森のかけら | 大五木材


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20111108 1昨日少し触れた『大英帝国にまつわる5かけら』について、本日は詳しくご紹介。ミスターX氏に折角「手土産」を委ねるのであれば、少しでもイギリスにまつわるモノが出来ないかと頭をひねって考え出しました。さすがに歴史のある大英帝国、木にまつわるエピソードには事欠かないのですが、その木が『森のかけら』に入っていなければなりません。またあまりにマイナーなエピソードでも意味が伝わらなくなり、「へえ~」が出なくなりますので、その塩梅がポイントです。

 

20111108 2この『森の5かけら』の作り方を説明します。まずテーマを絞り込みます。そのテーマから思い浮かぶ事柄を考えて、漠然とした幾つかのイメージが出ると、次にそれと木との関連性を考えていきます。歴史や文化的なものであれば、大抵何かしらの木との結びつきは出てくるものです。後はそれに肉付けをして、「木の物語」を端的にまとめます。それからなるべくバリエーションを持たせたもので5種類のジャンルを揃えていきます。大体3つぐらい思い浮かぶと後は最後の力技で何とか形に出来るものです。

 

20111108  3私なりにイギリスという言葉からまず思い浮かぶものといえば、何といってもジェームス・ボンド、そう007です!何とか007と木で関わりのある事はないものか相当考えました。熱烈な007のファンというわけではないのですが、テーマとしては分かりやすいので何とか『007のかけら』を実現したかったのですが・・・残念ながらその計画は諜報部員に闇に葬られてしまいました・・・。そこで、頭を切り換えてイギリスの伝統や歴史に目を向けてみました。かけらの奥にそびえるのはバッキンガム宮殿です。

20111108 4『大英帝国の5かけら』のひとつがヨーロッパ・ビーチブナ)です。以前『今日のかけら』でも触れましたが、実は大昔にこのビーチ(beech)の木の皮に文字を書いたのが「本」(book)の語源だと言われています。それを英語の古語ではbuckと表わされ、バッキンガム(Buckingham → Buck ing ham)は、「バーム族が住む村(hamはhomeの意)」という事でかなり強引ではありますが、バッキンガム宮殿の語源の先祖という事でビーチはめでたく『大英帝国の5かけら』に加わる資格が生まれたのです。少々分かりにくさはあるかもしれませんが、どうしてもイギリスの象徴として王室に何かに触れておきたかったので満足。女王陛下、如何でしょうか?!さて、次のかけらは『ホワイトオーク』。ウィスキー樽の木としても有名ですが、英国海軍の誇る木造船の主要部材に使われました。英国を象徴する木でもあります。後半は明日に続く。




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