森のかけら | 大五木材


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最近、パプアニューギニアの木を扱っていることもあって、パプアニューギニアの事が気になってSNSなどでも過敏に反応することが多くなり、パプアの木の魅力を深めるために少しでも多くの情報を集めたいと思っています。そしたら先日、パプアニューギニアの小さな島で火山の大噴火が起きたというニュースを目にしました。それはパプアニューギニア本島沖にある、日本の伊豆大島と同じくらいの大きさのマナムという小さな島で起きました。噴煙が高さ15キロにも及ぶ大きな噴火だったようです。

このマナム島には現在世界でもっとも活発に活動している火のひとつでもあるマナム火山があり、2004年にも大噴火を起こしています。今回の負荷では島民9,000名が本当に一時避難したそうです。この噴火の事を調べていたら、火山の噴火にはいくつかのタイプがあって、日本の福徳岡ノ場でキノコ雲状の噴火雲を生じさせ多量の軽石や火山灰を噴出させた「プリニー式噴火」や、火口内でほとんど固結した溶岩が高いガス圧で吹き飛ばされる爆発的な噴火の「ブルカノ式噴火」など。イタリアのベズビオ火山がプリニー式で、日本の桜島浅間山などがブルカノ式。

今回のマナム島の噴火はその両方の特徴を併せ持ったような噴火だったそうですが、噴火の継続的な時間は短かったようで、その後1/3ぐらいの島民は島に戻ってきているようです。マナム島の海岸には黒い砂浜が広がっていますが、それは溶岩が冷えて細かくなったものだそうです。村の一部は火砕流で覆われていて生々しい噴火の跡が残っていたりもしますが、火山口を間近で見られる場所としてマニアには聖地的な人気もあり、島民たちにとっては火山と共に生きる島なのかもしれません。

自然災害といえば、今年もカリフォルニアやイタリアなどでは記録的な森林火災が発生して膨大な量の森林が灰燼に帰してしまいやるせない気持ちになりました。樹齢何百年という大木が一瞬のうちに消失してしまう圧倒的なエネルギーを前にすれば、ひとの理屈や感情など無力であるという事をまざまざと見せつけられます。しかしそういう時によく考えることが、果たして山火事で燃え尽きてしまうのと、ひとに伐られて切り刻まれるのと、木にとってはどっちの方が幸せなのだろうか?そもそもそんな考えすら不遜なひとの思い上がりなのでしょうが。

しかしだからこそ、縁あって巡り合った木は大事にしたい。もしかしたら今ここにある木だって森林火災や火山などの危機を乗り越えてきた運命の木だったのかもしれない。そう思うと十把一絡げにM.L.Hなんて扱いは出来ない。せめてその身元ぐらいは明かして、それを使う事に意味を持たせなければパプアからの船旅が無駄になってしまう、なんて考えてしまうのです。これも身勝手な思うあがりでしかないのですが、そうやって己を奮い立てなければ自分の年齢の何倍もあるような木を切ったり削ったり出来ません。いつも、お命ありがたくいただきます!の覚悟




赤色の木の在庫が少なくなったので仕入れた赤系の木を並べてみました。アフリカ産のパドック、同じくアフリカ産のアパ、東南アジア産のカリン(花梨)、ここには映ってませんがアフリカ産のブビンガなどなど。赤い色の木がよく売れている!というわけではありません。弊社では現在300種を超える多種多様な木を取り扱っていますが(種類が多いというだけで量は全然多くないのですが💦)、量ではなく種類で勝負!という事で、それらの木をミックスした商品をいろいろ作っています。【森のかけら】を筆頭に『モザイクボード』や『モザイクタイル』などなど。

多様な木が混ざることで唯一無二の複雑な表情が生まれてオリジナルティの高い商品になっているとの自負はあるのですが、そのためには色合いのバリエーションが必須。300種超の種類があっても圧倒的に多いのは、黄白色系から茶褐色系の木です。特に針葉樹系だとかなり似通った色が多くあり、並べて見ても質感も含めてあまり差が出にくい傾向にあります。それに比べて広葉樹は色合いも多彩で、表情にもかなり個性が現れます。なので色を強く意識せずともそれなりに面白い表情にはなります。

しかしやっぱり多樹種を扱って種類フェチの材木屋の矜持として、目を引くような色鮮やかな木も取り入れたい。という事で、赤い木が欲しくなるのです。当初は山ほどあって扱いに困っていたブビンガがその役を担ってくれていましたが、徐々に在庫も減少。次に目をつけたのがブラッドウッドことサッチーネ、紫の貴婦人ことパープルハートたち。在庫はそれなりにあるものの基本の厚みが30㎜なので、30㎜に仕上げなければならない『モザイクボード』に使えるものはわずかしかありません。

13 パドックや花梨などは60㎜とか70㎜などの肉厚のものがあるのですが、今度は逆にそれだけあるものを薄くしてしまうのはモッタイナイ病が発症!それで赤色が無い無いということになり、端材を使うという戒律を破って「端材にするための木を買う」という暴挙に!しかし冷静に考えれば、どういう形であれそれに見合った価格で売れればいいわけで、自分で作った『端材の呪縛』に囚われてしまっています(笑)。しかし他人からすればどうでもいいような事が、ものづくりの根幹にあって、自分内挌闘は続く!




 

今回入荷した『イロコ』は、長さは3m以内で幅は込み込みで厚みが50~75㎜程度の厚物の平板。耳の無いストレートで、ほぼ白身はありません。心材部はシロアリやヒラタキクイムシなどに対して強い抵抗性を持つ一方で、辺材部の白太は抵抗性が劣り虫害を受けやすいというのは身を持って経験しました。辺材の脆弱性はイロコに限ったことではないのですが、それでもイロコやモンキーポッドなどのように心材と辺材の色調にコントラストがある木は白太も使ってしまいたくなるものです。

白太があることで心材の色合いがより引き立つという側面もあります、実際イロコの心材部の赤身だけで写真を撮っても、いまひとつ魅力的には見えないのと、チーク感があまり感じられないのではないでしょうか。それが辺材部まで含めて写真を撮ると、その対比で黄茶色の色合いが際立ちます。見る角度によってはチークのような黄金色に見えたりして、なるほどチークの代用品として求められるのも納得。ただし見る角度によってはチークとはまったく異質のように見えたりもする不思議な木。

今回入荷したものは材木屋が長期間在庫していたもので、よく乾燥していて表面はすっかり退色してはいますが、表面をひと削りすれば新鮮な表情が現れます。触ると独特の脂質感があります。チークに似ているといっても、インドネシアなどの植林チークではなくて、ミャンマーの天然チークに近いような趣きがあります。チークの代用品として仕入れたわけではないので、『アフリカンチーク』なんて借り物の名前でなくて、堂々と『イロコ』として売っていくつもりです。そういえば市場でも「イロコ」として売られているのあまり聞かないです。

商業名って材の特徴を端的に言い表していることが多く、頭ごなしに全否定する気はありません。ただし、その際には本名もきちんと伝えて欲しいと思います。本家のチークに比べると価格的にはかなり安いのですが、供給の安定性に不安があるので、家具や小物向けで少量ずつ販売していく予定。問題は、品質に比べると圧倒的に知名度が低いこと。高ければ高いで文句を言われますが、安ければ安いで何か問題があるのではと疑われ。知名度が無い木を売るのは難しい。この機会に名前だけでも憶えて下さい。アフリカ生まれの『イロコ』!




もらえるものは何でももらって来てしまうのがビーバーの悲しきサガ。目的はなくとも「とりあえず」集めてしまうことからビーバーの巣はどんどん膨張を繰り返し、気がつけば倉庫が土場がどうにもならない状態になってしまい、結局どうにもならなくなって処分してしまうのに懲りない・・・。という心なき反省の原因がこちら。学校や公園、庭園などに広く植えられている『ヒマラヤスギ』の枝。これどうするの?なんて考えてもらってきたわけじゃありません。ただただ見た目の面白さのみ!

これで全部葉が落ちたら面白そう、なんて思ってしまったらもうダメで、軽トラに積めるだけいただいて来ました。そもそもはヒマラヤスギの幹をいただきに来たのですが、ついでにこちらもいただくことになったのですが、もしかして面白いと思うのは私だけ?いやいや、きっとこういう嗜好の方もいるはず。このまましばらく置いといて葉が落ちたら枝先を整えて綺麗に洗って仕上げたら面白いオブジェになるはず!こういう部分って簡単に手に入るようで案外手に入りにくいもの。ある時に集めておくのが基本。

そもそもヒマラヤスギは、その名前が示す通りヒマラヤ西部からアフガニスタン周辺が原産とされ、日本には明治12年頃に伝わったそうです。大きく成長した樹形がいかにも西洋の雰囲気があり、当時は洋館の庭などによく植栽されたようです。海外でも景観植栽のために公園などにもよく植えられていますが、成長すると30mをも超える大木になるので気軽な気持ちで植えると大変なことになります。ヒマラヤでは信仰の対象にもなっていてもっと大きな大木になるものもあるようです。

ヒマラヤスギは、マツ科なのですが英語名はHimalayan Cedarで、マツ科なのにスギを現わすCedar(シーダー)がついています。これは植物学的な分類というわけではなくて、香りに強い木につけられる名称という意味合いでウエスタンレッドシーダーイエローシーダーのようにヒノキ科にCedarがついている事例も多くあります。こんな事書いてたら我慢できなくなって枝先を刈り込んで1本だけ仕上げてみました。自分的には十分満足していますが、果たして共感してくれる人がいるか!?「いいね」の次の「買った」を目指します(^^♪




 

以前にブログでチラ見せしたと思うのですが、地元で産された『クスノキ』の形のオモシロイトコロ。伐採後、製材してたまたま取れた気になるカタチを集めて、桟積みして上から圧をかけてじっくり乾燥させていましたが、どうやら無事に上手く乾いたみたいです。何に使うの?なんて野暮なことは訊きっこなしで、ファーストインプレッションでひらめいた方にご購入いただきたい。いつも悩むのはこういうモノをオンラインショップでアップするかどうかという事。

変わったモノほど多くのひとの目に触れるところに露出させて、想像力の豊かな変わり者(失礼、いい意味で)に見出してもらうのがいいと思うのですが、果たしてこの木の魅力を4枚程度の写真と私の拙い言葉で伝えられるのかが不安。いろいろ角度を変えたりして写真は撮ってみるものの、実物のインパクトが写真からはどうしても伝わらない。それと質感や凸凹のサイズを伝えるのも簡単ではなく、あまり言葉を盛りすぎて失望させるのも悪いかなと・・・。

それで店頭売りに回すことが多いのですが、来店されるひとも減退されるので『運命の出会い』には長い歳月を要することが多いのです。以前にも変わった形の木をオンラインショップでアップしたところすぐに売れたのですが、発送する段になって「これって部分的に朽ちてスポンジ状になってることとかちゃんと伝わってるんかしら?どの程度の解釈がずれていないかしら?」と不安になりました。その際は問題なかったのですが、常にそういう不安はあります。

とりわけ弊社のようなマニア度の強い店でわざわざ買っていただくものですから、商品が届いてガッカリさせることだけは極力避けたいと思っているので、なるべく実態が伝わる表現を使って説明したいと思っていますが、これが難しい!物語を語るだけなら盛りに盛って話せますが、木の実像を言葉で写実的に表現することの難しさよ。今のところこれらのクスノキの実像を上手く表現できる言葉が見つからないので店頭売りとします。そんなの気にしないというチャレンジャーも求めています!




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