森のかけら | 大五木材


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今年の正月に淡路島で初日の出をお迎えしましたが、本州に渡るときは大概瀬戸大橋ルートなので、淡路島を通るのは久しぶりでした。それからあまり日も置かないうちにまた淡路島に来ようとは思っていませんでしたが、ご縁があるという時はこういうこと。まあ来るだけの理由があって来るべくして来たわけですが、何気ない暮らしの中にも実は「神の見えざる力」が作用していたりして、もしかしたらこれも、誰かに会わせるため、どこかに行かせるため、何者かが導いているのかなんて考えた方が面白いし、そう思っている方が誰に会ってもどこに行っても運命を感じられる。

淡路島を過ぎて目的地の神戸へ。訪れた理由はプライベートな事なのですが、どうやらこれから神戸にはたびたび訪れなくてはならないようです。高速道路だと自宅から4時間程度で来れるので、その日も日帰りコース。神戸ポートアイランドに目的地があったのですが、神戸港内に埋め立てて造られた人口島・ポートアイランドに来たのは初めて。ちょうど私が生まれた1966年に工事が着工されたという事で、50数年前に現在の姿を構想していたと思うと「地図に残る仕事」にスケールを感じます。ただし、田舎の人間には土の匂いが感じられず住むには窮屈そうですが・・・。

それで六甲アイランドの中にあるある施設を探していたら、田舎の人間なので案の定道に迷いまして、あっちに行ったり、こっちに行ったりしていたら思わず不思議な空間に出てしまいました。その時はそこが何のための空間かも分からなかったのですが、後から調べて『アトリウムプラザ』という名の貸し会場(イベントスペース)だと知りました。1階から10階までの高さ40ⅿのドーム型の吹き抜けが何ともSFチックで、観た瞬間私は映画『パシフィック・リム』の イェーガーたちが格納される基地(シャッタードーム)かと思い。思わずイェーガーを探してしまいました。

なにせ中心部の面積は2,100平方メートルもある巨大なもので、ビュジュアルとしてはリドリー・スコットの映画に出てきそうな雰囲気を醸し出しています。まるで巨大セットのよう・・・。過去には映画やドラマの撮影も行われたそうですが、圧倒的な存在感にそれも納得。本来は展示会や販売会、講演会、シンポジウム、演奏会、演劇などに利用されるためにスペースらしいのですが、基本使用時間は、税別の¥800,000(9:00~18:00まで)だとか。実際にする場合には多少の値引きもあるかもしれませんが、予定を見たらポツポツトと予定が入っておりました。

木の構造物じゃなくても関心はあるのか?と思われるかもしれませんが、巨大なモノだと木であろうが鉄であろうが惹かれない男なんていないでしょう。大きなモノを見るとなぜか無意味に血が騒ぎます。アトリウムプラザの中央から天井を見上げていると、きっと人間が巨木を超えるような人工物を造り始めた時に神は死んだのだろうなあと漠然と感じました。人の手では創り出せないからこそ畏怖や信仰の対象となった巨木は、人が同じ高さに視線を持った時に、その地位を失い人の暴走を許してしまったんだろうと・・・

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