森のかけら | 大五木材


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いよいよ年の瀬も押し迫ってきました。会社の方は28日で年内の仕事は納めさせていただきましたが、私はこの機に【森のかけら】の整理。アイデアを考えたり作りあげるまでは異常なほどにテンションが高いのに、仕上がってしまうと途端に熱が冷めてしまういつもの癖で、日頃の在庫管理はスタッフに丸投げしてしまっているのですが、年に数回は在庫状況を自分で把握するようにはしています。数字ではなく実物のボリュームを見て肌感覚でリスク(あとごれぐらい保ちそうなのか)を実感するタイプなもので。

今日現在で日本の木120種のうち欠品が6種、世界の木120種のうち欠品が4種でした。240種中10種の欠品というのは、相当の優秀!いやいや、供給責任として常に全種を在庫しておかないといけないでしょう!とお叱りを受けるのは覚悟の上の公表です。作り始めた頃から欠品の不安要因は常につきまとっていました。端材ベースで作っているものなのでどうしても在庫が切れてしまう事もあるのです、ご了承下さいと言い訳を繰り返してきましたが、これから400種を目指すにあたって欠品をいかに減らすかという事も重要命題

初期の頃は日本の木、特に建築用材にされないようなマイナーな木についてのルートが確立していなかったこともあって、日本の木の中で欠品が多発していました。その後、ビーバー武田隊長はじめ、国産材のマニアックな木を扱う製材所、材木店などと知り合い、また地元の造園屋さんなどを通じて街路樹や灌木などが手に入るようになってきたので、日本の木の欠品は徐々に少なくなっていきました。それでも今欠品しているヤマボウシコブシ、オヒョウ、トウネズミモチなどは得られる量も少ない事もあり欠品樹種の定番になってしまっています。

そこは今後改善していかなければならない課題です。世界の木についてはリストの120種はほぼ安定しているのと、それぞれの樹種についても結構ストックしてあるのですが、そのストックが無くなってからが心配。既に材を供給してくださった会社が倒産したり廃業されたりで、在庫切れの仕入れが未定の木も幾つかあります。恐らく今後5年、10年で材木業界は激変することになる思われるので、誰かが輸入してもらわないことにはどうにもならない外国産の木の方が心配です。そういう意味では【森のかけら】から業界の縮図が見えてくるかも・・・




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