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昨日に続きですが、午前中の竹森洋輔君の竹森ガーデンでぶどう狩り体験と農業について学び、午後からは林業について学ぶという日程でした。木の授業は、現在製材機会を撤収してすっかり片付いた井部君の会社・久万造林の倉庫で始まりました。苗木を植えて、木を育て、伐採して生計を立てる林業というものがどういうものか。そしてこれから進もうとしている林業の形とはなどについて井部君がスライドを使って説明。各種イベントで場数を踏んで、こういう段取りや説明もすっかり手慣れたものです。
スライドを使い、レジュメに沿って分かりやすく説明する井部君に対して、私は「新しい森の出口構想」をイメージで熱く語りすぎて、木材業そのものが分からない学生たちをキョトンとさせてしまいした。まあ、材木屋の中にも変な人がいると思ってもらえればそれでよし!人との出会いが仕事との出会いでもありますから。まあとりあえずそこからは次は森へ異動。以前に作った『森のトンネル』で、実際に木を見て木に触れながら、木で食っていく仕事とはどういう事か知ってもらいます。
4年ほど経過した『森のトンネル』は、部分的に板の割れや反りが出ていたものの、躯体そのものはしっかりしています。10数人の学生が乗ってもびくともしません。歳を重ねてすっかりロマンスグレーに成長したボディは、その見た目を美しさから渋さへと味わいを変えていました。一体これは何をするためのものか明確な答えのない謎の構造物に多少の戸惑いもあったかもしれませんが、恐る恐るながらも実際に木に触れて木の面白さをわずかながらも感じてくれたようです。
目の前に立つ10数メートルの木々を仰ぎ見ながら、そこでも林業とは何か?現在の林業経営の実態などの話をしましたが、自分の身の丈の数倍もある大先輩に対して、恐らく彼らの想像力では現在の林業、そして近代化された製材業の姿は追いつかないことでしょう。しかしそんな彼らの口から発すられる「うわ~、立派な木」というピュアな感想に対して、40~50年もこの大地で生きた木がわずかなお金にしか換金できない現在のシステムはやはりちょっとおかしいのではないかと思うのです。
そこにただ立っているだけで人の心を動かす木の価値をもっと高める出口を早く探さねばなりません。机の上では決して分からない木の醍醐味を、森の中で学んでもらう、マニュアルの無い『我々なりの木育のシステム』を作りあげたいと思っています。何か大きく物事を動かそうなんて大層なものではありません。考え方に共鳴、共感してもらう人と少しずつ変えていければいいと思うのです。私たちがまだ気がついていない木に潜む膨大な『生命価値』を早く見つけねば!
先週の日曜日に、「えひめこどもの城」で東京の童具館さんを招いた『わくわく・つみつみ ~たくさんの積み木であそぼう~』という木育イベントが開催され、家内もお手伝いに伺っていました。私も完オフ日でしたので、部活帰りの子供達を連れて、片付け少し前に到着。ピークは過ぎていましたが、まだま多くの子供達が、木の積み木と戯れていました。まだよちよち歩きをしているような幼児から大人まで、積み上げ始めたら皆顔つきは真剣で一心不乱になっていきます。積み木の魔力!
すでに(秦の始皇帝が作った)阿房宮や万里の長城のような巨大構造物の姿はありませんでした。今回はチャレンジャーがいなかったか?倒壊してしまったか?それでも1つ少し小さめの『円筒ドーム』が残っていました。足元に小さな出入り口があって、わが子をはじめ幼児たちが続々と中に入っていくのですが、肩や手足の先が触れて倒れやしまいかとドキドキ!私の身長よりも少し高いぐらいまで積み上がっていましたので、中に人がいて崩落すると結構痛いかも。
でも小さい子どもの場合は、痛さもあるでしょうがその崩落の衝撃音と、周囲の「あ~あ・・・」という失望の空気感で泣き出してしまう子もいるようです。形あるモノはいつか壊れるとはいえ、大人はどうしても作り上げたものを残したがります。それが大きければ大きいほどなおの事。ギリギリの出入り口を通る。それが出来たら次は変わった姿勢で通り抜ける。次は二人同時に・・・挑戦は尽きません。その勇敢なる姿を見ていて、「嗚呼、自分はすっかり守りにはいっているなあ」と反省。
安定と挑戦。どうしてもルーティンの居心地よさに浸ってしまいがちですが、そうなってしまうと変化することに億劫になります。ついついいつの間にか安全策を選ぶようになっていた自分に猛省。壊れたってまた一から積み上げればいいじゃないか!今ならまだ取り返せる。今やなれば間に合わなくなる。という事で、志ある仲間とともに今までとはちょっと違う新しい分野(延長線上にあって、最終的にはすべてがつながってゆくのですが)に踏み出します。こどもの姿に気持ちが奮い立ちました!
先日の事ですが、家内が倉庫の裏手で『木の玉プール』を拡げて写真撮影&個数の確認をしていたので、私もついでに撮影。遊びに来ていた近所の娘の友達も加わって、女子チームで木の玉と戯れるの図。「木の玉プール」や木育に関しては家内の担当なので、在庫管理もすべて任せていますが、木育イベントへのレンタルも含めて、日々県内外各地から問い合わせをいただいているようです。合わせて購入のご注文もあるようで、相変わらず鉄板の人気を誇っています。
サクラやブナ、ミズキなどの広葉樹の木の玉もあれば、ヒノキ単体の木の玉もあるようで、こちらの写真のモノは針葉樹・桧の木の玉。広葉樹の木の玉に比べると、質感も重量もかなりライト。1個だけだとそれほど差はないように感じるかもしれませんが、木の玉が数百個入って持ち運び出来る木製ケースに入れれば、その差は歴然。これは、入荷したばっかりの新品なので、どれも白ちゃけて見えますが、子供達が遊ぶうちに色の深みが増してきます。
好みもあるのでしょうが、私は広葉樹の木の玉の方が好きです。子どもの掌、足の裏の脂や汗、よだれ、唾、もろもろが渾然一体となり、触られ、握られ、転がされ、放り投げられ、口に含まれ、磨かれ、材中の油分と混ざり合い、芸術的な艶や光沢が生まれます。その輝きは決して狙って作為的に作れるものではなく、子供達の無垢な心だけが磨き上げるものなのでしょう。木の玉プールを見ていると、【森のかけら240】の中の色彩豊かな数十種類の広葉樹で作ったらさぞやカラフルな木の玉プールが出来るのだろうと思います。例えば、黒~こげ茶(ブラック・ウォールナット)や紫(パープルハート)、赤(ブビンガ)、縞模様(ゼブラウッド)、白(ヨーロッパビーチ)、黄色(ハックベリー)・・・うわ~、考えるだけで夢が膨らむ!諸般の事情で実現できなかったその妄想が、『森のこだま』として成就したのです。
木の玉プールの玉のように、木を球体に削る場合、節があったりするとそこが弾けて飛んでしまったり、木の玉にとって節は致命傷なのですが、ごく稀に小さな端節(はぶし)を取り込んだものが混じる事があります。それは、スナック菓子の中に稀に混入する、ちょっと長いものやくっついたものに似ていて、一種の希少性で珍重されたりします。木目の具合で、顔に見えたりする玉もありますが、撮影時に発見されたのは、偶然にも端節が「目と口」のバランスに配された愛らしい『人面球』!自然の造形美恐るべし!
イベントの秋、各地でさまざまなイベントが開催されています。県内の最近の子供向けのイベントでもすっかり定着した『木の玉プール』も、お陰さまで時々メディアでも取り上げていただいております。木育に対するアプローチはいろいろありますが、体全体を預けられて五感で体感できる『木の玉プール』は、説明不用の鉄板の人気を誇ります。木育は、木に親しむ木の文化を学ぶ体験型の環境教育ですが、その結果・効果が数値で即座に現れる類のものではありません。
地面の深いところに種を蒔く気の長い取り組みですから、本当の意味で興味や関心の芽が出てくるのはかなり先の事になるかもしれません。それでも小さな頃に実体験で感じる喜びや楽しさはかけがえのないモノで、大人になっても記憶の断片に刻まれていくものです。私の場合は、もう少し上の世代(中学校や社会人)での出前授業が多いのですが、なかなか大きな木の実物を持って行くことは難しいので、【森のかけら】などの小物での体験となってしまいます。
日頃本物の木のモノを手にする事が少ない子どもにとっては、みんなが触りまくってほとんど臭いの消えかけたような【森のかけら】からもかすかな木の匂いを感じ取って喜んでくれます。そういう姿を見ると、倉庫の中の木なんか見たらどれだけ驚いてくれるだろうかと妄想してしまいます。やはり、木の授業の最高の教室は、森の中。多と例えば、久万高原町の竹森洋輔君の所の『竹森ガーデン』あたりが最適です!とはいえ現実には予算や時間、人数などさまざまな制約だらけ。
最近は、資料も紙媒体からパソコンに移しましたので、【森のかけら100】を1セット持って行ったとしても、どうにか両手で1度に運べるレベル。最初の頃は、何がどれぐらいの加減も分からず、軽四トラック満載で木材・端材を運ん汗まみれになったりしていたものですが、ようやくコンパクトにまとめらえるようになりました。ただし、その分五感で感じられる『木のモノ』は減ってしまったのですが・・・。容量やコツを下手に覚えてしまうと、昔のがむしゃらさが消えて決まった型に収まってしまいます。木育には決まった正解はないけれど、そろそろ今までのモデルは過度期かも?モデルチェンジをしなければ5年前のモデルでは通用しなくなってきています。自分自身の思考疲労もありますし、戦う戦場も戦術も少しずつアレンジしていかねばなりません。
2時限目です。木の魅力を五感で味わってもらうために、いつも【森のかけら100】を持ってくるのですが、いつもその他にもいろいろ商品を持って来過ぎて、結局すべてを紹介も出来ずバタバタになるので、今回は木育ツールを絞り込みました。そこで持ち込んだのがこちらの『森のしるし・戦国家紋』です。中学校で戦国大名の家紋を習っているかどうか不安でしたが、木材の非建築用材の身近な使い方の1つだというつもりと、こういうものも出来るというアピールも含めて持参。授業の後半で登場させました。
社会の授業でもある程度は教わったようでしたが、ちょうど家紋好きで妙に詳しい生徒もいて予想以上の盛り上がり!どれが誰の家紋であるかは、パッケージの裏に封入してあるのですが、それを見ずにほとんど言い当てましたからたいしたものです。今回の10種は信長・秀吉・家康など、メジャーな10人の武士の紋でしたから、それほどマニアックな人でなくても分かるとは思いますが(柴田勝家が唯一難問か?)、家紋マニアの卵でしょうか。こういう出会いは嬉しいものです!
木や森のことって対象が大きすぎるので、なるべく具体的な形を見せて話さないと、特に子供たちには理解しズらいのではないのかと思います。環境問題については先生方が教えていただいているでしょうが、『具体的な木のモノ』を見せ、語ることこそが市井の材木屋のつとめ。「となりのトトロ(クスノキ)」や「おじゃる丸と聖徳太子とシェークスピア(イチイ)」、「織田信長と加藤清正(エノキ)」など、アニメや歴史上の人物を引き合いに出しながら、『分かりやすさ』を念頭に話をさせていただいた・・・つもりです。
限られた時間の中でどこまで木の面白さを伝えることが出来たのか自信はありませんが、これから作り始める木工(今年は木のいす)が何だか面白そうって、少しでも思ってくれたらと思います。頭で考えるよりも身近なところで「使ってこそ」木の魅力は伝わるものです。ザラザラした触感が、磨くほどにツルツルになっていく中で、木の面白さは皮膚を通して伝わってくるものだと思います。授業の後から数人の女生徒が寄ってきて、「この家紋マグネットどこで売っているんですか~?」と質問。
おお、嬉しい!やはりここにも歴女がいたか!今回使わせていただいたレジメは、以前大人の方向けの森林講座で使わせていただいたものですが、中学生だから小学生だからといって、侮ってはいけません。噛み砕いて話しさえすれば充分伝わります。場を重ね、分かりやすさと幼稚な言い回しは違う事を学びました。ただそれを実践できる技術が伴っていないのは致命的なのですが・・・。大人が真剣になってこそ、彼らにもその本気度が皮膚感覚で伝わるのではないかと思うのです。お互い学びあい、生涯学習!
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