森のかけら | 大五木材


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少し前にたまたま縁があって弊社にやって来てくれてボンデロッサパインの平板の梱包。結構なボリュームがあって、あまりにポピュラー過ぎて得意ではないのでどうやって売ろうかと思案していました。しばらくは提案してもなかなか話がまとまりませんでしたが、そのうちパラパラと売れていきました。大きめの節はあったものの、訳ありだった事もあり廉価で汎用性も高いので、住宅の造作材から店舗の内装などいろいろな用途でお使いいただきました。その出口の1つが書アート

昨年出会ったデザイン書道家の書Art・美結(みゆう)さんは、書道に和モダンを取り入れて企業のロゴや商品ロゴ、看板などを手掛けられています。弊社に来店された際に、山積みされた端材を見られて「宝が眠っている!」と目をキラキラと輝かされていていました。こちらも同族(ビーバー)の匂いを感じ取りました。試しに端材に筆を走らせてもらうと、それまでただの「素材」としか映らなかった端材が途端に「昨品」に仕上がってではないですか!それから私の中では、書も端材の新たな「出口」となってのです。

美結さんの書アートは、クライアントの要望を聞きだして、墨汁だけでなく特殊な墨も使ってその人なりの、その商品なりのデザイン文字を創造し描かれます。いろいろな木で試してもらったのですが、墨や筆との相性もあり、数ある木の中で、軽量で値段も安く、描きやすく、筆のノリもよく、文字映えもするということで選んでもらったのがポンデロッサパイン。黄白色であっさりした杢がほどよく文字を浮き立たせます。パインの中でも比較的ヤニが少ないのも選ばれた理由のひとつ。

表札のサンプルを数枚描かれたのですが、その中に「高橋姓」も描かれていたので、まんまと釣り糸に喰いつかせていただき、我が家用に購入させてもらいました。これはサンプルですが、実際にお願いすると、2~3枚の異なるデザインの書から選ばせてもらい、決まった書はデータ化してさまざまな展開も出来るようです。なのでこの「高橋」もこの1枚限り。1文字ずつが唯一無二という点では木材にも相通ずるところがあって、1点限りの木と書のコラボ。ビーバー隊にまたひとり、書アートビーバーが加わりました。




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