森のかけら | 大五木材


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古代文明の遺物のように見えたそれは、なんとホテルの装飾材でした!普通の柱じゃ面白くないという事で、わざわざこういうエイジングな仕上げを狙われたのです。古材を使うのではなくあえて新品の材を使いながら、長い時を経て今ここに存在しているような趣きを出すのが、アートクラフト・イングさんの技術力!この素材に『キソケトン』が選ばれたのです。事前に仕上がりのイメージ写真を見せてはいましたがここまで化けるとは!元の状態を知っているだけにこの変身ぶりは驚きでした。

製作背景を知らなければ、東南アジアあたりの古材でも探してきて使っているのだろうと思われるかもしれません。当初から「広葉樹の質感」にこだわられていましたが、確かにこれはスギやヒノキなどの針葉樹で出ない表情です。まさかこういうところにキソケトンの出口があった事に感動し喜んでいますが、これは人あり、材あり、技術あり、タイミングあり、というすべての要素が奇跡的に連動して繋がった幸運なレアケースで、二匹目のドジョウを狙おうとすると大火傷を負うのは経験上よく分かっています(笑)。

材さえあればいいというものではなくて、木が人を呼び、人が木を呼び、これ以上ないという絶妙のタイミングで陽の当たる表舞台へと召されていったのです。出口となったのは香川県高松市にあるオシャレなホテル 『THE CHELSEA BREATH (ザ・チェルシーブレス)』。広大な和庭園に包まれた和モダンデザインの造りで、コンセプトは「ココロが潤う過ごせるホテル」。今回その一部を改装されてその中でキソケトンなどの木材を使っていただきました。うちで見た時とはまったく別の表情でそこに佇むキソケトン。

晴れ晴れしい気持ちと同時に、もうすっかり遠くに行ったしまったんだという名残り惜しいような複雑な気持ちが交錯。M.L.Hとひとくくり扱いされていた木だって、遊び心とセンスのある人の手に渡ればこんな晴れやかな場面に立てるという見本です。長年の癖で、一般建築材との比較でしか木材を評価できなくなってしまっていますが、もっと広い視座で木を見る習慣をつけていないと、折角幸運の女神が歩いていても見逃してしまいます。幸運の女神には前髪しかない、常に意識を高く持って準備を怠るなという事を強く感じさせていただきました。




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