森のかけら | 大五木材


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最近、地元の高校や大学と木の事で絡むことが多くなってきていますが、稀に県外からもお話をいただきます。先日は、東京の学校から弊社を見学したいとのご連絡をいただきました。このブログなどをご覧いただいての判断だと思われるのですが、たぶん100種を越えるような木材を扱っているという事でイメージとしては、地方で広大な敷地に膨大な在庫を持っている大きな材木屋とでも勘違いされているのかもしれません。以前なら現実をお伝えしてやんわりとお断りしたりしていましたが、勘違いだろうとそんな出会いでつながる縁だってあるかもしれませんので、ふたつ返事でお受けしました。

夕方に大型バスが到着。30数名の生徒がご来店。今回ご来店されたのは東京の『中央工学校』。問い合わせがあって、調べてみると明治42年(1909年)に設立され、今年で創立110年を迎える歴史ある学校でした。実務的な技術者を育てるという目的のために設立された学校で、建築やインテリア、家具、舞台TV美術、イベント設営、土木、測量、造園、CADなど学部も多彩でバリエーションに富んでいます。もし東京に生まれて、東京で少年時代を過ごしたら、もしかして私もこういう学校に進んだかもしれません。

むしろ今からでも社会人コースとして入学して舞台美術とか学んでみたいぐらい。自分の子どもが小さかった頃は、家族でよくいろいろなテーマパークに行ったりしましたが、そこで私は家族とは全く別の視点で華やかな施設を眺めていました。こういう華やかな舞台にも納品している業者がいて、その中にも材木屋がいるんだろうな。そしたらその材木屋は、今日は〇〇ランドとか〇〇スタジオなんて納品伝票も書くんだろうな~と。その当時は販売先がほぼ住宅分野にしかなかったので、そういう場所と繋がるのがとても羨ましく思えたのです。

当時は毎日毎日決まった取引先の大工さん、工務店さんに木材を販売する日々でしたので、そんなルーティンに飽きていたというか変化を求めてもいました。全然違う分野と繋がりたいという野望はあったものの、関わり方も作法も分らず悶々としていましたが、その後何がどう繋がってこうなったかもよく覚えていませんが、気が付いたら当時は思いもつかなかったような分野の、しかも遠方の方々と繋がってお仕事をさせていただいたりしているのですから不思議なものです。学生さんたちはそれぞれ倉庫の中や事務所を自由に見学。

中央工学校では、毎年全国のものづくりの拠点や産地などに見学に出かけられているそうで、今年は四国だったらしく、香川などを巡って弊社にもやって来られました。バスでの長旅と最後の見学場所という事で学生たちもかなり疲れている様子でしたが、いろいろ質問もあって興味深く木やクラフト細工を見てもらいました。いずれテレビや舞台を支える美術スタッフになる人もいるかもしれませんが、彼ら彼女らの目には木という素材はどう映っているのだろうか?ただのマテリアル(素材)としてではなく、そこに「生き物としても意味」まで見出してほしいなあ。

 




愛媛県が、愛媛の魅力的な農林水産物をデータベース化して商品カタログとして発刊している『愛媛のいいモノすごいモノ』は、定期的に内容が更新されていますが、今回の更新にあたって弊社でも内容を一部変更させていただきました。この冊子に掲載しているのは非食品で、そのジャンルも水引、紙製品、和紙、タオル、菊間瓦、民芸品、工芸品、生活雑貨、木製品と多岐にわたっています。県内全域から選出されていますので、この一冊で愛媛のいいモノ、すごいモノをご覧いただけます。ページをめくって眺めると、改めてこういう商品もあるのかと気づかされます。

弊社ではもともとは【森のかけら】を掲載してもらっていたのですが、今度は『モザイクボードで掲載していただきました。最近、広告を出しませんか?というお誘いを受けることが多くなってきましたが、零細材木屋には資金を有償の宣伝に回せるだけの余裕が無いので、お金のかかる宣伝はすべてお断りさせていただいております。ですので、こういう形で自社の商品を宣伝できるのはとてもありがたい。基本的には口コミにまさる宣伝は無いと思っていますが、独りで静かに商品を見たいって方もいらっしゃいますので紙媒体も必要。

これだけネット社会になって、本だって音楽だって現物を買わなくたって配信でいける時代になっても、やっぱり昭和生まれとしましては、次に何があるのか期待しながら紙のページをめくる触感と紙の肌触り、開いたページから匂いたつ鼻をつくようなインクの匂いは愛おしい。本なりレコードなりCDなり、手に触れる現物が無いとどうしても不安になってしまうのです。特に私のように妄想癖の強い人間ですと、触れてその存在を確認できるものがないと、あれもこれもすべて自分の妄想の中の事だったのではないかなんて思ってしまうので。

冊子には、木製品関係で知り合いの方の商品もいくつか掲載されています。愛媛県は林産県でありながら、川下の非建築としての出口が脆弱で他県の林産地に比べても木工品などの商品が非常に少ないのが現状です。出材される素材がスギ・ヒノキの針葉樹がほとんどという背景もありますが、今後もっと多くの人が木に関わってもらって、もっと多くの多様な出口を開拓して、もっと多くの材が世に出て行ければ、地元の人が「愛媛で作られた木のモノ」を目にする、買う、使う機会も増えてくると思います。

 




野球の話を書くと、また仕事さぼって甲子園まで行っとんのかいっ!とおしかりを受けるかもしれませんが、決して平日に仕事をさぼって野球を観に来ているわけではありません。会社が休みの第2土曜日とか祝祭日、日曜日を使って、しかもそのために数日も前から残業に残業を重ね、日常の仕事に支障が無いように万全の対策を講じたうえでのささやかな趣味でございます。もしかしてですが、また甲子園に来たいがゆえに大阪での仕事を生み出すという可能性だってあるわけですから!

何か一つのモノに傾注する情熱は可能性の塊!?というわけで、来年は堂々と甲子園通いが出来るように関西圏での仕事を絶賛募集中ですそれにしても優勝争いをしているわけでもないのにこの観客の入り具合。伝統の一戦ということで当然満員札止め。いつものことながらこれで一体どれだけの売り上げがなんてそろばん勘定していたら、西宮の駅のホームに貼られていたこんなポスターに目が留まりました。『甲子園ブランドで販路拡大しませんか?』というもの。タイガースの企画かと思ったら阪神甲子園球場からの甲子園ブランドを活用したビジネス展開の企画でした。

思わず気になって松山に戻ってから資料を読み込みました。これってタイガースではなく、甲子園という空間を活用するというのが肝で、タイガースだと反発する野球ファンも大勢いますが、高校球児の聖地・甲子園となると話は別。タイガースの主催試合(オープン戦と公式戦)、春夏の甲子園大会を合わせると、総入場者数は年間400万人以上。ライセンス契約をしてロイヤリティを支払えば、正式に甲子園ロゴが使えるという事。つまり『甲子園のかけら』だって堂々と作って販売してもいいという事です。しかもロゴ付きで。

つい興奮して『甲子園のかけら』って勢いで言葉にしてしまいましたが、例えば甲子園球場で実際に試合に使われて折れてしまったバットから作ったキューブ(かけら)とか、物語を強引に絡ませていく手法は得意技なので、これだけ歴史ある球場ならば木材といかようにも繋げていけます。だからといって甲子園ブランドに申し込みするわけではありませんが(出来ませんが)、5万の観客を見渡せば、もしこの数%でもが『甲子園のかけら』を購入してもらったとしたら・・・胸が高揚して試合どころではなくなってきました(笑)。

 




チャンチン』については不意にそこにあったので、つい立ち寄った感覚で実例等まだ不十分ですので、その材質等についてはいずれまた改めて書かせていただきます。とりあえずLOST店内の蔦屋書店へ。先月、家内が広島に行った時にここへ来たのですが、面白かったと聞いていたのでいずれ広島に来る機会でもあれば自分の眼でも観てみたいと思っていましたが、最近そう思っているとそれ関係の仕事が舞い込んで来たり、それ関係の人と出会ったり、そこに行く機会が巡ってきたりと、「引き寄せの法則」を実感しています。

家内が以前に来た時に驚愕してインスタグラムにアップしていたのがこの巨大本棚。天井まで連なる壁面がまるまる本棚になっています。もうこういうのを見ると、自分がいかに貧乏性&心配性なのかを思い知らされます。上の方の本を取るための専用の巨大な梯子はあるそうなのですが、そうそう出るものではないだろうから、いざ注文があって取ってみたら、埃まみれになってはいまいか?室内と言えども長期間陳列していてら結構日焼けしたりするのではなかろうか?大きな地震でも来たら下にいる人にとって本が凶器となってはしまわないか?そんな事ばかり考えてしまいます。恐らくそういう問題に対する対策は講じられているんでしょうが、凄いのは凄いのですが、上部の掃除どうやってするのかそれが気になって気になって・・・。最近こういう感じの『見せる本屋、図書館』多いようです。

それともうひとつ気になるのは、これだけ巨大な本棚の材料をもしも自分が受注したら何の材を提案できるかという事。色は後から着色するとしてとりあえあず無視するとして、ベニヤなど一切使わずすべて無垢という設定で考えてみます。本の出し入れが頻繁な下段は、ある程度摩耗にも強い木にしたい。節があると本が引っ掛かるので、基本無節とします。するとハードメープルブラック・チェリーあたりがお薦めですが、これだけ巨大になると総重量でもかなりなことになると思われるので、あまり重たい木は難しいかも。となると、ホワイトセラヤあたりか・・・。

いやそもそも物語を紡ぐ本屋なのだから、機能性よりも物語優先でいったほうがいいのかも。となると、やはりBOOKの語源とも言われるビーチ(ブナ)しかないのかも。太古の昔、木材質が精緻なビーチの棒や小片などに文字を書いていたのですが、後にビーチの薄い板を重ねて使うようになり、それがBOOKになったという事。しかし重たいビーチでこれだけの量をまかなうと思うと、入口から内部に運び込むだけでも相当大変。うちの3トン車だと何十往復しないといけないんだろう。う~ん、だったらやっぱりビーチは止めて他の木に・・・捕らぬ狸の皮算用。

 




このところずっと工場に閉じこもって作業することが多くて、ほとんど外に出れていなかったのですが、その反動なのか県外に出る機会が続いています。という事で本日は、弊社の懐刀である家具職人の善家雅智君(ZEN FURNITURE)と一緒にステップワゴンに木材を積み込んで、道中の配達も兼ねて一路広島へ。その目的は、特殊加工の鬼こと『特鬼』の㈲トミタさんに特殊な加工をしてもらうための打ち合わせ。工場に着くやいなやズボンのポケットからノギスを取り出し厳しい目で木を測る冨田徳明社長。どやしつくられるのではと不安そうにそれを見つめる善家・・・

今回初めて直接会うことになる善家君には、道中の車の中で、会っても絶対に直接目を合わせるな(敵意があると思われるから)、無言で懐に手を入れるな(飛び道具を出すと思われて先制攻撃を受けるから)等の、基本的な危険動作についての説明はしておきましたが、何か粗相がないかとハラハラドキドキ。そんな私の心配をよそに、木の加工職人同士、平和的に私には理解不能な専門用語を繰り出しながら、サクサクと打ち合わせが進んでいきます。こうなってしまうと、リスクヘッジ要員の私としては出番がなくなり、おとなしくふたりの様子を見つめるのみ・・・。

善家君があまり無理なお願いをして、ブチ切れた冨田君が「おどれ、そないなもんが簡単に加工できるとでも思うとるか~!甘い事ばっかり言いよったら裏の木材港の海に沈めちゃろか~!」的な事を言い出す事態になってはと、一応シャツに下には厚い電話帳は入れておきましたが、その心配もすっかり杞憂に終わり少々拍子抜け。こうやって人のイメージが作られていくのは怖い事です(笑)。しかしこういう特殊加工のスペシャリストがいると本当に助かります!県外からの依頼も多いようで実に多彩な加工をされています(内容は極秘!)

今回の訪問の主目的である特殊加工の打ち合わせも無事終わりましたので、ようやく懐の弾除けの分厚い電話帳も取り出しリラックスして、工場の中を見学させていただくことに。正直私は機械にはとても弱くて、その機能やら精度とかは聞いてもチンプンカンプンなのですが、善家君は興味深く見入っていました。私の方はそれよりも、そんな特殊な機械から生み出されるモノに興味があって、目を引いたのは工場の片隅に作りかけて置いてあった『市松柄のりんご』。『森のりんごの市松柄』をいつオーダーしてたかと見まがうほど!

こういう加工がさりげなく出来るのがうらやましい。図面や建築の事を一切勉強せずに業界に入りここまで来てしまった私は、家具の制作についてもいつも善家君とボディランゲージ並みのやり取り。理屈や構造がちゃんと理解できていれば、自分の漠然としてイメージをもっと正確に伝えられるのにといつも悔やんでいますが、いやだからこそ誰かの助けが必要になって、その結果こういう素敵な仲間とチームプレーが出来るのだとポジティブシンキング!冨田君、忙しい中お付き合いありがとうございました。仕上がり楽しみにしています。

 




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