森のかけら | 大五木材

【日本のかけら120】

在庫状況 〇・・・在庫有 ☓・・・在庫無し △・・・在庫わずか

☠・・・有毒植物(使い方次第では薬にもなる) 🍎・・・森のりんご(B/S/P)

🎂❶~⓬・・・誕生木(1月~12月)※1月の誕生木マツは、アカマツ&クロマツ共通

001 アオモリヒバ 041 クリ    🎂 081 ナシ
002 アカエゾマツ 042 クロガネモチ 082 ナナカマド
003 アカガシ 043 ケヤキ 🍎B 🎂 083 ニガキ
004 アカタブ 044 ケンポナシ 084 ニッケイ
005 アカマツ 🎂 045 コウヤマキ 085 ニレ
006 アキタスギ 046 コシアブラ 086 ネズコ
007 アサダ 047 コブシ 087 ネムノキ
008 アズキナシ 048 サイカチ 088 ノトヒバ
009 アスナロ 049 サワグルミ 089 ハゼノキ ☠
010 アベマキ 050 サワラ 090 バッコウヤナギ
011 イスノキ 🍎P 051 シイ 091 ハマセンダン
012 イタヤカエデ 052 シウリザクラ 092 ハリエンジュ/ニセアカシア ☠
013 イチイ ☠ 053 シオジ 093 ハンノキ
014 イチイガシ 054 シデ 094 ヒメコマツ
015 イチョウ ☠ 🎂 055 シナノキ 095 フジキ
016 イブキ 056 シラカシ 096 ブナ
017 イヌマキ 057 シラカバ 097 ホオ ☠ 🎂
018 ウメ ☠ 058 ジンダイケヤキ🍎P 098 ポプラ
019 ウリハダカエデ 059 ジンダイスギ 099 ミカン
020 エゾマツ 060 ジンダイタモ 100 ミズキ
021 エノキ 061 ジンダイナラ 101 ミズナラ
022 エンジュ 062 ジンダイニレ 102 ミズメザクラ/アズサ
023 オキノクロマツ 🎂 063 ジンダイホウ 103 ムクノキ
024 オニグルミ 🎂 064 スギ 🎂❺ 104 ムクロジ
025 オノオレカンバ 065 スズカケノキ/プラタナス🍎S 105 メタセコイア
026 オヒョウ 066 スモモ 106 モチノキ
027 カキ 067 セイヨウナシ 107 モッコク
028 カゴノキ 068 セン 108 モミ 🎂
029 カシワ 069 センダン/サツマケヤキ ☠ 109 モミジバフウ
030 カツラ 070 タモ 110 モモ
031 カバ 071 チシャノキ/カキダマシ 111 ヤクスギ
032 カヤ 072 チャンチン 112 ヤクヒノキ
033 カラマツ 073 ツバキ 113 ヤナセスギ
034 キソヒノキ 🎂 074 トウネズミモチ 114 ヤマグワ
035 キハダ 075 トガサワラ 115 ヤマザクラ 🍎S 🎂
036 キリ 076 トサツガ 116 ヤマボウシ
037 キリシマアカマツ 077 トチ ☠ 🎂 117 ユズリハ ☠
038 キリシマツガ 078 トドマツ 118 ユリノキ
039 クスノキ 🎂 079 トネリコ 119 リュウキュウマメガキ
040 クヌギ 080 ドロノキ 120 リョウブ

【世界のかけら120】

121 アガチス 161 シタン 201 ブラック ウォールナット 🍎S
122 アサメラ/アフロルモシア 162 シポ 202 ブラック チェリー
123 アスペン 163 ジャトバ 203 ブラックバット
124 アパ/リングワ 164 ジョンコン 204 プランチョネラ
125 アピトン 165 スプルース 205 フレンチチェリー
126 アユース 166 スポッティドガム 206 ペアーウッド
127 アルダー 167 スリアン/カランタス 207 ベニマツ
128 イエローシーダー 168 セコイア 208 ヘリチエラ
129 イエローハードウッド 169 セドロ 209 ペルポック
130 イエローバーチ 170 セプター 210 ポートオーフォードシーダー
131 エローポプラ 171 ゼブラウッド * 🍎P 211 ボセ
132 イタウバ 172 セランガンバツ 212 ホワイトアッシュ
133 イペ 173 ソフトメープル 213 ホワイトウッド
134 イロコ 174 タイワンヒノキ* 214 ホワイトオーク
135 ウエスタン ヘムロック 175 タウキャン 215 ホワイトシカモア
136 ウエスタン レッドシーダー 176 タウン 216 ホワイトセラヤ
137 ウェンジ 🍎P 177 ダグラスファー 217 ボンゴシ
138 ウリン 178 タリ 218 ポンデロッサパイン
139 オーストラリアジャラ 179 チーク 219 マコーレ/ドゥカ
140 オウシュウアカマツ 180 チャイニーズ メープル 220 マニルカラ
141 オカン 181 チャンパカ 221 マラス
142 オクメ 182 テチガイシタン 222 ムイラカチアラ/ゴンサロアルベス
143 オジゴ 183 トリスタニア 223 メラピー
144 オバンコール 184 ナーラ 224 メルサワ
145 カポール 185 ニヤトー/ペンシルシーダー 225 メルバオ
146 カリン 186 バーケラ 226 メンピサン
147 クマル 187 ハードサイプレス 227 モアビ
148 クモスギ 188 ハードメープル 228 モビンギ
149 グリーンハート 189 パープルハート 🍎P 229 モンキーポッド
150 ゲッケイジュ 190 バズウッド 230 ヤニマツ
151 ケンパス 191 ハックベリー 231 ヨーロピアンウォールナット
152 コイグエ 192 パドック 🍎S 232 ヨーロピアンビーチ
153 コーヒーツリー 193 バルサ 233 ラオスヒノキ
154 コクタン 194 バルサムファー 234 ラオスマツ
155 コットンウッド 195 ヒッコリー 235 リンバ
156 ササフラス 196 ビリンガ 236 レースウッド 🍎P
157 サザンイエローパイン 197 ピンカド 237 レッドエルム
158 サッチーネ 198 ファルカタ 238 レッドオーク
159 サペリ 199 ブビンガ 🍎S 239 ロシアンラーチ
160 ジェルトン 200 フラケ 240 ロンギ

【プレミアムのかけら/Premium 】一覧 ※一部240との重複あり

P001 アマゾンローズ P016 ソノケリン 🍎P P031 ペロパローザ
P002 アマレロ🍎P P017 ダオ P032 ボコーテ 🍎P
P003 ウェンジ 🍎P P018 タガヤサン P033 ホンジュラスローズ
P004 オリーブウッド* P019 チューリップウッド🍎P P034 マホガニー
P005 カステロ P020 バーズアイメープル P035 リグナムバイタ 🍎P
P006 キングウッド P021 ヴァイオレットウッド P036 レースウッド 🍎P
P007 グラナディロ P022 パープルハート 🍎P
P008 クロガキ P023 パオローズ
P009 コクタン P024 パオロッサ
P010 ココボロ P025 パリサンダー
P011 サントスローズ P026 パロサント
P012 シタン P027 パンガパンガ
P013 シャムガキ P028 ピンクアイボリー
P014 スネークウッド P029 フランスツゲ
P015 ゼブラウッド 🍎P P030 ベリ

【番外篇/Extra 】一覧

E001 ラミン E011 蘇鉄(ソテツ) E021 アカシア
E002 カナリウム E012 杉の黒味 E022 バオバブ
E003 ナツメ E013 柊(ヒイラギ) E023 マンソニア
E004 ドラゴンツリー E014 広葉杉(コウヨウザン) E024 キンモクセイ 🍎P
E005 アカギ E015 棕櫚(シュロ) E025 アセビ ☠🍎
E006 夾竹桃(キョウチクトウ)☠ E016 ネズミサシ E026 アンゲリン
E007 アッサム E017 ラボア E027 タイサンボク
E008 ヤツデ E018 シキミ ☠ E028  ルリミノキ
E009 ソヨゴ E019 ヤマナラシ E029  ナナミノキ
E010 マロニエ E020 サーモポプラ

椋はなっても木は榎*

今日のかけら・#103 【ムクノキ/椋木】 ニレ科ムクノキ属・広葉樹・愛媛産

 

本日こそは純粋無垢に椋の木の話。実は三重に来るひと月まえぐらいにたまたまムクノキ(椋木)はないかという問い合わせがありまして、ちょうど倉庫の奥の方からムクノキの板の山を引っ張り出した。2年ほど前にご縁があって入手したムクノキでしたが、なかなか出番が無くてずっと倉庫の中で眠っていたのですが、声がかかったついでに一部を削って写真も撮って近々『今日のかけら』で取り上げようかと思っていました。立木の写真が撮れたタイミングで書こうと思っていたら、三重で思わずそのチャンスが巡ってきました。

ムクノキはニレ科なのですが、同じニレ科の『エノキ』と特徴がよく似ていてよく混同されるので、『椋はなっても木は榎』あるいは、『椋の実は成れば成れ、木は椋の木』という諺があるほど。意味は、「椋の実がなっているにも関わらず、この木は榎だと自分の主張を絶対に曲げない強情な様子」の例えです。嗚呼、偏屈材木屋としては耳が痛い!そこまで似ていると言われるにも関わらず、地域性の問題なのかもしれませんが、そこそこ知名度のあるエノキに比べ愛媛ではほとんど話題にもならないムクノキ。

材木屋の中には、その存在すら知らずムクノキの事を尋ねると、「ムクノキって樹種名じゃなくて無垢のことでしょ?」なんて怪訝な顔をする人もいるぐらいで、私の周辺に限っては樹種としてのムクは非常にマイナーな存在です。私自身もムクノキはたまたま入手できただけで、四半世紀を超える材木屋人生でも「ムクノキ」の注文が入ったのは2,3度しかありません。その用途としてもっとも有名なのは、靭性(じんせい)が大きく避けにくい特性を生かした天秤棒。他にもショベルや工具の柄などがあります。

ただし言葉としてのムク(椋)には昔から親しみを覚えています。それはこの漢字のつく苗字・小椋(おぐら)姓がたまたま愛媛に多いということと、子どもの頃から本を読むのが好きだった私は『椋鳩十(むくはとじゅう』の動物ものをよく読んでいたから。当時はその意味も分からなかったもののインパクトのあるその変わった名前が妙に目と耳に残りました。それで今回この事を書くにあたって、子どもの頃の疑問が気になって、どうしてこんなペンネームを用いたのかを調べてみたくなりました。明日に続く・・・

椋鳩十と木地師の小椋さん*

生前の椋鳩十氏本人から聞き書きしたという明治図書の『椋鳩十のすべて』によると、「山に住んで木製の日用器具をを作る木地屋を主題に書こうと思っていたから、木地屋にちなんで椋という姓をつけた。平安期以来、木地屋の総本家は小椋(おぐら)と名乗ってきたが、椋(くら)を「むく」と読ませたわけだ。名前の『鳩十』は、椋の木には鳩が十羽ぐらいとまるだろうという程度のいい加減なことで・・・」らしい。ただしそのペンネームをつけるのに一か月も悩んだともあるので、相当に思いの込められたもののようです。

子どもの頃はよく読んだものの、タイトルや中身まで覚えてなくてそのインパクトのある名前の方が記憶に残ったわけで、それはある意味のマーケティング戦略であったかもしれません。名前の由来は分かったものの、それでまたまた気になることが。「木地屋の総本家は小椋と名乗ってきた」という一節。それは木地師はムクノキ(椋木)を使っていたということを意味するのではないだろうか?木地=椋というのが、ピンとこなかったのですが、これまた調べてみなければ、と文献を紐解けば興味深い事実が分かりました。

まず『ムク』という和名は老木になると樹皮がパリパリと剥がれることに由来しているとされます。学名の種小名aspera(アスペラ)は「ザラザラした」とか「粗面」を意味しているように葉面がザラザラしているので、トクサの代用として木地などの仕上げ磨きに乾燥させたムクの葉が使われました。材を磨くの用いたので木工(もく)が転化してムクになったとも。材が緻密で粘りもあることから、木地の原料にもなってでしょうが、最終的な仕上げに使われていたことで木地師にとってはより重要な特別な木だったのでは。

そこから木地師は小椋と名乗るようになったのではないでしょうか。推論の域を出ていないので機会があればもっと調べてみたいと思います。それとは別にムクノキの名前の由来とされるのが、ムクドリがこの実を好んで食べるから。つまり『ムクドリの好きな木=ムクノキ』という説。しかしそうなると、ムクノキよりもムクドリの命名が先である必要があるのですが、鳥の名前の由来までとなるとさすがに畑違いなのでここでは「剥く説」を支持しておきます。使ったことはほとんどないムクノキですが、かなり興味が湧いてきましたぞ~!

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