当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。
自社のオリジナル商品作りたいという長年の夢が結実したのがおよそ10年前。山のように積みあがった端材を生かして、大五木材にだけしかなくて、大五木材しか作ろうとも思わない商品、それが広葉樹だけで作る積層フリーボード『モザイクボード』です。当初はメルクシパインやタモの積層フリーボードで十分でそんな高いもの使えんわ、と商談の俎上にすらあげてもらえませんでしたが地道なPRを続け、ブログなどをご覧になった東京や名古屋などの都市圏で飲食店のオーナーから直接問い合わせをいただくようになり、少しずつ売れるように。 |
その施工写真をサイトにアップしたら、またそれを見て少しずつ注文も入るようになり、やがて松山市内でも使っていただけるお店が増えてきました。製作当初はこういう商品は設計士さんにPRするものだと思い込んでいましたが、結果的にはオーナーや施主さん本人が気に入ってもらい現場や新築現場で採用していただきました。地元のハウスメーカーさんも、「ご自分で気に入ったものがあれば」というスタンスだったのが幸いしたんだと思います。この商品は、見た瞬間に「面白い!」と思っていただけるかどうかがカギで商品説明は後付けみたいなもの。 |
手前味噌ですが感性に訴える『感性商品』だと思っていて価格というハードルを面白さが越えられるかどうかの1点勝負です!そういう商品ですから、まあ通常の木材の流通ルートには馴染みません。だっていつ売れるかも分からない商品を誰も在庫なんかしてくれませんから。私もそのルートは諦めて興味を持って問い合わせしていただいお客さんを丁寧に底まで引きずり込んで差し上げる『蟻地獄商法』で販売してきました。そんな中に現れたのが、大量のモザイクボードを在庫しようという無謀で勇敢な材木屋。加賀百万石の石川県金沢にある(株)ムラモト! |
社長の村本喜義さんは幾度となくこのブログにも登場していただいている私の兄貴分。自分は安全地帯に身を置いて業界の批判を声高に叫ぶ腰抜けが多い中、自ら最前線に立って弾を浴びながらもひるむことなく涼しい顔で突き進む。理論と実践に長けたコマツのブルドーザーのようなお方(コマツは石川県本社)。その村本さんの所でモザイクボードを扱ってもらいたいという願望が遂に実現!新築されたばかりの倉庫で開催される今月の銘木市にお披露目と相成りました。という事で製作秘話などを盛りに盛ってお話しさせていただくべく今月の22日は金沢へ馳せ参じます! |
弊社が作っている『モザイクボード』は、国内外の広葉樹20~30種類を使っったフリーボードです。基本スペックは、2000×500×30㎜、3000×600×30㎜で、ボード単体としても販売していますが、そのボードを使ってテーブルやベンチ、スツールなども製作して販売しています。具体的な活用事例があった方が分かりやすいかなと思い作ってみました。そのいくつかは、モザイクボードの販売初期段階から事務所2階にて展示してきましたが、今回の『ウルトラ夏木工セール』では、これらの家具も特別価格で販売します。 |
ただし配送の問題があるので、家具については今のところオンラインでの販売はなく店頭販売は予定です。モザイクボードは開発段階から試行錯誤を繰り返してきました。性質の異なる20数種もの木を混在させて作るなど無謀だとも言われましたし、ボード1枚ごとで雰囲気が変わり過ぎるので並べて使うには不適だとも言われました。それでも多様な木の出口商品としては有効だと思ったのと、作ってみたいという自分の好奇心追求から製造に踏み切りました。初期はこのような針葉樹のみのパイロット版なども作ったりしました。 |
その後本格的な生産を開始。危惧された、1枚ごとに雰囲気が異なり過ぎて統一感が得られないという点は、最初に購入してくださったお客さんからの「そこが面白いんじゃないですか!」という言葉で一気に不安払拭!それまで製材所で挽いた材を販売する「流通業」だった大五木材が、「製造業」としての喜びを知った瞬間でした。それからおよそ10年が経過。まだまだ微々たる量ですが、オリジナル商品としてどうにか定着してきました。ボード単体と家具との売上比率でいくと6:4ぐらいですが、近年家具も増えてきました。 |
昨日のクリのダイニングテーブルの写真に見切って映っていましたが、テーブル、ベンチと合わせて『モザイクスツール』も3脚ご購入いただきました。もともとモザイクスツールは、モザイクボードでテーブルやカウンター、キャビネットなどのオーダーメイド家具の注文をもらった際に発生する切り落としの端材や製造工程において発生する短尺サイズのボードの有効的な活用を考えて作り始めたものです。当初はモザイクボードの活用方法の一例になればいいという程度の気持ちで作り始めたのですが息の長い人気者に! |
Sサイズは子ども用とかインテリア向き、Lサイズはキッチンのハイカウンター向き、Mサイズがもっとも汎用性の高い実用性のある仕様として考えましたが、想定通りMサイズがもっとも人気が高くてよく売れます。当初はシンプルなデザインでもと思っていましたが、どうせ作るならきちんとデザイナーさんに考えてもらった方がいいと思いJune studioの佐伯勇樹さんにデザインしてもらったのが正解でした。安価なモノを大量に作って売るというのは弊社には出来ません。素材を余すとこなく生かすコツコツしたものづくりで勝負です。 |
材木屋万流といいまして、材木屋にも得手不得手があります。弊社は王道から外れたキワモノ的な木材の取り扱いは得意ですが、いわゆるウッドショックで品不足となっている柱や土台、梁や桁などの横架材、つまり家を建てる際の重要な構造材などは不得手です。まあそのお陰で影響も最小限ではあるのですが。多種多様な材を扱っているので、その端材から商品を作る(モザイクボードなど)のが骨身に染み込んでいるので、単一樹種でモノを作るのが苦手というか性分に合わない・・・ |
とりあえず今回お試しという事で、メープル、シカモア、ハンノキなど数種類を仕入れてみました。このソリッドボードを製造販売しているのは、北陸地区『森のかけら』総代理店でもある、石川県金沢市の㈱ムラモトさん。社長の村本義喜さんは私の兄貴分で、SNSや電話でやり取りしない日がないくらい日頃から情報交換をさせてもらってます。村本さんはかけらコレクターでありながらも商売のスタイルは弊社とは対照的。お互いが作る商品にも個性が出ます。金沢生まれのソリッドボード、モザイクボードと共に定番商品として愛媛でも根づかせていきたいと思っています。 |
『森のかけら』のB品から生まれた『夢のかけら』やんか、と思われるかもしれませんが、『夢のかけら』はあくまでも『森のかけら』になる事が叶わなかった『かけら』たちの見果てぬ夢の結晶。対してこちらは『モザイクボード』の製作工程生まれなので、出生の事情が違うのです。更に微妙ですが、35㎜キューブの『夢のかけら』に対して、こちらは少しだけ小さな33㎜キューブ。オイル塗装は施してあるものの、樹種名シールが無いの木もあるのでシールは貼りません。樹種名は不問です。 |
Category
- 1. 今日のかけら
- 2. 木のはなし・森のはなし
- 3. 木の仕事
- 4. 草と虫と鳥と獣と人と
- 5. 木と映画と舞台とテレビ
- 6. ひと・人
- 7. イベント・講演会
- 8. 気になるお店
- 9. ちょこっと端材
- WOODENTAG& 日本百樹札
- 「森のかけら」舞台裏
- えひめイズム
- おとなの部活動
- お酒にまつわる話
- かけら世界紀行
- かけら日本紀行
- アート&デザインのかけら
- オフセット・クレジット
- オンラインショップ
- キッズデザイン&ウッドデザイン
- スポーツと木
- ハードウッドとウッドデッキ
- パプアニューギニアL.M.H
- フルーツウッド
- メディアあれこれ
- モクコレ WOOD COLLECTION
- モザイクタイル
- モザイクボード
- 一枚板を見せていこう!
- 円い森・円き箱・木言葉書
- 媛すぎ・媛ひのき
- 愛媛のこと
- 愛媛木青協のこと
- 木と本
- 木のものあれこれ
- 木のものづくり+α
- 木のもの屋・森羅
- 木の家具
- 木の玉プール
- 木育のこと
- 未分類
- 森と生きものたちの記録
- 森のかけら玉
- 森のかけら36・森のかけら100
- 森のこだま/森のたまご
- 森のしるし
- 森のめぐみ
- 森のりんご
- 森の出口
- 森の砂・森の粉・森の羽
- 森の5かけら
- 無垢の家具
- 異業種&産官学
- 端材のこと
- 誕生木・12の樹の物語
- 道後温泉とかけら屋
- 都市林業とビーバー雑木隊
- Loopto in Ehime
Archive
Calendar
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 |