森のかけら | 大五木材


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昨日の続きで円谷エキシビジョン2021』の話。「昭和第2期ウルトラシリーズ」のテレビ放送終了後しばらく間が空いて、次のウルトラマン80の放送が始まったのが5年後の1980年4月でしたが、既に中学生になっていた私はウルトラマンへの興味を急速に失っていきました。なのでそこから先のウルトラシリーズへのリアルタイムの記憶はありません。それから長い年月が流れて、実兄に甥っ子が出来て、その子が幼い頃にウルトラマンのソフビの人形を持っていて久しぶりにウルトラマンと対面。

確かその時に甥っ子が持っていたのがウルトラマンティガとかダイナだったと思うのですが、私の世代だとウルトラマンといえば赤とシルバーの配色という固定概念がありましたが、今どきは随分と派手になっているなとソフビの人形を見て思ったものです。それから更に20数年が経過。最新のウルトラマンが会場で展示してありましたが、もはやそれは我々世代が知るウルトラファミリーとは随分かけ離れたお姿・・。時代に合わせた変化を加えていくからこそ長命なのでしょうが同い年としては複雑な心境。

ウルトラマン仮面ライダー、マジンガーZ、マグマ大使、ジャイアントロボ、サイボーグ009などの正義のヒーローたちが私の少年時代の精神性の支柱であったので、単なるノスタルジー以上の思いが溢れます。小さな悪すら許さない無垢なな正義感はいつ失われてしまったのか?何の疑いもなくピュアに人を信用する心はいつ失ってしまったのか?ウルトラマンの展示パネルの前で感慨深く佇むおじさんたちの胸に去来するのはそういう思い。世代を超え55年にわたり地球を守る続ける偉大なヒーローよ・・・。

偉大なヒーローを作り上げたのは最強の悪役の存在。ウルトラマン、ウルトラセブンにはバルタン星人レッドキング、メフィラス星人、ゼットンなどなど強烈な個性を持つ敵役が登場します。ウルトラセブンには市川森一佐々木守、金城哲夫などの新進気鋭の脚本家が参加しており、物語には強いメッセージ性が込められているものが多くあります。特に沖縄出身の金城哲夫の脚本には沖縄を象徴するモノ・コトが多くちりばめられていて、今回の企画展の肝である「神戸港に現れたキングジョー」の名前が金城の実父のあだ名というのは有名な話。

 

売店ではアーカイブスビジュアルフィルムのパンフレットが販売されていて、迷いに迷った挙句、『2020年からの挑戦』を購入。劇場用映画と同じ35mmフィルムで撮影した『ウルトラQ』オリジナルネガから高解像度で新規スキャニングした素材も使用していますが、その素材感よりも私は作りこまれた背景に興味があって、そのタイトルを見返すだけでも当時の製作者たちの熱意と意気込みが伝わってきます。自分の作るものに強い物語性と思いを凝縮させたいという思いは、ウルトラマンによって私の心に刻み込まれていたのだと思うと確信。




以前にブログで書きましたが、兵庫県立美術館で開催された『円谷エキシビジョン2021』に行ってきました。このイベントはウルトラマン生誕55周年を記念したものですが、決して子供向けというわけではなくて大人の鑑賞にも耐えうる展示内容でした。初代ウルトラマンの放送開始が1966年7月ということで、同じ年生まれということもあり、55年という区切りの年への思い入れもひとかたならぬものがあります。それにしても兵庫県立博物館は面白い企画をしてくれます。兵庫にいたら毎月でも通いたいぐらい。

ウルトラマンについて言えば、ただ郷愁としてだけでなく半世紀以上にわたって少年たちを魅了し続けるキャラクターを作り上げた創造主・円谷英二という巨人への興味も募ります。今でこそ神格化されていますが、もともとはひたすら自分が作りたいものを純粋無心に作っていたのだと思います。今から見れば特撮技術は拙いものかもしれませんが、私たち少年は変身するウルトラマンに、繰り出されるスぺシウム光線に夢中になり、街を破壊する怪獣たちに心底怒りを覚えたのです。

映画業界などで腕を磨いてきたプロの職人たちが、こども番組だからといって一切妥協することなく持てる技術を使って作った本気の作品だったからこそこどもたちは熱中したのです。鬼才・実相寺昭雄が手がけた回なんて、こどもには難解で意味不明な演出はほぼATG作品。それでも作り手の真剣度が、ウルトラマンを吊っていたピアノ線を見えなくしたり、安っぽいミニュチユアをリアルなセットに見せたのです。作り手と見る側が同じベクトルを向いていた幸福な時代でした。

しかし天才・手塚治虫がそうだったようにウルトラマンも時代の中で子供の心から乖離していき、一時期不遇の時代を迎えるのです。ウルトラセブン以降のいわゆる「昭和第2期ウルトラシリーズ」(帰ってきたウルトラマン、ウルトラマンA,ウルトラマンタロウ、ウルトラマンレオ)で一旦ウルトラシリーズのテレビ放送は終了します。最後のウルトラマンレオの放送日が1975年3月となっていますので、私が小学4年生の頃。それまではほぼリアルタイムで放送を観てました。続く・・・

 




先日、金沢の(株)ムラモトさんの銘木市に伺わせていただきました。帰りは、アイベックスエアラインズが新規就航した松山~名古屋便の格安チケットが取れたのですが、行きはチケットが取れず久しぶりの電車の長旅。松山から特急しおかぜで岡山へ、岡山からは新幹線のぞみで京都へ、そこからは特急サンダーバードで金沢へ。サンバーバードに乗ったのは日青連(日本木材青年協議会)に在籍していて、委員会などで北信越地区出向していた頃以来。コロナ禍ということで駅も車内はガラガラで異様な雰囲気・・・

状況が状況なので今回は脇目も振らずに一路金沢へと向かったのですが、途中でご縁のある駅名が出てくると心がザワザワします。平時であれば目的地の金沢へ向かうまでに何か所も立ち寄って、目的地に到着した頃にはへとへとになっているパターンですが、今回はひたすら眠って時間をつぶしました。それでも馴染みのある地名が車内でアナウンスされると、かの地にいる仲間の顔が思い浮かびます。それで昔の思い出に浸っていたのですが、サンダーバードが福井に入って「あらわ市」の地名が聴こえてくると、あわらのあのひとの顔と「越前クラゲ」の姿が・・・

むかし福井の事をブログに書いたとき福井の名物として越前クラゲの事を書いたなと思い出していました。それで、どんな風に書いていたかなと自分の過去ブログを検索していたら、たまたま「さかなクン」の動画が出てきました。その中に、背広の大人が居並ぶ中で唯一白衣を着て違和感のあるさかなクンの姿がある動画が目につきました。気になってみてみると、1年程前のものでしたが、それは参議院国際経済・外交に関する調査会に出席し、水産資源の管理と保護について、参考人として意見を述べたものでした。さかなクンは東京海洋大学の名誉博士で客員准教授

さかなクンといえば、既に絶滅したといわれる淡水魚クニマスを「発見」したことが話題になり、私もブログで少しだけ触れさせていただきました。まださかなクンが、めちゃくちゃ魚に詳しい高校生として実名でテレビのクイズ番組に出た頃から気になっていたのですが、トレードマークの魚の帽子をかぶったまま大学の准教授になり、国会の調査会で参考人として呼ばれる存在になったのは灌漑深い。さて、こんな真面目な会でどう呼ばれ(さかなクンさん?)普通に喋るのか(ギョギョ!)気になって動画を観て後で気づいたら約1時間30分!




昨日ブログで「ウルトラの夏木工」の話をアップしましたが、またここで引き寄せの法則発動!娘二人が姫路に住んでいるので(長女は就職、次女は大学生)兵庫県の情報もいろいろと耳に入ってくるのですが、以前にも訪れた兵庫県立美術館でウルトラマン生誕55周年を記念した『円谷エキシビジョン2021』が開催中!子どと思われるかもしれませんが、幼少期からリアルタイムでウルトラマンを観て育った世代としては齢50を越えてもなお、地球を救うヒーローへの憧憬は息衝いています。 20210728 1

20210728 2 そしたら数日前の愛媛新聞でも「ウルトラマン」の記事が一面に!こちらはJR四国の予土(よど)線でウルトラマンをテーマにしたラッピング列車「ウルトラトレイン号」が運行を始めたという記事です。予土線というのは愛媛県宇和島市と高知県四万十市を結ぶJR四国の路線の事で、愛媛(旧伊予国)と香川(旧讃岐)を結ぶ予讃(よさん)線に高知(旧土佐国)の土佐くろしお鉄道中村線がつながった、愛媛と高知を結ぶ唯一の路線。輸清流四万十川沿いに走る路線でのんびりとのどかな里山の風景が楽しめます。

もともとトロッコ列車なども走らせていて鉄道マニアには人気の路線ですが、海洋堂ホビー館(四万十町)とコラボしたホビートレインを企画するなどいろいろなアイデアで楽しませてくれる愛すべきローカル鉄道です。その流れで今回は海洋堂で開催される「ウルトラマンフィギュア展」に合わせた企画としてこの列車が登場。海洋堂には子どもたちが小さい時に家族で出かけましたが、近くに「海洋堂かっぱ館」もあり、改めてゆっくりと訪れたいと考えています。 20210728 3

20210728 4 先日、映画「ゴジラvsコング」を観てきました。本当はとっくに公開されているはずの「シン・ウルトラマン」を観てきましたと書いてオチにしたかったところですが、そちらは未だ公開日が決まらず。突っ込みどころは多々ありますが、久し振りに大きなスクリーンで単純に怪獣が暴れまわれる映画を観れて満足。相変わらずハリウッド製のトカゲが巨大化したようなゴジラの造形はいただけず、ウルトラマンや怪獣をデザインした成田亨の偉大さを改めて再確認。息子には当時のウルトマンや怪獣は幼稚と笑われるものの、あの時代に生きた少年にかけられた魔法は50年近く経っても覚めやらず。ウルトラマン・セブンのクリエーターの熱情溢れるケレンミたっぷりの怪獣造形はあらゆる意味で最高です!

私の中ではキングジョーエレキングバルタン星人メフィラス星人も、もちろんウルトラマンウルトラセブンも、死ぬまで永遠の輝きを放つ奇跡の星からやって来た最強最高のグッドデザインヒーローたちなのです。多感な時期にどれだけ夢中なモノに出会えるかは、その後の人生観に大きく影響すると思います。最近よく来る熱心な木工中学生も、もしかした木の中にヒーローの姿を見ているのかもしれません。蛇足ながら、右のセブンとキングジョーが戦っている舞台は神戸港。その縁での兵庫県での開催は勘ぐり過ぎ? 20210728 5




本日は「一枚板を見せていこう!」シリーズ第3段、北海道旭川産の『ミズナラ(水楢)』です。まずはその堂々たる体躯のご紹介。長さ2,400㎜、幅は最大で970㎜、厚みは57㎜。耳付きですが片方の耳には、伐採時にチェーンソーと格闘した向こう傷がガッツリ刻み込まれています。サイズこそ申し分ないのですが、中央部には大きな割れが入っていてテーブルの天板として使うにはかなり寛容な心が求められます。まあそれは普通の材木屋なら手を出さない木でしょうが、弊社では向こう傷は勲章的評価!

事実、このミズナラはもともと4兄弟でしたが他の3兄弟たちはとっくに巣立っていってこれが最後の一枚となっております。他の兄弟たちにもこれと同様に深い割れや傷が刻み込まれていましたが、それを個性と評価していただいた、選んだ木と同様に個性味溢れるお客様がお買い求めいただきました。この一枚が残ったのは割れや傷の深さというのではなく、これだけが他の兄弟と別れて倉庫のかなり奥深くな所に積み込んでしまっていて、なかなか土俵に上がれなかったためです。しかしさすがに古株になってしまったので最近引っ張り出して「化粧直し」を施しました。

実はこのミズナラ、私が30代半ばに仕入れたもので相当の古株なのです。今でこそこういう表面に傷のある「スカーフェイス」の板も個性として受け入れ、むしろそれを武器にするぐらい図太くなりましたが、仕入れた当時はかなり冒険でした。それでも振り返れば若い頃からこういう材を選んで買っていたわけですから、若い頃からキワモノ材木屋の素養はあったのだと思います(笑)。それまでは脈絡も無く樹種を増やすのが目的のように買い漁っていましたが、この頃から仕入れの傾向が固まってきました。

そういう意味でもこの割れ、傷のある「スカーフェイス・オーク」は思いで深い一枚で、ここまで経ったら妥協して買っていただくのではなく惚れ込んで望まれて買っていただきたい。冠名の「スカーファイス」はキューバからアメリカにやってきた青年トニー・モンタの暴力的で破滅的な生涯を油の乗り切ったアル・パチーノが演じた映画です。大学生時代に観て、精神的に不安定で常に危なっかしく刹那的な生き方がとても刺激的でした。映画の嗜好も木の嗜好根っこは同じようなとこにあるようで・・・。




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