森のかけら | 大五木材


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もともと1本(枚)の木材も、それを製材して割れば2本、3本と増えていきます。100本の木材が入った梱包を仕入れて、梱包のままお客さんに売れば1本単価がいくらで利益がいくらと明確に分かりますが、弊社は基本は梱包をバラシてバラ売りするというスタイルです。しかもその材を注文に合わせて加工したりカットしたりすることもあるので、油断すると100本だった板が「細胞分裂」して200本とかになってしまいます。その中の身近なものなどが「端材コーナー」に並びます。

それで先日からその端材の値付けに追われています。自分としては結構小さなものにまで値札シールを貼っているつもりなのですが、『大五の日』などでお客さんが探してもって来られるものは、どういうわけか値札がついていないものばかり。私が、さすがにこれはいいかと思って値札をつかなかった異形なモノとか半端すぎるものばかり売れたりします。本能的に値札が無いと安く見えたりするのか、あえてそういうものを探されているのか・・・。というわけで本日もせっせと値札を貼り。

ところで木材業界で使われる価格の単位は、「本」、「枚」といった1個体の単価を現わすものの他に「立米(りゅうべ」というものがあります。米というのはメートルの漢字表記で、1立方メートル=1立方米=1m3の事。つまり木材が、縦☓横☓高さが1メートルの1立方米あった場合の立方体の体積あたりの値段を現わしています。言葉で説明すると難しそうですが、大きな木材と小さな木材を比較する場合、何か基準がないとそれが割高か割安なのかも分かりません。その場合に非常に有効な単位なのです。

しかしこの立方いくらという単位は一般の方には馴染みがない謎の単位。業者向けに販売している材には「m3単価」の値札をつけているものがありますが、一般の方がそれを見ると単価と勘違いされて驚かれます。「これ1本¥300,000もするんですか~!?」m3価格なので1本単価に換算すると数千円だったりするのですが。一般の方の中にも稀に「m3にするといくらになりますか?」なんて訊かれる人もいますが、基本は本(枚)単価表示。木の名前はややこしいのでせめて単位ぐらいは明瞭に。

 




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