森のかけら | 大五木材


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20120317 12009年12月6日に松山市内ロープウェー街にオープンして以来、およそ2年3ヶ月の間「えひめのものづくり」の貴重な情報発信基地であった『えひめイズム』がとうとう閉館する事になりました。そもそも3年間という期間限定の事業でありましたので、オープンしたその日から、クローズまであと何日というカウントダウンの運命を背負っていた事は周知の事実でした。ですので、遂に来る時が来たかの心境でしたが、やはり今まで普通にそこにあったものが無くなるのは寂しいものです。

 

20120317 2私にとって『えひめイズム』の存在は特別なものでした。ちょうどその少し前に、愛媛銀行に新しく誕生した『感性価値創造室』の初代室長の三宅和彦さんとの出会いから、県内の異業種のものづくり作家さんたちとのコラボ『Loopto』に参加。そこで変な外国人、トム・ヴィンセントとの運命的な出会いを果たし、夢であった『世界』の扉を開けてくれたのも、ここ『えひめイズム』あればこそでした。人が集まる拠点が在るという事が、人をつながる力の源になることを身をもって学ばせていただきました。

 

20120317 3同じ松山でものづくりをしているとはいえ、業種の垣根を越えた連帯というのは、あるようでないものです。ましてや仲良し倶楽部的な枠組みを超え、公の御旗の印を掲げさせていただき、県外へも連携してアピールする事が出来る事業体としては実に稀有でありがたい存在でした。『えひめイズム』を通じて生まれた多くのつながりに今は感謝するばかりですが、そのつながりをより強固なものにする事こそが御恩返しでもあります。スタッフの皆さんとも折角心打ち解けたのに名残惜しい・・・。

 

20120317 4それまで社外のアンテナショップに長期的に出展した経験がなかった弊社にとって、ここでの経験はなにごとにも換えがたい貴重で楽しいものでした。延べ来館10万を超えた集客力は、【森のかけら】を見る目も鍛えていただきました。ただの物産館とは違う『ものづくりの拠点』こそは、観光県を標榜する愛媛県にとって、まさに本腰を入れて取り組むべき基幹事情だと思います。箱を作るのは簡単ですが、ものづくりの思いやメッセージを伝えることの出来る人材を育てるには、それなりの時間と環境が必要です。

20120317 5先日、出展していた商品の引き取りに行って、全ての陳列が片付けられガランとした店内を見ると無性に悲しい気持ちになり、「あの日」の事を思い出しました。オープニング前の研修時の挨拶で出展業者のひとりとして、私なりの『ものづくりのこだわり』を熱く語り、あまりの温度差に困惑する女性スタッフの顔。そんな彼女たちが、いつの間にやら【森のかけら】の物語を嬉々として来場者の方々に話される姿を見て、正直熱いものがこみ上げてきました。いつも『ファンづくり』を弊社の最大のテーマに掲げていますが、ファン獲得のための同じココロザシを持った『社外チーム』が出来た事に感動を覚えたものです。チームは解体すれど、そのココロザシは死なず。心あらばまた再会は果たせます!2年3ヶ月の間、『えひめイズム』を支え、関わられた全ての皆さんと、足を運んでいただいた『えひめイズムファン』の全ての皆さんに感謝の気持ちを込めて!本当にありがとうございました。再会を期して・・・




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