森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
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昨日から伊織 道後湯之町店さん2Fで始まった『えひめのあるうれしい日展』には沢山のお客さんがご来場いただきました。イベント初日となった17日の一日限定でしたが、『えひめのあるくらし』の10店の店主全員が勢揃いして、それぞれの商品の制作秘話やモノづくりの熱い思いを語り売りしました。今まで、京都新潟、三重など各地でイベントを行ってきましたが、全員集合は今回は初めて。それぞれお喋り好きの面々ですから、会場のあちらこちらで笑い声の絶えない賑やかで楽しい一日となりました。


それぞれのお店の常連さんも次々にやって来られたのですが、観光の方よりも地元の方のほうが多かったのは予想外でした。会場が2Fということもあったので、観光客には少し敷居が高かったのかもしれません。それでも弊社としては、普段接点の少なそうな層の方にも商品をご覧いただける貴重な機会でした。店主が勢揃いするのは昨日一日だけでしたが、イベントそのものは7/2(日)まで2週間続きます。本日の愛媛新聞で記事にしてもらったので(即売会となっていたのは苦笑ですが)地元の方のご来場も増えそうです。

どこどこのお店の常連さんが別のお店の店主と友達だったりと、南予から東予まで全県域にわたって幅広いネットワークを持っている店主が勢揃いすると、友人・知人の輪が連鎖的に繋がっていきます。店主のキャラクターが常連さんにも反映されていて、それを眺めているだけでも面白い。そんな店主の多くと繋がりの深い「上得意様」がご来店(というか無理矢理引っ張り出しました)。松山大学の甲斐朋香先生です。Sa-RahBRIDGEで購入された商品を身に纏い、歩く広告塔としてご登場、更にお約束のおとな買い!


恐らくこの機会を逃せば二度となさそうなので、全員で集合写真を撮影。1Fの入口傍らでかき氷を販売していた田中戸夫婦は客足が絶えず、残念ながら集合写真に参加出来ませんでしたが、地元の方であればかなり濃いキャラの面々の集まりだとご理解いただけると思います。船頭多くして船山を登るとも言いますが、そもそもひとつにまとまろうなんて気持ちはサラサラありませんし、ひとの言うことを聞くようなタマならここには名を連ねていません。ゴールへ向かうルートや手段はそれぞれながらも、見ている景色はきっと同じ・・・はず




すっかり告知が遅れてしまいましたが、本日から始まるイベントですので・・・本日6/17(土)より7/2(日)までの2週間、伊織 道後湯之町店さん2Fでえひめのあるうれしい日展が開催されます昨年までは県外でのイベントが中心でしたが、活動の総決算となる今年度は久しぶりの地元でも開催です。結成当時(3企業)に比べるとすっかり大所帯(10企業)になった『えひめのあるくらしチーム』、顔ぶれも取り扱い商品もバラエティ豊かで、やたら元気な地方商社的な趣すら漂っております。


弊社は、『森のかけら』、『モザイクスツールM』、『誕生木ストラップ』、『森のしるし』、『木言葉書』、『波栗膳』、『カッティングボード』、『森のりんご』、『円き箱』、『木の器』、『モミジバフウの小さな耳付き板』などを展示販売させていただきます。スペースの都合上、樹種・数量には限りがありますが、この機会にお手にとって実物をご確認いただければと思っています。なお、17日はすべての店主が一堂に会して、『えひめのあるうれしいカフェ』が開催されます。私も日中会場に居る予定です。

えひめのあるうれしい日 展
2017年6月17日(土)~7月2日(日)
場所/伊織 道後湯之町店2F愛媛で大事に育てられた素材をつかって、愛媛の作り手が丁寧につくったおいしいものや良い道具など、日々のくらしがちょっぴりうれしくなるような「愛媛のもの」を集めました。6月17日(土)は、えひめのあるうれしいカフェを開催。愛媛の夏の風物詩、三津の喫茶店、田中戸の出張かき氷をおたのしみいただけます。各店舗の店主も大集合。直接質問したりお話したりできる良い機会です。ぜひご来場くださいませ。

海sora&花結び
http://hanamusubi.bizSa-Rah
http://sa-rah.netスギウラ工房
http://sugiurakoubow.blogspot.jp

田中戸

パン豆 ひなのや
http://hinanoya.co.jp

BRIDGE
http://www.bridge-dogo.com

まなべ商店

森のかけら [大五木材]
www.morinokakera.jp

yaetoco [無茶々園]
http://yaetoco.jp

朗-Rou-
http://rou-cheerful.blogspot.jp

伊織 道後湯之町店
https://www.i-ori.jp/user_data/iori_yunomachi.php
790-0842 愛媛県松山市道後湯之町20-21
TEL.089-913-8122 FAX.089-913-8133
営業時間:9:00-22:00(年中無休)
駐車場:無し(道後公園にコインパーキング有)
伊予鉄道市内路面電車・道後温泉駅より徒歩5分




2017年の『えひめのあるくらし』も始動。今年1年間のメンバーの結束を固め、英気を養うために、まずは何はなくとも集まって飲もう、いや語ろう。ということで、メンバーのひとりである道後公園正面の日用品・器・雑貨の店『BRIDGE 』さんの隣にある『Café & Cantine NÔTREカフェ アンド カンティーヌ ノートル』さんで新年会が開催されました。現在、メンバーも増えて範囲も愛媛県全域にまで広がったにも関わらず、驚異の出席率で全員参加!

今まで幾度も「踊る会議」を開催し、各地でイベント等を開催しても、全員が揃うなんてことは今まで一度もありませんでしたが、お酒を飲みます、ご飯を食べますってなると、それぞれ仕事ン事情もあるだろうに、どうにかこうにかスケジュールを調整して、県内の東西から仲間が集まって来ました。こういう時のチームワークは驚異的!言葉では説明できないような不思議な連帯感の結ばれた、全然違う職種の老若男女が10数人、テーブルを囲んで賑やかに新年会が始まりました。

過去を振り返らない(振り返れない)前のめりのおとなたちでありますので、反省会などとは無縁のまま今年の活動の妄想が広がる中、道路事情で遅れている1人に対して「ドッキリ」を仕掛けようということになり、いい歳のおとなが10数人も集まっているにも関わらず、それに意を唱える人などいようはずもなく、店のマスターたちも巻き込んでノリノリで準備開始。誰と誰がどのタイミングで口論を始めて、それが過熱して喧嘩になり、どういう仲裁が入って、どうやって落とすか。

何度もリハが繰り返され、店の前に人影が見えるたびに全員ドキドキしながら時を待ちます。いよいよその時がやって来ると、かつて見たことのない連携プレイで寸劇の幕が上がる。口喧嘩に火がついて、机を叩いて大声で仲裁が入って襟首つかんで「表に出ろ~!」で、ネタ晴らし。という流れでしたが、演技に熱が入り、グラスが割れるというハプニングがありながらも大成功~!何が起こったのか分からずキョトンとする「だまされ役」の周囲で沸き起こる大人げない大歓声。

味をしめたバカな大人たちは次に、お店に迎えに来られるメンバーのご主人を驚かそうと再度シナリオを練ることに。今度は設定を変えて、マスターと口論になって、制止に入った仲間に暴言を吐いて、最後は「表に出ろ~!」というオチ。今度はグラスや割れ物にも十分配慮して、リハも重ねて待機。果たして2度目は・・・大成功!!みな迫真の演技で大熱演。急遽行われた『劇団おとな座』の旗揚げ公演は成功裏に終わりました。遊びだからこそ真剣にならなければならないのです!




自分で料理を作ったりすることが少ないのと、ましてやその写真を撮ってSNSにアップしようという気も無いので、料理が乗った時に料理が映える木の色まで考えが及びませんでした。というか、それよりも直接的な木の特性や質感などの方を重要だという頭になっていました。やはり餅は餅屋。作るひと、広める人(売る人)は車の両輪。今回このまな板はアイデアを提案していただいた感度の高い女子チームのお店で販売していただくことになりました。とりあえずどうにか納期ギリギリで20数枚完成。

道後公園前に店を構えられる生活雑貨のお店BRIDGEさんに出来上がったまな板を届けに伺いましたが、置かれているひとつひとつにセンスの良さを感じます。つい材木屋という自分の職業を意識しすぎて、木の存在感を押し付けすぎているなあ~、商品が重たくなりすぎているなあ~と反省(だからといって方向転換する気もサラサラないのですが)。店内を見回すと、まな板にロゴや過剰な細工も要らないと言われた気持ちがよく分かります。

三重で開催された『えひめのあるうれしい日』のイベントにも持って行っていただいたのですが、その後も評判が良くて結構な勢いで売れているとの事。丸くてシンプルな無垢のまな板が欲しい人が多いという、店主の大塚加奈子さん㊨の眼力もさることながら、圧倒的な『伝える力』に感服。ご来店されるお客さんが加奈子さんのセレクトする商品に惚れているファンの方なので、この人が薦めるモノであればというカリスマ力に拠るところ大。ウチでは到底こんなに売ることはできません。

作り手と売り手を分けて正解でした。この商品に関しては、下手に材木屋のくどくて重たい講釈がない方がスマートでいいのだと思います。そして販売していただく、もうひとりのカリスマが、四国中央市の四国のおいしいもののセレクトショップ・まなべ商店真鍋久美さん。この二人の女傑に丸いまな板の運命を託します。ご興味のある方はいらっしゃいましたら、上記2店のいずれかにお問い合わせ下さい。

イチョウの匂いについては自分でも気になっていたので、事務所と自宅でも試しに使ってみました(加工中に節の出てしまったB品を使用)。最初こそイチョウ独特に強烈な匂いが鼻についたものの、数回使うとかなり匂いも軽減。イチョウのまな板はオスにするべし!という業界の暗黙の戒律に盲目的に縛られていたのかも・・・。かつて、戦場のメリークリスマスを撮るずっと昔の大島渚は言いました。報もよかろう。しかし、生の体験は強い語るに落ちるなかれ、材木屋(自戒の念を込めて)。




イチョウは成長が早いことから大木になり、板材としても大きな材が比較的容易に入手可能な木のひとつです。まな板の大量受注を狙ってというわけではありませんでしたが、たまたま値段が手頃でよく乾燥したイチョウの大盤が結構ありまして、今回300㎜サイズのまな板を木取りするにも手を焼くことがありませんでした。板になると材質からオスメスを見分けることは困難で、私はもっぱらその匂いで判断しているのですが、葉(端)節の多さも見分けのポイント。

どこまで科学的根拠があるのか分かりませんが、木材業界では葉節の多いイチョウはメスと言われています。小さな黒い点のように見えるのが葉節ですが、節の赤ちゃんのようなもので、イチョウでは特に多く見られます。これがいずれ大きくなって枝になるのだが、メスは実をつけようと沢山の枝を延ばすので、葉節が多いのはメスだ、と業界の先輩方からは教わってきたので、盲信しています。まあ匂いの方を判断基準とはしているものの、こちらも参考にしています。

実際は根拠の無いことなのかもしれませんが、先輩たちが口伝で語りついでいるものって、何かしらの根拠はあるはずなのでまんざら見当違いでもないとは思うのです。葉節があったとしても使うのには支障は無いのですが、やはり見た目のこともあるので、極力葉節を外した木取りをしているのですが、どうしても多少は絡んでしまいます。それも木の個性ですので全面的に否定はしません。それでこんな感じに、耳付きの板からこんな丸いまな板が出来上がりました。

今回はイチョウホオの種類としたので、ホオも作りました。残念ながらホオの方は作業工程の写真を撮り忘れたので完成品のみですが、写真だとかなり青く映ってしまい驚かれたりすることがあるのですが、実物はここまで青くはありません。匂いについては乾燥するとほぼ無臭なのですが、調理後にまな板に完成した料理を乗せて、インスタグラムなどにアップするため撮影するような方にとっては、青っぽく映ってしまうホオの色目が少し気になるところだとか・・・。続く




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