森のかけら | 大五木材


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世界のミステリーのひとつに、アメリカはカリフォルニア州の国立公園にある『デスバレーの動く石』というのがあって、この手の話が大好きな私は昔から興味津々でした。ご存じない方のために説明しますと、かつてはゴールドラッシュで賑わったのですが、その後衰退し住む人もいなくなった荒地です。長野県に匹敵する面積を持つアメリカ最大規模を誇る国立公園内にある、通称『死の谷』とも呼ばれる荒涼として乾燥地帯でその謎の現象は起こります。重さ200㎏を超える巨石が独りで勝手に数百メートルも動き回るというもの

といっても石が動いている姿を見た人は誰もいなくて、石が動いた軌跡が発見され、すわ宇宙人の仕業か、嵐の仕業かな、いや意思を持つ石からのメッセージなのではなどと様々な推測され子供心にワクワクしていたものです。原因が分からないところにロマンがあるのですが、残念ながら近年この謎も解明されてしまいました。ご存知の方も多いと思いますが、巨石が動く理由は「地表の泥に浮いている薄い氷が割れ、風によって割れた氷が何層にも重なり、大きくなった氷が石を押し進めている」というもの。つまり自然現象

かなり限定された条件が幾つも揃わないと発生しない特異な自然現象ということのようですが、そうやって昔からまことしやかに語り継がれてきたミステリーが解明されていくのって、私は複雑な心境。かつては人間の英知が及ばない未知の現象と考えられていた事が次々と科学的に解明されていくことで、自然に対する畏怖や畏敬の念って薄れていくのではないでしょうか。私としては謎が解明される数よりも謎が生まれる数が多いほうが嬉しいのですが・・・。ところでこれが何の前フリだったのかというと、これ。

この写真は、「デスバレーの動く石」をかなり俯瞰で捉えたものではありません、という言葉をいいたかったためだけに持ち出した前フリだったのです。実はこの石が動いたような軌跡(そう見えるか見えないかは問題ではありません、自分が楽しんでいるだけなので)は、倉庫の中から長年眠っていた材を引っ張り出した際に現れたものです。正体を明かすと、厚みにして実に10㎜以上もの微細な木粉が積み重なった上を小さな虫が這いずりまわった跡。さっさと掃除をすればいいものを、ここにデスレバーの動く石が重なって見えたのです。続く・・・




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