森のかけら | 大五木材


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20150603 1昨日はモンキーポッドの芯材と辺材の茶~黒と白のコントラストについての話でしたが、当然ながらその対比にはいろいろなタイプがあります。その中で辺材が黄色い木の代表的なものといえば、『キハダ(黄』があります。その名前通り、木肌が黄色い事が名前の由来ですが、辺材部分は淡い黄色です。右の写真は加工した直後のもので塗装していませんが、ここにオイルを塗ればもっと艶っぽい濡れ色の黄緑色が現われてきます。この黄蘗の割れのある部分をモザイクボードに一部拝借。

 

20150603 2当然ながらその削り屑も黄色いわけで、足元に少し映っていますが、色のはっきりした削り屑ってそれだけで燃やしてしまうのはためらわれるのです。でも結局その中途半端なためらいは以前から何度も何度も繰り返された愚行で、そんな気持ちで集められたさまざまな色の大鋸屑、削り屑が山のように積み上げられるのです。自分でもなぜそんなにさまざまな色のあるモノに惹かれてしまうのか分からないのですが。今惹かれる色で体調が分かるとかいいますが、私の場合は色の種類に惹かれます。

 

20150603 3例えば何か1つの商品が完成したとします。そうしたらもう色違いのモノを作りたくなっていてもたってもいられなくなります。それがまた身近に多様な色合いの木という素材があったりして、加工してくれる仲間がいたりするものだから、妄想で終わらずに実際に作ってしまうんです。それが【森のかけら】であり『森のたまご』、『森のりんご』、『モザイクボード』だったりするわけです。妄想するだけならまだしも、実際にお金をかけて作ってしまうところが恐ろしいところ!

 

20150603 4もしかしてきちんと調べてもらったら「色彩的偏執症候群」のような(勝手に作りましたが)病的なものなのかもしれません。昔はそんな自覚症状もありませんでしたが、木の仕事をするようになって、倉庫の中で溜まってしまったいろいろな種類の木を見た時に、眠っていた先天性の色彩偏執症候群が目覚めたのです!長い間押さえつけられていた野獣は暴走を始め、カラフルな色の木を追い求めるようになった。いくら手に入れても満たされず、遂には100種、200種と・・・

 

20150603 5自己分析しますと、という事のようなのでこの症候群によって巻き込まれ振り回されたり周辺の皆さんは、どうか温かい目で見守って下さい。また似たような症状のある方は、ご自分の中の眠れる魔王がいつ目覚めるやもしれませんので充分にご注意ください。最近またも発熱して作り出しているのが、『日本百樹札(にほんひゃっきふだ)』。以前『WOODEN TAG』のご紹介をしましたが、その日本版。『誕生木ストラップ』よりも小さなサイズの木札です。¥200/枚(税別)です。現在最終の工程に入っておりますので、詳細につきましては後日改めてアップさせていただきます。種類を増やさねば熱が下がらない!という事であっという間に種類が10、20と・・・誰かよく効く薬をお持ちの方。あ、そういえば黄蘗って万病の薬としても知られているんでした。毒をもって毒を制してみるか・・・




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