森のかけら | 大五木材


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先日、数年ぶりに商品を海外に発送。すっかりEMS(国際スピード郵便)の書き方も忘れるぐらい久し振りの「輸出」でした(笑)。今回のお届け先はタイでしたが、送料¥2,400。EMSは、世界120以上の国や地域に低価格で迅速に荷物や書類を送れるありがたい国際郵便サービスですが、送れる上限があって、地域によって条件が異なります。タイは、縦×横×高さの三辺の合計が1m以内。送るモノのサイズにもよりますが、タイまで¥2,400って、考えたら相当安い。海外販売って大仰に考えがちですが、送料だけ考えたら案外ハードル低い。

 

EMSだと最大で30キロまで送れるので、【森のかけら】も問題なく送れます。今まで、通常の箱入りの状態の【森のかけら100】を海外に発送したことはなかったので、実際どれぐらい送料かかるのか計算してみました。中身のセレクトにもよりますが、桐箱に入れた状態で重量はおよそ2~3キロ。とりあえず2,500gで計算してみると、EMSで台湾、中国、ラオス、ベトナムまで¥3,800。ニューヨーク、ドバイ、ニュージーランド、アラスカまで¥5,200。イタリア、オーストラリア、ロシアまで¥5,800。南アフリカ、アルゼンチンまで¥8,800。

(さらに…)




熱狂的なスターウォーズ・ファンというわけでもなければ、このイベントの存在すらも知らずに、通りがかって気になったので立ち寄ったので、一切の予備知識もありませんでした。新作公開に合わせた展示会程度の軽い気持ちだったのですが、受付で当日券¥3,500と聞いてたじろぎました。そこまでして観たいわけでもないので、どうしようかと一旦ロビーに戻って腰掛け試案していると、次々と私と同世代とおぼしきファン達が続々とやって来ます。無論彼らは前売り券とやらを手にお持ちで何の戸惑いもなく入口へと吸い込まれて行きます。

どうやら入口が出口も兼ねているようなのですが、出て来られた人々の興奮した高揚した満足感溢れる表情を見ていると、やはりここまで来て引き返すのはモッタイナイとフォースの洗礼を浴びることにしました。中に入るとID付のブレスレットを渡されそれを身につけます。5,6組で入場制限され暗い部屋で少し待たされると、いきなり暗闇の中に映像が映し出され、イヤホンからあのテーマ曲が響いてきます。まるでテーマパークに入ったような感覚、そこでようやくこれがただの展示会などというレベルを超越したエンタテインメントだと理解したのです。

映画に登場するさまざまなキャラクターや小道具などが展示してありますが、ただそれを観るというわけではなく、その出生や環境、人間関係、能力などを探り、そこに自分を投影させながら自分の中のスターウォーズ・キャラクターを創り上げるという、うまく説明できませんが『自己を見つめ直す旅』とでも言うべき体験。それぞれのコーナーでブレスレットを近づけると物語が語られ、「質問」と「選択」を繰り返しながら進んで行きます。ファンならばドンドンのめり込んでいくこと間違いないような仕掛けが散りばめられています。

若い女性のひとも多かったのですが結構年齢層は高めでした。それぞれ熱心にブースの鏡に張り付くようにして展示物に見入っている姿を見ていると、恐らくここに来ている方で、シリーズのうち第1作と2作ぐらいしかまともに観ていないような人間は私ぐらいなのではなかろうかと、なんだか肩身が狭い気持ちすらなるほど。なにせ第1作に登場するキャラクターぐらいしか分らないのですが説明を聞いてもまったくついて行けず。それでも実際の作品に使われた模型や小道具などの展示物は観るだけで楽しい。その傷や汚れに歴史を感じます。

このイベントで展示された模型や衣装、小道具などの展示物は、イベント終了後にロサンゼルスに設立されたルーカスミュージアムに保存展示されるそうで、これが日本で観ることが出来る最後の機会ということでした。そんな貴重な機会であったのに、こちらがあまりに無知過ぎて申し訳ない気持ちでしたが、私なりに楽しめました。最後のコーナーではそれまでに「選択」した内容からオリジナルキャラクターを生み出すことが出来て、私が生み出したのはイオーク族のこちら。隣の若い女の子たちが可愛いと笑ってくれたのが救い(笑)

スターウォーズの世界観は私には持て余しましたが、作品の中のキャラクター造形を掘り下げて物語に深みを持たせるというう戦略は、木の商品造りにも相通ずるものがあって大いに参考になりました。現在公開されている最新作でシリーズは終了ということなるようですが、無名であったハン・ソロは大スターとなり、レイア姫は既にこの世を去ってしまい、中学生だった私も我が子が成人するような歳になりました。それだけ長く愛され受け継がれていくものには、それだけの理由がある。他人が語り継がれていくことで伝説は生まれる・・・

 




今回の東京出張では宿泊費をなるべく安く浮かそうという作戦が裏目に出て、会場のビッグサイトに行くには結構不便なホテルを選択してしまいました。最寄りの天王洲アイル駅まで徒歩20分、トホホ・・・な気分でしたが、人生まさに塞翁が馬。いつもは自宅から会社まで通勤時間10秒なので、泊まった3日間は覚悟を決めて街路樹などを眺めながらのんびり「通勤」を楽しむことにしました。初日に、天王洲アイル駅の近くでちょっと気になる看板があってカメラに収めたのですが、それが何を意味しているのかよく分りませんでした。

ちょうど『スターウォーズ』の最新作が公開されるので、そのプロモーションか何かだろうと思っていました。2日目も同じコースで通勤するわけですが、その大看板の前で写真を撮っているひとの姿がチラホラ。スターウォーズの第1作が日本公開されたのが1978年(昭和53年)で、私は確か中学生でした。世代的には熱狂するはずなのですが、自分でも不思議なくらい冷めていました。生来のへそ曲がりゆえ、周囲が盛り上がるほどに反発して冷めていくという偏屈さがそうさせたのかもしれませんが、以後も熱狂することはありませんでした。

同時代的には、動のスターウォーズよりも静の「未知との遭遇」の方を応援していましたし、今でもそっちの方が好きです。背伸びをして大人びたい年頃でもありました。なので、そこまで意識はしていなかったものの、さすがに3日間もその前を通っていると少し気になっていました。で、たまたまナビで検索したら今自分の居る周辺の情報としてやたらスターウォーズの文字が出てきます。それで改めて検索すると、それはファン垂涎の『スター・ウォーズ アイデンティティーズ:ザ・エキシビジョン』だという事が分ったのです。

仕事の後はどちらにせよまた天王洲アイル駅まで戻って来ることになるし、飛行機の時間まで少し余裕もあるし、ちょっと覗いてみるかぐらいの軽い気持ちで行ってみることに。そこは歴史のある老舗の倉庫業者で、従来の倉庫業の枠を超えてワインやアートの保管やさまざまなイベントなども展開されているところでした。そこでようやく、これが地下5階まですべてがスターウォーズ一色に染められたビッグイベントである事に気づいたのです。会場内には熱狂的なマニアがひしめき合っています。続きは明日・・・




このモクコレの顛末記の冒頭で、商品の値札などを作るのが間に合わず、展示会の前日に宿泊したホテルで慌てて作ったものの、それをホテルに置き忘れるというう大チョンボをしたのだが災い転じて福となすとなりました、と書きましたが本日はその説明。今までいろいろイベントに出展してきましたが、何が当たるやら分らないという不安もあって、自社の商品をあれもこれも並べたりしていました。結局見るひとも説明する側もポイントが絞り切れずただ漫然と商品札の数字を追いかけるという事がありました。

その反省から今回は、『森のかけら』と『森のりんご』、『誕生木』の3点に絞り込むことにしました。それだけだとテーブルがスカスカになるので、一応『森のたまご』と『木言葉書』も展示はしましたが、あくまでもこちらのPRポイントは先の3点。たったそれだけの値札すら忘れるってどういう事と思われるでしょうが、そこは小心者の私の事、値札といっても価格の横には説明文などをあれこれ細かく書き込んでいました。それを忘れて来てしまったので、もう当日は値札も商品名も一切なし。ただし個別商品のチラシは先行して会場に送っておいたのでたっぷりあります。

足を留めて商品説明でも聞いてやろうと思ってくださる奇特な方にはチラシを手に取りな説明すればいいかと思っていました。そしたら、今までの展示会ではほぼ買う気もない(というか木に興味もなさそうな)のに、もの珍しさから立ち止まって、展示価格を見て「これがいくらになるの?」と尋ねられて、安く卸せないと答えるとそそくさとその場を離れるバイヤーが沢山いて、正直「掛け率だけにしか興味が無いんかいっ!」と苛立つことが多くありました。そもそもバイヤー向けの商品ではないモノを持って来ていたのが場違いだったにかもしれませんが。

私の中ではどこかのお店に卸させていただくというよりは、直接消費者に販売したいと考えていたので、出展するイベントとの適性も無かったのだと思いますが、なかなかそういう展示会に巡り合えませんでした。それが今回は、価格も提示していなかったからか、掛け率などを尋ねて来られる方はほとんどいらっしゃいませんでした。木工関係のショップや行政の方も立ち寄っていただきましたが、値段よりも商品コンセプトやものづくりの背景に熱心に耳を傾けていただく方ばかりで、私としてはまさに我が意を得たりの展開となったのです!

特に各地の自治体の方々からは、それぞれの地域資源である木材の『非建築分野での出口』について、かなり突っ込んだところまで対話させていただきました。街路樹や灌木などほとんど利用されていない木の活路と、ただのモノにしないための物語性の付加などについて。聞けばこちらとしては羨ましくなるような素材がほぼ活用されていなかったりしていて、いっそのこと手を組みませんかみたいな話まで。お会いした方、お話を聞いて下さった方すべてに感謝します(^^♪

 




昨日ご紹介した戸田昌志くんが、このイベントの最後の来客者となりまして、さまざまな地域・職種の方が入れ代わり立ち代わりお越しいただいた2日間のモクコレも無事終了となりました。私的には久しぶりに沢山のお客さんと続けて話しまくって、予想通り喉を傷めましたが大満足な2日間でした。今回は『森いづる愛媛』チームとして出展したものの、自社の事だけで精一杯でしたが、皆それぞれ心地よい疲労感に包まれました。片岡伸介くん-Ast-ブックカバーを購入した水野斉くん。こういう心遣いが、出来る男!

井部健太郎君は、新ブランドの『MOTOMOTO KUMA』を立ち上げて、自社のロゴ等を一新した際にデザインを手掛けてもらったデザイナーの工藤波夫くんと手を組んだスマートなカードケースのみで勝負!しかもまだ価格設定前の参考出品という事でしたが、その洗練されたデザインに多くの人が足を留めて、価格はいくら?正式な発売日はいつから?と質問する人が絶えませんでした。久万高原産のヒノキを薄く削った極薄突板シートを素材に使い、試行錯誤を経て生み出したこだわりの逸品で、私も正式発売が楽しみ!

健太郎君の会社は大林業家で、本来はもっと川上側の仕事をする人間なのですが、川下の出口について熱心で今までも数々のオリジナル商品を生み出しています。日頃から、山側の人間はもっと川下の事を知らなくてはならない、が口癖で本人がまずそれを実践しています。健太郎君は私より1歳下なのですが、同じ地域に同じ志を持った同世代の人間が要るという事がどれほど心強いことか!いつでも直接会っていろいろ相談出来る距離感というのはとても大事で、今回でも彼がいなかったら出ていなかったかもしれません。

いくら自分独りだろうと吠えてはみると強がりは言ってみても、周囲に理解者がいないというのはやはり寂しいもので、ここに辿り着くまでにけもの道で迷ったり息絶えていたかもしれません。仲間は大事!その健太郎君はFM高知からも取材を受けていて、センスあるものは見る人が見れば分るようです。また、mogana(もがな)槙野賢児くんの神棚も、ヒノキの柾目を使った斬新なデザインで、既に幾つかの神社などでも採用実績があり、多くの方から質問を受けていました。ここに徳島克次くんの木遊舎の定番の愛らしい木のおもちゃが加わり、バリエーションのあるチームだったと思っています。それぞれにターゲット層も違っていますが、ブース内を巡ってくださる方も多くて、チームを組んだ意義はそれなりにあったと感じました。

今回我々のブースではあえて『愛媛県』という事を全面に押し出してPRしなかったので、商品を気に入った方が後から「これはどこで作っているの?」と尋ねられる事も多かったのですが、何県で作っているからという事より先に商品ありきだと思っています。こういうイベントだからそういう問いもありますが、実商売になればそんな事は関係ない話。私たちはあくまでも、このイベントはこの後の商売のためのPRの場として考えているので、愛媛県の名さえ宣伝出来ればそれでいいだなんて微塵も考えてもいません。

そんな事を言うとお世話になった行政の方には怒られそうですが、ここでいくら県の名前をPRしたところでその場限りの打ち上げ花火。それからいかにビジネスに繋げていくかという事が展示会の目的だと思って来ているので、成果は名刺の数ではなくて、その後の展開。今回のイベントにあたり何かと骨を折ってくれた愛媛県林業政策課竹本憲生君に報いるにはそこしかないと思っています。今後も頑張りますと竹本君は言ってくれましたが、頑張るのは君じゃない。ここから先頑張らなければならないのは我々なのだ!

 




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