が入社して直後に買った30年モノもあります。これは念には念を入れて乾燥させているというよりも、ただそれだけの歳月売れなかった(陽の目を見せてあげることが出来なかった)というだけで、特別に時間をかけて乾かせているわけではないのです(汗)。木は生ものみたいに腐るわけじゃないから別にそれでもいいじゃないかと思われる方もいらっしゃいます。

木の出会いも人の出会い同様に、出会うべくして出会うという事もあって、昨年も20年ぐらい置いていた(売る力が無かった)板が、そういうモノを望まれていた方に売れたという僥倖を体験したばかりですが、やはり経営としてはあまり長すぎるのは問題。弊社が博物館で展示用として仕入れたのならそれでも構わないですが、あくまでも販売するために仕入れたわけですから、気に入っていただいた方の手元で家具として使われてこそのもの。そういう意味で昨年から、あまりに長い在庫の板は少し無理をしてでも出番を作っているところです。

もっと倉庫を片づけて木馬さんみたいに綺麗な場所で展示できるに越したことはないのですが、狭い倉庫ゆえなかなか展示・加工分離が出来ず、在庫の板の上に埃を積み重ねてしまっています。出来ない言い訳としては、『大きいところ、小さいところ、いろいろなスタイルの材木屋があっていい』ですが、やはり見やすく分かりやすい展示方法は考えないといけません。そういう点でも大変参考になりました。木馬さんも昨年末に横浜と福岡店を閉められましたが、異様なほどに活気を呈していた一枚板業界もここに来てどうやら勢いが落ちて来て一時の過熱ぶりが嘘のよう

あくまで私が仲間の材木屋から聞いた情報での肌感覚で、中にはバンバン売れてる~という店もあるとは思います。木馬さんも何かの戦略として2店舗を閉められたのだと思います。こういう昔から一枚板を扱っている店というより、一時のブームに便乗して、それまで一枚板など見向きもしなかった店が新規参入して、我先にと買い漁ったりしたものの、すぐにそれが売れるわけなどなく、それぞれの流通の末端で在庫がだぶつき腹一杯になってしまったのではないかと考えています。貴重な一枚板だからといってそう簡単に売れるものではありません。ブームが去ってからこそが本当の実力が試される

 




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