森のかけら | 大五木材


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★今日のかけらプレミアム05 スネークウッド】 SNAKE WOOD ワ科・広葉樹・中南米産

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20130117  2本来であれば巳年に改まった年明け早々に取り上げる木だったのですが、準備不足がたたり、よやく今頃になっての登場で恥ずかしいのですが・・・。本日取り上げる『今日のかけら』は、今年の干支の名前を持つ木『スネークウッド』です。材木屋関係の方のブログなどで、新年の挨拶ネタに登場するかと思っていましたが、私の知る限りほとんど見かけなかったのは、それだけこの木の流通量が少なく希少な材である事の証拠。『世界でもっとも高価な木』というのは触れ込みは伊達ではありません!

 

20130117  3まさにこの木こそ、レア中のレア!中南米のギアナ周辺が産地です。ギアナといえば、かのギアナ高地・テーブルマウンテン、世界最大の落差を持つ瀑布エンジェルフォールぐらいしか思い浮かばないのですが、さすがそういう神秘的な場所ではこういう不思議な柄の木も育つんですね~。非常にレアな木で、一般的な木材市場はおろか銘木屋経路でも簡単に手にはいるものではありません。木のプロでも実物を見た事のある人の方が少ないという珍品中の珍品です。端材でも目が飛び出るほど高価!

 

20130117  4気乾比重が1.22という事で、重さだけでいうと『世界最重のリグナムバイタ』と双璧です。その重量感は、掌の上の小さな【森のかけら】からでも充分に伝わってきます。それだけの重さですから、仕上げた小口の滑らかさはとても木とは思えないレベル。大理石を触っているような感覚です。大きいもので原木だともせいぜい直径300mmがいいところで、弊社でも【森のかけら】が取れるサイズがわずかに入手出来、どうにか『プレミア36』の1つに加える事が出来ました。

 

20130117  5この変わった名前の由来は、材を削ると独特の縮れた杢目が現れるのですが、その模様がまるで蛇(スネーク)の鱗のように見えることに起因しています。材の削り方によって、その木目が蛇の鱗のように見えたり、ただの縞模様のように見えたりもします。その杢を『アラビア文字を並べたような模様』と捉えた地域では、『スネークウッド』ではなく、文字が描かれている木という意味で『レターウッド』と呼ばれる事もあるようですが、あまり一般的ではありません。

 

20130117  6木目の面白さから装飾的な用途に使われるのですが、代表的なものとしては、級ステッキやナイフの柄やバイオリンの弓部や楽器、ビリヤードのキュー、高級万年筆の軸などがあります。眼鏡の産地・福井県鯖江にはこの木をフレームに使った眼鏡があるそうですがフレームだけで100万円もする代物!市井の材木屋の倉庫に転がっているようなモノでもなければ、巳年に合わせて大量生産しようなんてレベルの木ではありませんが、巳年の今年、世の中にその名を冠する木がある事だけでも知っていただければ。

 

20130117  7★『スネークウッド』が入った【森のかけら・プレミア36】は、特別仕様の収納ケース(ブラック・ウォールナット)のシリアルナンバー入で販売中!30セット限定生産 残り18セット 

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