森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTURE弊社においては、耳付きの1枚板としてはもっとも人気のある木の1つとして、世代や性別を越えて安定した支持を受けるのがモンキーポッド』。過去にもこの木については『今日のかけら』などでも触れてきましたので、そのユニークな名前の由来や特徴についてはそちらをご覧いただければと思います。この木の最大の特徴は、なんといっても故意に着色でもしたのではなかろうかと思われるほどにクッキリした心材(濃茶~黒縞)と辺材(黄白色)の鮮やかなコントラスト!

 

モンキーポッドの他にもアパとかイロコ、パドックなど新材と辺材のコントラストが際立つ木はあるものの、濃淡の境界がとぼけていたり、芯材の色合いにパンチがなかったりと、ここまで気持ちがいいぐらいに明快なものはやはり希少でしょう。ダイナミックで雅趣溢れる木目も説明不要でストレートに木の醍醐味が伝わってきます。考えてみればモンキーポッドの魅力ってこの「分かりやすさ」ではないかと思います。その魅力を言葉で語らずとも見てさえもらえれば納得、理解できる木

 

7今回オフィステーブルとして選んでいただいたのは、濃いチョコレート色の生地の中に黒い縞柄が連続する瘤のように現れたモンキーポッド。長さ2400×幅900〜 ×厚み  mmの大物ですが、弊社倉庫でお眠りになられていた期間も半端でなく長いので、そのサイズと見た目ほどには重たくありません。若い間は成長が早く、成長するとそのスピードは緩慢になります。そのため大きさの割には比較的乾燥も速く、先に挙げたアパイロコなどに比べても扱いやすい木と言えます。

 

気乾比重は平均して0.56程度。そんな強い個性の塊・モンキーポッドにどういう脚を合わせるかが今回の鍵でしたが、いろいろ悩んで選んだのが「アフリカン・ウォールナット」の異名を持つ『ラボア』。乾燥が甘い間は、その強烈な獣臭に苦しめられましたが、しっかり乾いてしまえばその匂いもかなり薄れました。匂いさえ解消できれば、濃い茶褐色で癖も少なく扱いやすい木です。写真はテーブルを裏側から写したものですが、植物性オイルを塗れば天板ともいい感じに馴染みます。

 

もともとの板が大きかったので、テーブルを木取りした残りで耳付きのダイナミックな電話台を作らせていただきました。こちらも脚材はラボア。ラボアを仕入れた時に、どういう場面で使えばいいのか悩んでいましたが、思いがけずモンキーポッドとの相性の良さに光明が見えました!ただ問題は、そういうチャンスに反してモンキーポッドの在庫が少なくなってきている事。どの木にいつスイッチが入るのか分からないので、いろいろな木持っておくしかない・・・在庫減らず!




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