森のかけら | 大五木材


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R0014907私の『界中の木を見てみたい、触れてみたい!』というわがままで気まぐれな思いから、世界各地の材を在庫するようなり、今では在庫にも100数種の材があるのですが、中には1枚とか2枚というのもあるので、樹種の割りに量は少ないです。昨今の材木屋どこも売れ筋の材ばかり在庫するようになったので、ちょっと特殊な材になると、売り先が決まってしまうと次に本当の出会えるかしら?と不安になります。やっぱり1樹種1枚くらいは、見本的な意味合いからも残しとかねば!というより、自分が持っておきたいというコレクター的嗜好が働き、「いや、これとは別のこちらなんかどうですか?」などと言ってしまう愚行に及んでは何を言わんやという事です。分かってはいるのですが・・・ああ、もどかしいっ!売らなくてもいい物があればいいのに!もはや商売人ではありませんな。

 

20090530 丸五 北米産ダグラス4そういったマイノリティな材はやっぱり他の物よりも愛おしく感じるものです。ところが中には、珍しいのは珍しいのだけれども、素性のよく分からない物も入ってきます。大きな板になると当然1枚1枚検品して仕入れますが、市場に展示してある重たいものや積み重なったものは、まとめて一括で落札させていただくことも多く、その中に稀に正体不明のものが混ざることがあります。担当者の方に尋ねても、分からないものも結構あります。それは、特に輸入材の場合、原木から製品になるまで多くの人の手を介在し、製材・市場・加工など複雑な流通経路を経て我々の手元にやって来るため、正確に伝わらないという伝言ゲームのような事が起こるのです。地元でOOという愛称で呼ばれていた木が、遠くの市場に行くと、その周辺で浸透したOOという名前に置き換えられ売られるということは良くあることなのです。

 

20100406 【マイノリティ・リポート・・・①】それは悪意というよりも、一般的な建築がそこまで学術的な分類を求めていないからです。原木にそこまでのコストをかけて学術的な分類を調べる余裕もありません。アフリカなど多品種が眠る森の木の中から、普段見かけることの少ない(特徴が顕著ではない)木を、葉っぱもなしで、木の表皮もなしで、ましてや製品に加工された状態で鑑定するなど木のプロでも容易なことではありません。林学を学んだ方であれば、ルーペで小口を見てある程度の分類までは辿り着けるでしょうが、樹種名の特定まで出来れる方がいたとしたら神業です!そういう専門機関はありますが、あくまで有料です。

20090520 2同じ樹種でも、色目の濃い薄いの個体差はありますし、赤味と辺材では性質も変わります。【森のかけら】でも、これが同じ木か?と思うような物はいくらでもあります。左の画像は、まだオイル塗装もシールも貼ってない状態ですが、こんなにわかり易い木ばかりじゃありません。一度混ざってしまうと、もうこれは大変!。標本木と小口をルーペで延々にらめっこすることになります。なかなか手に入らなくて悔しい思いをしていたのに、実際に手にしてみるとあまりの無個性にガックリする事もしばしば。東南アジアなどはその傾向が多いです。えっ、これとこれ、何が違うの?と見まがうほど似ているものばかり。日本ほど四季の変化がない亜熱帯の環境ですから似たような材になってしまうのでしょう。それも自然です。ないものねだりは人間の悪い癖です。では、【森のかけら】に成り切れなかったマイノリティを明日リポートします。




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