森のかけら | 大五木材

カナリウム4現在、【森のかけら】は国内外合わせて240種ありますが、特別に高価とかレアな材という訳でなないのですが、たまたま縁がなくて締め切りに間に合わず泣く泣く断念した材もたくさんあります。そういう材に限って、リストとか印刷物が完成した頃を狙ったように私の手元にやって来るのです!もうそういう時は、本当に縁がなかったと思って諦めるしかありません。探せばなくて、諦めれば簡単に手に入る、人生は皮肉で出来ています。この『カナリウム』も当時かなり探しましたが入手出来なかった木の1つです。これが『カナリウム』の原木です。

カナリウム2直径400~600㎜前後といったところでしょうか。東南アジアから太平洋諸島、PNG、アフリカにかけて広域にぶぷするカンラン科の広葉樹です。カンラン科の広葉樹といえば、【森のかけら】に入っている『オクメ』や『オジゴ』がそうですが、いずれも似たような雰囲気の材です。英語表記は『Canariumで、『カナリュ-』とか『カナリー』、『ケドンドン』呼ばれたりもしますが、中南米産の『カナリーウッド』とは別の木です。この原木は長期間陸に上がっていたので、辺材が少しダメージを受けていましたが、もともとは辺材との差は鮮明ではないようです。

20100407 カナリウム3シリカを含んでいるという事でしたが、てに入ったものにはその痕跡は見受けられませんでした。素直そうな木です。海外では内装材やドアなどにも使われたりマホガニーの代用にもなるということですが、確かにマホガニーのような雰囲気はあります。アップで見ると(色合いは違いますが木目は)よく似てます。その素直さから割り箸などにも利用されているようですが、偏屈な私としては(カナリウムには何の罪もないのだけれど)こういう整った材はあまり好みではありません。何なのこの杢は!という弾けた杢が好みなのですが、杢目の好みも人間性を反映します。

20100407 カナリウム2

使う立場からすれば、狂いやねじれも少なそうで扱い易そうです。『南洋材の師匠・瀬村要二郎兄貴』の所に入荷した物から、【森のかけら】を作るには十分な量をいただきました。この辺りでは主に合板や梱包材に製材されていたようですが、四国の合板工場もほぼ壊滅状態で、今後このカナリウムも陸揚げされる可能性は少ないという事でした。もしかしたらこれが最後のカナリウムの原木との出会いになるかも・・・。やっと手に入った物が最後になるとは、このシ二カル(皮肉)さこそが南洋材を含めた輸入材の現実なのです。

20100407 【シリカル・カナリウム】⑤

20100407 【シリカル・カナリウム】⑥

20100407 【シリカル・カナリウム】⑦

20100407 【シリカル・カナリウム】⑧




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