森のかけら | 大五木材


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20151026 1昨日ご紹介した『スターバックス・福岡大濠公園店』さんの内装の一部に木材を使っていただいた件の続編です。店内の壁面の一部に、【森のかけら】のような小さなキューブを張り付けて、その上から絵を描く(印刷する?)というアートパネルを作らせていただく事になりました。環境に配慮したグリーンストアづくりを徹底されていて、そこで使う木材も地元九州の木を使うという事が前提状家でしたので、弊社でストックのある九州産材の端材の中から幾つかの木をご提案。

 

20151026 2木を張り付けた後で絵を描くので、生地の色目の濃いものは避けて、なるべく淡い色合いのもので、しかもこのために大きな木を加工するのではなく、端材で揃えられるものという事で、九州産のアカマツクスノキモミイチョウキリシマアカマツ、キリシマツガなどをご提案。これらの樹種を縦横35×35㎜で、厚みが12~28㎜まで数タイプのサイズに加工。これをおよそ4000個ほど使って、隣合う木の高さが揃わないように凹凸をつけて並べていきます。

 

ベニヤに張り付けていくのですが、慎重にカットしたとはいえ、数千個も並べていくと僅かな誤差が大きな隙間になってくるので、全体をいくつかのパーツに分けて、小さなパネルをいくつも作って、それを集合させて1つのパネルにする事にしました。通常、家具などを作る場合は、流れがしっかり出来上がっているので、図面が出来たら後は職人さんにお任せするというパターンなのですが、今回は初めての試みで方法を考えながら作る必要もあったので自分でする事に。

 

20151026 4最初はかなり戸惑いもあって、どういう形で作るのが効率がいいのか、どうすれば精度が出るのかいろいろ悩んで試行錯誤の連続でしたが、いくつかの失敗を乗り越えると、形が出来てきて、そこから先は同じパターンの繰り返しという事で時間との勝負。とにかくそれぞれのサイズを揃えると、後は機械的な作業の繰り返しになるのですが、こういう事って実は嫌いではないのです。マンションとかの納品でも、膨大な数の木材が少しずつ減っていく時の快感に似て・・・。更に明日に続く。




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