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いかにも怪しそうな粉ですが、決していかがわしいものではありません。究極のケチ根性から生まれた、木粉商品『森の砂』です!赤いのは南米はブラジル産のサッチーネ、黄色いのは日本のニガキ(苦木)です。何に使うの?なんて無粋な質問は無しです。削った際の大鋸屑の色鮮やかさに惹かれて、どうしてもそのまま燃やしてしまうのは惜しくて集め始めたのがきっかけで、どうせ集めるのなら限りなく純度の高いものを目指そうと思って出来上がったのが『森の砂』。定まった出口はありません。 | ![]() |
そんなもの材木屋なんだから分かるだろうと思われるかもしれませんが、恥ずかしながら丸太の見分けがつきません!通常は板に挽かれたモノを仕入れるため、丸太に触れる機会がほとんどありません。最近になってようやく『都市林業』やパプアニューギニア産の丸太に接するようになって、樹皮を見る機会も増えてきましたがそれらはある特定の木で、もともと樹種が分かっている木。ここに運ばれてくる丸太は、その段階で枝払いされていて唯一の手掛かりである葉っぱも付いていません。 | ![]() |
そんな中で探し求めていた木に出会った時の喜びといったら格別です。今回もいくつかの収穫がありました。こういうとこと繋がりがあると非常にありがたいのですが、弊社の場合わずか35㎜角の『森のかけら』をいくらか作るというのが目的なので、小ぶりな丸太が1,2本もあれば十分なのです。しかしここでは次々にトラックに山積みされた丸太が運ばれてきていて、段取りよく出口である薪製造に回していかないとすぐに土場が丸太で溢れてしまいます。 | ![]() |
キソケトンの続き・・・センダン科で気乾比重が0.56という事だたので予想はしていましたが、実際に板に挽いたものを持ってみると思っている以上に軽さを感じます。稀にカウンターサイズの大きく厚みのあるサイズのものが市場に並ぶこともありますが、さすがにそれだとひょいと持てるわけではないのと、乾燥していない事が多いので、「正味の重さ」がわからないことがあります。今回は入荷してから4ヶ月ほど経過した原木を45㎜角とか60㎜角に挽いたので、ほぼ「正味の重さ」ですが、これがかなり軽い。 | ![]() |
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肌感覚だと同じく南洋材の『カランタス』よりはやや重いかなという感じで、間違いなく軽軟材。しかし(社)全日本検数協会発行の『新輸入原木図鑑』によると、「水中に落下した場合、比重の割には、沈木になりやすく、浮いても沈みが深い」との記述があるので、生木と乾燥後の重さにかなり差があるのか、それともキソケトン属にはおよそ100種が含まれるということなので、個体の性質差か?沈木になりやすいというのもきっと体験に基づく肌感覚の記述だと思うので意味ある貴重な情報です。 |
情報の少ない木って、こうしてみんなで経験を持ち寄り、その実像をより明確にしていかないといけません。特に1つの名称でもそこに多くの仲間が含まれ代表的樹種名となっている南洋材の場合、重たいとか軽いとか、強いとか弱いとか、その性質に極端に違いが出る場合があります。なのでどれが間違っているということよりも、材木屋としては性質の幅を理解して扱う時のリスク軽減にするべきだと思います。キソケトンにどれほどの幅があるのか分かりませんが、今回の丸太だと普通の材木屋は手を出さないでしょう。 | ![]() |
少し前まで暑い暑いと言っていたのが嘘のように、9月に入ると朝晩が肌寒くなって急に秋めいてきた気がします。『誕生木』を作ってから季節の変わり目を強く意識するようになりました。9月の誕生木は『ホオ(朴)』ですが、毎年9月になるとこの話題を取り上げていると思うのですが、たぶん他の月よりも9月、10月が突出していると思います。それは秋にさまざまなイベントが開催されていて、その際に配布するノベルティグッズの商品の問い合わせが多いからだと思います。 | ![]() |
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そういう相談があった場合、例えば今は9月なので9月の誕生木といえばこういう商品があって・・・といった感じで、見本にお見せする機会が多いので自然と意識するようになって、ブログでも取り上げるからだと思います。それが昨年のは秋はコロナ禍でイベントも控えめだったのでノベルティグッズもさっぱりでした。しかし今年はワクチン接種も進み、さすがにこの秋はコロナの予防対策をしたうえで各種イベントも開催されそう。 |
そもそも「 誕生木・12の樹の物語」は、弊社と兵庫県明石市に本社を置く株式会社Laboさんで共同製作したもので、1~12月のそれぞれの月に関わりのある木を『誕生木』として設定し、Laboさんが商標登録されています。モノではなくモノガタリを作りたいという思いは昔からありましたが、この誕生木によってその後いろいろな展開が出来るようになりました。そのエッセンスをストラップにふりかけたものが『誕生木ストラップ』。初見の方と木の話をする場合、この誕生木ストラップがマストアイテムです。 | ![]() |
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老若男女問わず誰もがどれかに該当するわけで、そこから自分の誕生木の話を通じてスムーズに木の世界にいざなえることが出来ます。最近では、「誕生木を知っている」という方も増えてきて、ここが製作元だったですかと驚かれたりすると、多少は世間で認知されてきているのかなと思います。最終的には12ヶ月それぞれの誕生木商品を作るという命題があるのですが、いまだ10、11、12月の3ヶ月分しか出来ておらず。なにもかも中途半端で終わる悪癖にけじめをつけねば・・・! |


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