森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。
先日、『モザイクタイル』の事をアップしましたが、以前から「モザイクタイルはネットで通販はしないのか?」という問い合わせを沢山受けていて、その都度「いま準備中なのでもうしばらくお待ちください」と、販売を先送りしていました(事情は先日書いたように、音板で40✕80㎜など特定サイズが不足したことと、別の加工が大量に入ってきて完全にキャパオーバーとなり、モザイクタイルを作る間が無くなってしまったことに拠る)のですが、先日のブログで更にその声が一気に急増!

そこで、まだ準備は完ぺきに整ってはおりませんが、モザイクタイルのネット販売に踏み切ることに致しました!とりあえず不足しているサイズを補充すべく、急ぎでそのサイズのみ加工に取り掛かっておりますので、2月下旬頃から商品発送も出来ると思います。ということで、本日よりネットでのご注文もお受けすることに致しました。ネット販売するうえで問題だったのは、どういう組み合わせで販売するかということでしたが、あまり細かなオーダーを受けると自分の首を絞めてしまいかねないので。

ネット販売に関しては、シングル、ダブル、ハーフサイズのみの『単品セット3タイプがランダムに入ったお任せセット』(50枚セットと100枚セット)のみとさせていただきます。ビンテージに関しては、含めてほしいというご依頼があった場合のみとし、通常は除外することにしましたシングル単体の場合は100枚、ダブル単体の場合は50枚、ハーフ単体の場合は100枚で1セットとなります。価格は近日中にオンラインショップ内でご提示させていただきます。

以前に中学生が職場体験で作ってくれた、約半坪分(コンパネ1枚)が、シングル80枚、ダブル44枚、ハーフ90枚でしたので、これを『お任せセット』の基準で考えました。その時はユニやビンテージも含まれていましたが,単純にもっとも安いノーマルだけで計算したとしても総額で1万円以上にはなりますので、ユニやキャラクターが含まれてお買い得感のある設定にする予定です。勿論お任せセットにはノーマル、ユニ、キャラクターが含まれますが、どれがどれぐらい入るかなどは『お任せ』ということになります。指定は一切出来ませんのであしからず!

恐らく、こういうものを買おうなんて方は、赤っぽいのを多めにとか、キャラクターが少しでも多いと嬉しい、縞柄も加えて、なんて注文を付けたいというのは十分承知(なぜなら私もその立場ならそう言いたいから!)ですが、それを受けていると『端材から生まれる』という商品特性上どうにもならなくなるので、そこは涙を呑んで『完全お任せ』にします。何が入っているか、お楽しみ要素とお考えください。また、必ずこれも求められそうですが樹種名の明記はしておりません(そこまで手が回りません、ご勘弁ください)。

オンラインショップのセット内容については一部変更がありました。詳しくはオンラインショップページをご覧下さい。




20161125-4先日オープンさせたオンラインショップですが、早速ご注文をいただきありがたい限りです。【森のかけら】や『モザイクボード』といった弊社オリジナル商品のクリーンアップについては配置住みですが、残りの分も徐々に整理してアップしていくつもりです。それ以外に、一時中断していた『ちょこっと端材』についても、1日1アイテムをアップしていくつもりで(いつまでその気持ちが続くかどうか分からないのですが・・・)張り切って写真撮影しているところです。

 

 

 

20161125-2ちょこっと端材』は、文字通り本当に小さな(1m以内ぐらいの)端材を倉庫の中で見つけてきてはアップしているものですが、今回オンラインショップが出来て商品管理がスムーズになったことで、今までは店頭でしか販売出来ていなかった『アウトレット商品』についても、積極的にアップしていくつもりです。ここでいうアウトレット商品とは、仕様が変更になった旧仕様の商品(具体的にはサイズ変更、レーザー彫りなどデザインの変更、樹種の変更、軽微な汚れや傷等)などです。

 

 

 

20161125-1『ちょこっと端材』を販売していた時に問題になったのは、アップする手間よりもその後の商品管理の方で、商品数が増えてくるにつれてそれを保管しておくスペースが必要になります。いつ売れるやら分からないので、あまり積み重ねたり奥の方に押し込んでおくと、探すのが大変だったり、動かしている間に傷がついたりと、その大きさゆえに取扱いに苦心しました。その反省も含めて、倉庫内に専用スペースを作って店頭販売も兼ねてできるように、倉庫内ミニリフォームを計画中。

 

 

 

20161125-3ただ問題なのは、そこにもいろいろなモノが置いており、それらが無くなってスペースが空いたところに新たに保管棚とかを作ろうというもので、まずは今そこにあるものを売るというのが前提。そのためにその片付けるべきものをオンラインショップの『ちょこっと端材』で販売していこうということで、たまごが先かニワトリが先かという出口が見えにくい状況ではありますが、単なる在庫処分的な意味合い以上に、加工や塗装などひと手間ふた手間加えながら、表に出していければと考えています。




20161118-1ホームページリニューアルから更に1週間、ようやくオンラインショップも本日オープン致しました!大枠は随分前から出来ていたものの、私の怠慢でこちらの方も延びに延びてしまいました。現状でも【森のかけら】の注文の90%はインターネットから(弊社の旧ホームページから)ですし、『モザイクボード』にしても70%はインターネットからという状況で、何をいまさらオンラインショップ?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、今までとの最大の違いはカード決済が可能になった事。

 

 

20161118-3従来はホームページから『お問合せ』のメールをいただき、それに在庫状況や納期、送料を含めた合計金額などを返信させていただき、指定の銀行口座にお振込みしてもらい、それを確認してから商品を発送するという、結構手間暇のかかるシステムでした。今どきのことなので、銀行に振り込みに行くのも面倒なので、カードを使いたいという要望は多くありました。また購入までの手続きが煩雑で煩わしいのでもっとシンプルにワンクリックで買えるようにして欲しいとの声もありました。

 

 

20161118-4ただ私としては、木目や色柄などひとつとして同じものがないという木製品の性質上、手続きが面倒でも個別に商品背景やものづくりの考え方などをメールで何度かやり取りさせていただくことで、信頼関係を作ったり、木製品を買うにあたっての心構えや寛容さを理解していただけると信じていましたので、あえてワンクリックでモノが動いてしまうシステムは採用していませんでした。しかし、なぜその禁を解いたのかというと・・・・

 

 

20161118-6現在、最終的にご購入にまで至る方の多くは、このブログやホームページのトップ画面に張り付けている『社長TV』などをご覧いただいているので、改めて私から説明するまでもなくなってきているという現実があり、それよりもむしろもっとスピーディに購入したいとか、ポイント等の関係もあって(特に高額商品の場合)カードを使って支払いしたいという要望が急増してきました。さすがに8年も同じ事を言い続けてきたので、少しはマニアックな材木屋にも市民権が与えられたという心境。

 

 

20161118-2まあ、そういう事もありましてワンクリックで商品を購入できるオンラインショップの開設に踏み切ることになりました。それに伴い、今までアップできていなかった商品もいくつかラインナップに並べさせていただきました。その1つが、樹種名をレーザーで彫字した『森のかけら100・レーザーネーム仕様』。日本と世界それぞれ1セットの限定品です。旧ホームページでは、アップした後の在庫管理がアナログでしなければならなかったので、売り切れや欠品で随分トラブルも発生しました。

 

 

20161118-5それがこれからは在庫管理までできるようになりましたので、1品モノの『ちょこっと端材』なども後々の在庫管理の心配なくアップできます。また、オンラインショッピングサイトの管理を、当ホームページを制作したいただいたパルスデザインさんにお願いしましたので、こちらは営業(商品のアップ・更新)に専念できるようになりました。今までネット営業は独りでやっていたので限界がありましたが、強力な援軍が加わったことで今まで以上に広く深く、かけらイズムをアピールしていけそうです♪




今日のかけらプレミアム019チューリップウッドTulipwood マメ科・広葉樹・ブラジル産

宝石のような木ばかりを集めた『プレミア36』の中においても、その美しさにおいて他を圧倒するのがブラジル産の『チューリップウッド』です。材木屋のはしくれとして、その存在は以前から知っていたものの、実際に手にしたのは【森のかけら】を作るようになってからの事です。昔風に言えば、銘木屋さんが扱っていた材のひとつで、建築・家具分野では縁の無い存在でした。「普通の材木屋がそんな場違いな木、持っといてどうするの?」いやいや、うちは普通の材木屋ではありませんから!

この『チューリップウッド』は、ブラジル北東部、パイア、ペルナンブコ州近辺に生育している木で、学名は『Dalbergia frutescens』。花の形が似ている事から別名『チューリップツリー』とも呼ばれる、北米産の『イエローポプラ』とは一切関係がありません。一般的には『チューリップウッド』と呼ばれていますが、頭に産地であるブラジルの名をつけて『ブラジリアン・チューリップウッド』と呼ばれる事もあります。他にもその色調から『ピンクウッド』や『ジャカランダ・ローズ』などの名で呼ばれる事もあります。

この木はねじれながら成長するために通直な材は少なく、杢目は不規則で大きな木は入手困難です。初めて目にされる方は、これが天然の色だとはなかなか信じてもらえません。その鮮烈な色合いと精緻な杢目はご覧の通りで、フランス王朝ルイ15世、16世にも愛され、王室御用達の木材としても知られ、18世紀の古典的な英国家具にも珍重されてきた歴史があります。木の色合いを言葉で説明することの困難さ、無意味さはこの木のためにある台詞のように思われます。

百聞は一見にしかず。まあとにかく手にとっていていただきたい!敢えて言葉で説明するなら、淡桃色の下地に、鮮烈な濃淡の紅色の縞模様が入っているといった感じですが、この自然の造形美の前には言葉が足りません。その美しさに魅せられたルイ15世、16世は、この木のグラデーションを巧みに使って、腕利きの職人に模造のチューリップを作らせ愛でたという事ですが、それがこの木の名前の由来ともされています。歴史上、どれだけ多くの人がこの木に惹きつかれたことでしょう。

ねじれて成長す事から、乾燥中に割れや反りが発生し、クラフト細工などに使用出来る部材にすらも限りがあるとされていますが、気長に自然乾燥で乾かせたのが幸いしたのか、結構コンディションの良い板が取れたので【森のかけら・プレミア36】と『森のたまご』、『森のりんごにも加工してみました。ヨーロッパ家具においては、その際立った色彩を活かして装飾的な象嵌細工や宝石箱、あるいは硬度を活かしマリンバなどの楽器にも利用されているようですが、産出量も極めて少なく、高価で大変貴重な木です。

その存在そのものが『宝石』のようなもので、ベルサイユ宮殿の家具や調度品にも使われ、高貴な方々の目も楽しませてきましたが、今やブラジル政府が出荷を規制しており、そう簡単には入荷できないレアな木となっています。その出口として、【森のかけら】以外に何かないものか探ってきましたが、色合いとともに手触りのスベスベ感も体感していただきたい要素のひとつです。どうぞ、遥かフランス王室の一員になったつもりで優雅な気分で『森の宝石』をご堪能下さい ※ チューリップウッド』の『森のりんご』と『森のたまご』はこちらで販売中森のかけらオンラインショップ




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