森のかけら | 大五木材


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20130609 5昨日に続いて甲子園のお話・・・それも、息子の成長に合わせて変わっていくのかもしれませんが、今はたったひとりの自分の血を引く男の子として、仕事以外の面で血の濃と向き合いたいと思っています。父と手をつないだ記憶が無いので、小さな頃から息子や娘とはなるべく大きくなるまで手をつなごうと決めていました。さすがに娘たちはひと前では手を握ってくれなくなりましたが、息子は今でも何かあるたびに手を握ってくれます。今回、慣れぬ雑踏の中で不安な息子はいつも以上に強く手を握りしめてきました。少しずつ子供から少年の手になっていく息子の手の感触に、未来永劫この距離感が続くことはないであろう現実を感じ、一抹の寂しさが胸を去来。奇しくも当日の先発は19歳の藤浪投手。6年少し前にはランドセルを背負っていただろう(?!)長身が、マウンドで一生懸命にプロのおっさん達と格闘する姿がありました。人はやがて大人になっていく・・・

 

20130610 2稀有の才能を誇る藤浪投手ですが、その日は調子がいまひとつのようで、6回途中までロッテ打線に12安打を浴びせかけられました。それでも何とか3失点に抑え、味方の反撃を待ちました。雑誌などではその性格がプロ向きだとか、発言も大人びているとかいろいろ書かれているものの、まだ19歳の少年です。うちの中3の娘(長女)の3年後・・・比較するような話ではありませんが、孤独のマウンドに立つ姿に、ひとの親として何だか胸が痛みました。

 

20130610 3やがて私の娘や息子たちも、社会人として大人の世界で厳しい現実を味わう事になるでしょう。息子の場合、もし後を継いだとしても(いやむしろ継いだ方が)、親として孤独のマウンドで痛打を浴びて晒し者になる姿をより間近で見なければならなくなる事でしょう。親として助けてやれる事には限りがあります。連打を浴びて失点し、ミスを繰り返そうとも勝手にマウンドを降りる事は許されません。例え未熟なひよっこであっても、職業人としての務めを果たさなければなりません。

 

20130610 4その孤独のマウンドに立つ息子の姿を見る親の気持ちやいかばかりか・・・。やがて自分も味わうであろう『親の試練』を思うと、いつも以上に藤浪投手への応援にも力が入りました。そんな複雑な思いも知るべくもなく、息子は阪神の『わっしょいわっしょい』の声援にすっかり魅了されておりました。雨の心配をしていましたが、曇天の空からは雨粒も落ちることなく、涼しい風を浴びながら、グラウンドから6列目という臨場感溢れる席で最高の野球観戦となりました。ありがたや~!




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