森のかけら | 大五木材


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相変わらずいろいろなイベントで人気の『木の玉プール』。現在はレンタル用のセットが2セットありますが、週末ともなるとイベントに引っ張りだこ。お陰で木の玉もこどもたちに触られてすっかりツヤツヤツルツルになっています。よく問い合わせをいただきますが、最初っからそんなにツヤツヤツルツルなわけではありません。主にヒノキを使って作っているのですが。よく乾燥したヒノキを使っているので、加工して弊社に届いた直後は表面は結構毛羽だっていて、光沢も無く触感もザラザラしています。

そこから先、木の玉をツヤツヤツルツルにしてくれるのは子どもたちの「仕事」。握ったり触ったり掴んだり舐めたりしながらヒノキの玉な磨かれ滑らかになり光沢が生まれていくのです。意外に思われるかもしれませんが、一見するとまん丸に見えるかもしれませんが、加工上の問題で実は真球ではありません。写真を見ていただくと分かると思いますが、お尻の部分は平面にカットしてあります。遊んでいるうちに次第に削られ底も滑らかになってまん丸に近くなっていきますが。

レンタルだけでなく販売もしていて、本日も発送するために数を数える作業。数千個の木の玉を広げるとかなりの迫力!出来上がったヒノキ球が箱に詰められてやって来ますが、箱を開けて広げるとそこ中にヒノキの香りが一気に広がります。まだ子供たちの掌に触れられる前の少しザラッとした初々しいヒノキ玉の海。建築や家具の分野では球を作ることがなく、直線・直角で納める仕事ばかりなので隙がないのですが、球体って隙があるというか遊びがあるというか緩みが心地よい!

木の玉に関しては私の家内(高橋佐智子)が担当していますが、私独りだったら決して扱っていなかったと思います。仕入れたところで、これどうやってどこに売ればいいのか?そんな風にしか考えられなかったと思います。木育活動を通じて保育園から幼稚園、施設などさまざまな場所に出張していって、子供だけでなくおとなも実物に触れて楽しんで人のつながりの中でここまで広まっていきました。直径30㎜足らずの小さな球体ですがそこに込められた思いは無限大。たかが木の玉、されど木の玉。




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