森のかけら | 大五木材


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今年のゴールデンウイークの長い連休も休まずに、せっと造り込んだ『端材コーナー』ですが、その後も日々少しずつ改良を重ねています。棚に陳列する商品にはきちんと値札が付いていて、端材を一枚引っ張り抜いたからといって雪崩にならないように整理してあるというような基本的な事すら出来てなくて、『宝物をご自分の手で探せます!』などという体のいい言い回しで逃げていました。まずは最低限私が居なくても値段が分かるようにしておこうということで、棚を増設して陳列した木には値札を付けて、見やすく価格帯で分ける。←今、やっとこのレベル💦

端材も大切にする、というと聞こえはいいものの、それがきちんと整理できなければ換金できずただひたすら「使えない木」が積み上げられるだけ。倉庫のあちこちに「いつかは使えるはず、いつかはこの木を求める人が現れるはず」という「はずの塔」が乱立。本当にもうお恥ずかしい限りなのですが、ようやく塔の解体に着手。とにかく『誰がいつ見に来られても値段が分かる』という最低限のところから取り掛かっています。ただ並べているだけでは面白くないので、毎月テーマを設けてそれに添って材を取りそろえる事に。

ちょうど愛媛県産のクスノキの小さな板モノが溜まっていたので、まずはクスノキから始める事にしました。ということで、6月の端材コーナーの特集は『クスノキがいっぱい』。6月の誕生木はクスノキという事もあるので、さまざまな形のクスノキの端材に混じって、『クスノキのこだま』のB品なんかもしれっと並べています(^^♪もともとクスノキは耐湿性に優れている事から水気の多いところなどで利用される木で、その優位性については安芸の宮島の大鳥居などでも証明されています。また樟脳の原料としても知られている通りその匂いは強烈で、クスノキが並んだ端材コーナーは刺激的な匂いが充満しております。

こうやって書くと、大量のクスノキの板を集めて展示販売しているかのように誤解される方がいらっしゃいますが、これってあくまでも弊社の倉庫の中の小さな『端材コーナー』の中のごく一部の話です。なので、『クスノキがいっぱい』と言ったって、端材レベルの話です。映画のタイトルを転用した遊び心でやっているので、その点はご了承下さい。一応1ヶ月ごとでテーマを変えていくつもりで、材が減ったら追加投入するつもりですが、期間までにすべて売り切れて、早めに特集打ち切りなんてならないかなどと、またまた取らぬ狸の皮算用・・・ここが一番楽しい(笑)

 




まだまだ理想の完成形には程遠いのですが、販売しながら作り込んでいくという体で、とりあえずリニューアルした『端材コーナー』、見切り発車致しました。まだ値札も貼りきれていませんが、とにかく少しでも在庫を減らしていかねば、陳列するスペースすらないという切迫した事情もあります。ゴールデンウイークの休みを利用して更に作り込んで、値札だけでも貼ろうと思っております。背景の木材とかぶって、一体これのどこがどういう風に片付いているの?と思われるかもしれませんが、実際にご来店いただきのけがれなき眼(まなこ)でご覧いただければ、劇的に変わっていることに気づいていただけるはず!

以前から、端材コーナーの奥にある『塗装&磨きスペース』と区切りをつけて、お客さんの動線を確保したかったのですがなかなか出来ずにいました。そのためお客さんは、それが販売用なのか、既に売れてしまっているものなのか、まだ乾燥させていて販売できないものなのか、見分けもつかないという酷い状況でした。そんな状態にも関わらず、ミニジャングルと化した端材の山をかき分けて、埃まみれになりながら「宝物」を掘り出そうと「格闘」する木工ファンの嬉々とした顔を見るにつけ、申し訳ないという気持ちで一杯でした。せめて、服が汚れない端材コーナーに!

まずは恐ろしく低いハードルを設定。というのも今までは、もしかしたらお宝に巡り合えるかもしれないんだから、少々汚れるぐらいの代償は仕方ないですよね的な気持ちがありました。まあ、昔は材木屋の倉庫に木を探しに来られる人って、ほとんどが大工さんか木工マニアのおっさんしかしませんでしたから、埃で汚れるなんて当たり前だと思っていましたから。それが、『木のもの屋・森羅』の販売スペースを作ってから次第に状況が変化。今では女性の木フェチの方や学生さんたちがおもちゃの流れで端材も見に来られるようになってきました。そんな方は埃や塵などものともせず倉庫を探索されますがさすがにこちらが心苦しい・・・

日々忙しいんで長い休みでもないと片付けなんか出来んわ!と公言していましたが、言い訳できないような長い休みが現実のものとなりましたので、遂に山動く!まずは平成時代中にあらかた整理をして、令和時代には仕上げるつもりで動いております。本格的に片付けすると、【森のかけら】用に探していたような木や、昔加工した材が発掘されたりと、思わぬ出会いににんまりしつつ、減らさねば並べる事も出来ない現実に直面し、連休中も5/1と5/2は端材販売を実施することにしました。多分3日も4日も倉庫整理に追われていると思います。本格稼働の7日からの令和新時代は、片付いた端材コーナーでお会いしましょう~!!

5/1(水)、5/2(木)の両日は、10:00~17:00まで倉庫開けてます。端材コーナーまだまだ整理中ですが販売もしております。なお両日、通常の現場配達等は行っておりません。

 




最近よくご来店いただく若いカップル。いずれ大好きな木工の世界で生きていきたいという事で、おふたりで仲良く楽しそうに端材を物色されます。少し硬めで色味の濃い材を探していたようで、それで何を作られるつもりなのかと訊ねたら、ナイフの柄にしたいとの事。それならばとお薦めしたのが、弊社の誇る強烈個性軍団サッチーネパープルハートレースウッド。こんなの見たことない~!と、期待通りの反応を示して喜んで買っていただきました。最近、こんな感じで新規の一般の木工愛好家の方のご来店が増えております。

それから数日して再びそのカップルがご来店。前回買った材でこんなのが出来ましたよと見せていただいたのがこちら。これだけだと刃がついていないので分かりにくいかもしれませんが、ボルトを外して刃を中に仕込みます。かっちょいい~!ナイフやら刃物に疎いので詳しい事は分からないのですが、シルヴェスター・スタローンが『ランボー』で使っていたようなサバイバルナイフであることは分かります。実際に握らせてもらいましたが、これなら私でも『怒りの脱出』が出来そう!いつもの銘木も、こうして見ると別物のように見えます。

日頃から『新しい森の出口を探す!』なんて大仰な事を言っているのですが、悠久の歴史の中で試行錯誤を繰り返し、それぞれの分野の中で最適材を見出してきた先人たちの「見落とし」なんて、なかなかあるものではありません。まったく新しい出口というよりは、小さな出口を少しだけ広げる(流通や価格等の問題であまり試されていなかった材を試すとか)ことに自分がいかに関われるかという事が現実的だと思います。ナイフだっていろいろな木で作られていて、こういう銘木ナイフだって存在していると思います。要はいかにそこに大五木材が関わっていけるか。

今後建築材料としての木材が飛躍的に伸びていくことは考えにくいし、もしそうなったとしてもそこは魑魅魍魎のレッドオーシャン。スーパーニッチの材木屋が進む道はそこではなく、小さな離れ小島のブルーオーシャン。小さいながらもキラリト個性が光る木のものづくり世界こそが、スーパーニッチの生きる道。人も踏み込まないような世界だからこそ、まだ見ぬ恐ろしい獣たちと戦うためにもこんな切れ味鋭いサバイバルナイフが必需品となるのです。スタローン、銘木ナイフでもう一回老骨に鞭打って戦場に赴いてもらえないかしら。

 




弊社の小さな倉庫ですが、その倉庫には溢れんばかりの木材が詰まっています。既に溢れているという指摘もありますが、私的にはまだ隙間はある!なのですが。ところで、右の写真の中で、並べてある木材に青色や緑色の小さな紙切れが貼りつけられているのが分かると思いますが、これは弊社の値札です。いままでにいろいろな方法で値札を付けてきましたが、風で飛んだり、動かしたら擦れて破れたり、外の差し掛け屋根だと紫外線で文字が読めなくなったり、試行錯誤の末、色紙に書いて水糊で貼りつけるという現在のアナログスタイルに落ち着きました。

木材の場合というか弊社の場合位、木材が「増殖」してしまうので、在庫のすべての木に値札を付けるとなるととんでもない事になってしまいます。どういうことかというと、耳付きに一枚板があったとして、現場からの注文に応じて必要サイスにカットしたとします。それで残った分が在庫になったり、数本で束になっていたものが、束をバラシて売った場合、残りが在庫になったり、そうやって1つの木が数個にも分かれていくのです。小さなものは「端材コーナー」に移籍するものもあります。価格も大切ですが、多樹種を扱っているので樹種名を明確にしておくというのも大事なことなのです。

特に最近、個人の方のご来増えているので、私が会社に居ない時の事も考えて、なるべく値札を付けておくようにしています。この1,2年でかなり値札を付けたつもりです。あまり細かい分類をすると面倒くさくなって続けられなさそうなので、シンプルに国産材は緑色外国産材は青色集成材などの加工品は黄色売約品品はピンクとしました。端材コーナーは白シール。全部の木に値札をつける!と宣言したら、今までを知るスタッフには出来っこないと笑われましたが、今回はどうにか継続出来ていて、自分の感覚だと在庫の70%ぐらいには値札は付けられたのではないかと思っています。

それでも、飛び込みでやって来られる一般の方は倉庫の奥の方から値札の付いていない木を引っ張り出して来て値段を尋ねられる。そういう木って、古くて台帳で番号が確認できてなっかり、値段の付け方が難しいから後回しにしようと思ったもので、決してお薦め品でも無いので、他の木の陰に隠すように置いていたものです。もうわざわざそういう値札の付いていない木を狙って探してるとしか思えない(笑)。いや、後回しにしようという私の心の隙間に落ちた木が、悔しくて、そういう時に目立つようなオーラを発しているのかもしれません。名前があるってもの凄く大事なことだと改めて感じるます

 




結構前に倉庫の中に端材コーナーのスペース作った話を書きましたが、その後なかなか時間がとれずそのまま未完成のまま放置しておりました。一応販売スペースは確保しているものの、思い描いた完成予想図からいえば1/3ぐらいしか出来ていません。一般のお客さんが端材を求めてご来店されるたびに気にはなっていたのですが私の怠慢。それで先日少しでも整理しておこうとそのスペースを見てみると、結構減っているではありませんか!これだけではどこがどう減っているのか分からないかもしれませんが、最初と比較してみると、

う~ん、写真だといろいろなモノが映り込んで分かりにくいかもしれませんが、実際にはかなり減っています。そういえば途中で何度か補充もしたので、それを考えればそこそこ無くなっている。1個¥500とか¥1000の端材なのでいくら売れてもたかが知れている、無論それはそうなのですが、こうやって一か所にまとめて陳列していなかった頃は、お客さんが来られるたびに仕事の手を止めて、『倉庫の中の大捜索』が行われていてもの凄く非効率的な事を行っていました。それから比べれば弊社にとってはこれだけでも月面を歩くぐらいの価値ある一歩

ザックリと¥200、¥500、¥1000ぐらいの設定にして樹種名だけ書いておくという緩い設定で充分いけると分かりました。これで満足しないようなコアなお客さんは個別に対応させていただきますので、まずは木工を始めたいとか、初心者の方向けの入口としてはこれでも機能する事が分かりました。うちのベテラン事務員さんが趣味で糸鋸の教室に通われていて、その仲間の方も結構ご来店いただくようになり、アユースなどの軽軟で加工しやすい木をよく買っていただいています。

それが小さな出口であろうとも、その先と繋がりさえすれば道は出来る。多品種をもの凄く浅く広く扱う弊社にしてみれば、出口は細くて数が多いほど好ましいのです。特定の樹種が大量に欲しいとなると、競争相手も多いし、価格勝負になってしまうので弊社の出る幕がなくなります。ここにしか無いような木がほんの少しだけあるってのがうちの売り。偏屈材木屋体験初級者の方にとっては入口となりますが、弊社にとっては迷宮の森へと誘い込むための入口です。もっとディープな木が欲しいって方はもう一歩足を踏み出しましょう!後戻りは出来なくなりますが。




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